この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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H澤です。
Part3相当のPWとして奥美濃のみやま谷を遡行してから蕎麦粒山を経て藪こぎに行ってきたので軽く報告します。
1日目。4:00に起床して道の駅から林道終点へ移動。そこから1h30mくらい踏み跡をたどりみやま谷出合へ。この間ヒル地獄。
みやま谷のファーストインプレッションは原生的できれいだなぁ~という感じ。谷は狭いものの明るく、初めは快適なシャワークライムが続きました。
最初のイベント、7m+2段8mは左岸巻き。取り付きの壁が立っていて微妙にいやらしい感じでした。
続いて3段12m。わりと簡単そうでしたが、一応N本をビレイ。実際登ってみると、あぁビレイしてよかった~という感じでした。滝上のTopが見えず、少しザイルワークに手こずったため、40分くらいかかりました。
最後のイベントである2段30m大滝には9:46に到着。下段はホールドは細かいものの傾斜はゆるく、普通に直登。上段はランビレ。左側から登り始め、傾斜の強い中段までに2ピン取り、あとは右にトラバースして落ち口へ。1時間くらいかかりました。
水はわりと上のほうまでありましたが、涸れてからの4L歩荷はきつかった・・・詰めは予想通りの急傾斜くそ藪で非常に体力を使いました。
12:45に蕎麦粒山着。ここで僕の靴の中から前代未聞の巨大ヒルが出てきて鳥肌が立ちました。すぐに焼殺。
山頂からいよいよ藪に突入。藪がかぶっているものの、尾根上には薄い踏み跡がありました。まぁ確信犯的な感じですが。この日は特に難しいところもなく14:36にCS1着。
天気図の前辺りから夕立に見舞われましたが、すぐにまた日が出てきて、藪とは思えないさわやかな感じのキャンプになりました。
翌朝4:43に出発。幸いガスはなし。この後も、というかぶっちゃけ下山地点まで薄い踏み跡は続いてましたが、当然RFポイントの尾根分岐等では藪をこいだり木登りしたりの偵察をしました。
最後の1ピッチは踏み跡が尾根から外れていったので、コンパスに忠実に進みました。まぁ結局下山地点で合流しましたが。
特にRFをミスることもなかったので下山はまさかの7:34。
駐車地でのんびり準備をしてから出発。途中の道の駅で温泉に入り、琵琶湖東回りで帰京しました。
まとめとしては、みやま谷はシャワークライムが楽しい、非常にいい谷でした。僕の奥美濃に対するイメージも結構よくなったと思います。
藪はどちらかといえば稜線上よりも沢中の巻きとか詰めとかの方がしんどかったです。藪としてはちょっと物足りないんじゃないのとか言われそうですが、RFと重装備山行のいい練習にはなったと思います。