この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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台高山脈全山縦走(PW)
貫徹し、なおかつ無事故で帰宅しました。嬉しいので報告しちゃいます。
CL、食当:I田
SL、装備:M×10
記録、医療、気象、食補、Top:Nざわ
◆Prologue
11月21日(水)
役員会にて。SL1・SL2問題がやはり紛糾する。本当ならば1週間前に紛糾するはずがヒゲ先輩が来臨しなかったのでこの日に。結局、NざわをSLから外し、M×10先輩にSLを一本化するが、NざわはTopとして行動し、無事貫徹すれば今回の山行をSL経験とみなす、的なことに…。(詳しくは議事録をcheck!)そして、レジュメの修正などを経、ようやく審議に通過。ふ~~~っ。
そして、審議が通れば急いで装点、着替え、アプローチ用の2台に分乗。2台の車は別々に出発。奈良健康ランドで待ち合わせ、近くのすき家で夕食。赤い車Partyの二人を置いて出発。一同、高見峠まで行き、M×10カーを放置。一同、赤い車に乗って大台荘へ。到着はなんと26:50。つまり翌日のAM2:50。悪いことをした…。(後日聞くところによると、赤い車Partyは出発を1日遅らせたそうな…)
テントを張って、3:30就寝。
◆台高山脈全山縦走 1日目
11月22日(木) 曇り一時あられ
5:30起床。寝た気がしない。とりあえず激寒です。朝食を摂る(各自)。携帯の電波が通じないので入山前にビジターセンターの公衆電話から留守本のH瀬先輩にTELをするが掛からない。仕方なく山に行っていないであろうK村の携帯に留守録を残しておいた。ここで、壁をよく見ると、マイカー回送というサービスがあることを知る(http://web1.kcn.jp/maika-kaisou/)。これがあったんなら…と、赤い車Partyには悪いことをした感が再来。
7:03出発、7:05入山。
7:32日出ヶ岳到着。美しい朝の光。台高の「台」は制覇したことに。
7:48出発。「ここから立ち入ってはいけません」と書いてあったので入ってはいけないと思い、道がよくわからなかった。だが先輩二人は普通に入っていった。先輩二人は「座りながら入った」のでOKらしい。その辺は、YUTORIな僕には思いつかない考えだった。エアリアにも乗っていない昔の道なのではっきりせず、M×10先輩の力を借りながら進んでいった。
8:21川上辻到着。トイレレスト。8:30出発。
9:01安全橋通過。
9:32~42レスト(大台辻手前)
10:40添谷山到着。すぐ下でレスト(~53)。そのまま進んだら目の前に林道が。RF誤り。上り返して11:11復帰。
その後、RFにかなり苦戦。(途中、11:45に1120mの御座マタ通過。)
12:05引水迫前コル水場マークにて昼食レスト。うどん。作ってる間にI田先輩が水を取りに行っていたが、かなり下まで行かなければ水が無かったようで、うどんはのびのび。13:05出発。
13:28、1118m通過。
13:58~14:19レスト@岩々の間のコル。グロ、ポカリ作り。
時間も時間なのでC.S.地を探す。強風を避けられるよう稜線の南側に探す。15:00、C.S.地確保。
16:00~55天気図。
17:35夕食(キムチチゲ鍋)第1弾。のち、第2弾。~18:40。
酒盛り・翌日の米炊きをして、19:55就寝。
◆台高山脈全山縦走 2日目
11月23日(金) 曇りのち晴れ
4:55起床。
朝食はキムチチゲ鍋第3弾(前日の残り)で温まる。
6:12出発。
6:46、誤って杉又高に登頂してしまう(地形図の1050という字の右のポコ)。朝日が濃い橙色だった…。6:52復帰。
7:27~40、1094手前のヤブを越えた辺りでレスト。
8:36父ヶ谷ノ高到着。
9:17~45水汲みレスト。
人に出会う。
10:46~11:50、昼食レスト。とにかく寒い。ラーメンだが、なかなか水が沸騰しない。「やはり、冬の昼食は行動食にすべきだ…」等と思う。棒ラーメンが水を吸ってドロドロ。
