この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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沢面OBのMです。海の日に比良・猪谷を遡行してきました。
ワンゲルでもよく行かれる沢なので、最新の状況を軽く報告しておきます。よければ今後の参考に。
猪谷林道をたどり、堰堤をいくつか越えて入渓(9:20)。
第一・第二ゴルジュは特に問題なく、殆どの滝をシャワーで突破。ただ、第二ゴルジュの途中らへんに大きな流木ダム(谷中に流木がごしゃっと詰まり、砂防ダムのようになる)が二箇所出来ていた。堰堤部分の高さは3mほどもあり、上流側は縁まで土砂が溜まっていた。次に大雨が来たら流されるかもしれないので、見たい人はお早めに。
このダムあたりから遡行図がわからなくなり、いつの間にか第三ゴルジュ、核心のねじれ滝7mに着いた。滝の右側から取り付き、一段登ったところで右手の高い位置にホールドがあり、これを掴めばかなり安定する。また新しいハーケンが2~3本あり、ホールド・スタンスに大活躍…っていいのかな?それでもフリーで登るにはかなりきわどく緊張感があり、これだけで大満足だった。
ねじれ滝を越えるとすぐにヒジキ谷出合で(10:30)、左の本谷を進む。いくつか滝を越えると平流になり、左に登山道標識が見えたところで遡行を打ち切り、コメカイ道をたどって地蔵峠に詰め上がった(11:30)。なんと猪谷沿いに林道がここまで伸びており(エアリアに載ってる)、あっさりと下山(12:25)。
シャワーでずぶ濡れになるので、かなり夏向きな沢だと思います(夏以外だと魅力半減?)。行程は短いですが、ピリッとした小滝群を全直登できて爽快&満足間違いなしです。
自分としても登攀の感覚をじっくり確かめられて、夏の山行に向けていいリハビリになったと思います。というか近い世代で猪谷行ってないのは自分だけ?と気になってたのが大きかったりして…