この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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M×10です。14日と15日を使って大峰に縦走に行ってきました。今回は単独行の練習を主目的に、大峰を東から西へと横断するように歩いてきました。両日ともに穏やかな風が吹いていたため、歩いていても常に快適で、この時期にしてはかなりいい条件で登山ができました。
13日の金曜日に血塗られた赤い車で柏木まで送ってもらいました。柏木では住民の迷惑になりにくいところを借りて就寝。星の良く見える穏やかな夜でした。
14日は4時に起床。行者還小屋をとりあえずのテン場と定め、時間に余裕があれば弥山まで行くことにして5時に出発しました。阿弥陀ヶ森までは途中道を間違ったこともあってほぼコースタイムどおり。阿弥陀ヶ森には5月の行方不明者を探している旨の看板が立っており、単独の身としては不安にさせられました。
11:30に大普賢岳に到着、その後も14:07には行者還小屋に到着しました。正直コースタイムはあまり縮まらず、弥山に到着しても5時半近くなることから途中でテントを張ることはほぼ確定的でした。さらにここから先の行程は足にも疲れが出てきてコースタイムもオーバー気味だったので、とぼとぼ歩いて弥山手前の宿場跡近くでテントを張りました。
この時期の日の入りは7時を過ぎることもあって、2~3人の登山客が7時頃にも歩いていましたが、暗くなるのもかまわず歩く勇気はさすがにありませんでしたね。夜はほら貝の音を遠くに聞きながら襲来する鹿と戦っていました。鹿はともかく、行者も夜行性なのか?っと思ったり。
15日は天川川合に降りるだけの行程、この日は曇りだったので弥山に登っても八経ヶ岳はパスしました。弥山から先はさくさく下って10時に下山。もうちょっと時間が遅ければ沢面を待とうかとも思っていましたが、バスが来たのでそのまま帰京しました。
初めての単独行でしたが、ペース配分や水分量など今後の登山の上で参考になる経験を積むことができました。弥山まで1日で行けなかったことは残念でしたが、結構きつめの行程を歩ききることができたので満足です。
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
沢登りと違って縦走なら経験を積むためにもっと単独行を推進してもよかろうなのかもしれませんね。
Posted by N at 2008年06月16日 15:39
お疲れ様。
単独だと、ペース配分以外にも微妙な判断で常に迷いが付きまとうから、なかなか緊張感が有ったのでは?
あれは慣れると楽しいから、たまに行くのは有りだと思うよ。
夏の長期縦走にも挑戦してみたら?
沢の単独はあまりお勧めしないが、と表向きには言っておこう。
Posted by がんも at 2008年06月16日 23:42
お邪魔します。はじめまして。
14日(土)の19時頃に黄色モンベルテント(ストラリッジ?)横を2人で歩いてた者です。梅雨の中休みで穏やかな天気でテン泊にはサイコーやったんではないでしょうか。
稜線は19時でも未だ明るかったんですが、奥駆出合から行者還トンネル西口までは さすがに暗くなり、一応 ヘッデンつけて下山しました。
Posted by Fontaine at 2008年06月17日 01:00
>N&がんもさんへ
単独行は今回のようにテン場の位置なんかも自分の判断で決定していく必要がありましたので、それなりに緊張感がありましたね。あと、野生の動物たちと一対一で対峙したときもかなり緊張しました。とんび(?)がいきなり飛び立ったときは熊かとオモタ。
今回の単独行は夏のアルプス単独行の練習と位置づけていますので、夏はアルプスに行きますよ。その前にPart3レベルの練習もやっておこうかとも思っていますが。
>Fontaineさんへ
無事に下山されたようで何よりです。最初は弥山まで行けると思ってたんですけどね。途中で出会った登山者の人に聞いたところでは行者さんの団体が小屋に泊まっているとのことで、騒がしそうだとも思ってしまったんですよ。結果として一人でテントを張って過ごすことも経験できましたし、良かったと思っています。
Posted by M×10 at 2008年06月17日 06:57