12:02湯谷ノ頭(1060m)通過。
12:34山ノ神ノ頭到着。直前に道標があり、「あ~、引っかかる奴はここで引っかかんにゃろな~(笑)」等と思っていたらまさかの引っかかり。迷い尾根に行ってしまうという失態を犯してしまった。恥ずかしすぎる。というか俺の脳味噌は4KBか!? 12:49復帰。
12:55~13:10コルにてレスト。
13:40頃~ 巻き道を探し始める(難)。先輩方の力を借りながらようやく巻き始める。
14:00どこが合流する尾根かわからず、RFタイム(&指導)。頭がこんがらがる。脳内システムリソースが極端に不足し、思考停止したため、何も考えずとりあえず進んだ(14:07)。
14:28地池越通過。
14:48地池越の次のポコ(地形図上の)到着。14:50~15:15レスト。
15:56~16:23天気図レスト。
進めるだけ進んでいいテン場を探すことに。
16:41、C.S.2予定地手前ポコ(1164m)到着。先輩らRF(~16:44)
。
16:50、C.S.地到着。
C.S.地情報…1164を下りたところにある。広い。平らである。風が少ない。日当たり普通。水場は無い。
夕食はチンジャオニュウロースー。赤いパプリカ使用。まぁGood。
20:52、I田、ふかひれスープの素(翌日の朝食の材料)を入れていないことに気付く。1日目キムチ鍋が余って2日目の朝に使ったからよいものの…
M×10先輩は疲れて食べたらすぐ寝てしまった。
21:00前後、就寝。
◆台高山脈全山縦走 3日目
11月24日(土) 晴れ
5:15起床。
朝食はお茶漬け+高菜漬け。折りしもその時はそろそろお茶漬けにも飽きてきた時だったので、風穴を空けるトッピングであった。
6:35出発。
6:52馬ノ鞍峰到着。セパ脱ぎレスト(~7:01)。
8:01~12、地形図の「高」の字の下の折れ曲がってる所らへんでレスト。さらに、RF。RFにおいて尾根の見方など課題点あり。正しい尾根を発見し、進む(8:25)。
8:30、地形図の「高」の字の直下のコルにて、道標に水場マークあり。
8:57、M×10、地図落とす&拾う。
9:31~45、レス
ト。
10:04弥次平峰到着。写真(~08)。
10:45小尾根に入る。
この辺はヤブヤブしている(枯れていたが)。
11:00~12:05、水汲み&昼食レスト。スパゲティーを作る。ツナソース&たらこは美味しかった。風が吹き始める。
12:16、1258m通過。
12:25尾根軽くミスる。
13:00~12ホウキガ峰にてレスト。
13:43~49池木屋山到着。
14:10~20レスト。
14:30霧降山到着。展望良好。
14:38奥ノ平峰通過。
14:53千里峰通過。
15:12~23赤マタ山でレスト。
15:52~16:20天気図レ
スト。
16:43C.S.地決定。C.S.地は千石山手前の広く緩やかなルンゼにある平地。(水場はあったが、結局最後まで給水せず。)テン場向上作戦により、石をどけたりした。
17:30~夕食作り開始。豚汁。C.S.1で使うはずだったネギを投入。ペミ油でギトギトだったが、かえって豚汁らしくなった。味は最高。最後の泊となったので、ウィスキーに手を出す。調子が上がってきたM×10先輩も飲んだ(また途中で寝たが)。
20:55就寝。
◆台高山脈全山縦走 4日目
11月25日(日) 晴れ
5:15起床。朝食はお茶漬け+きゅうり漬け。
6:35出発。
6:56~7:03千石山頂上手前でセパ脱ぎレスト。
7:08千石山通過。
7:27瀬戸越通過。
7:36笹ヶ峰通過。笹は非常に背が低く、カワイイものであった。この辺から残雪が現れ始める。
8:05明神岳到着。レスト適時だったので、近くの社(穂高明神)で休もうという事になったが、社が見つからず、明神平まで行くことに。人と出会う。
8:27~45明神平のベンチでレスト。目の前にあしび山荘がある。人と出会う。
9:01水無山通過。水は無いが雪はあった。
9:20国見山到着。
9:32~45馬カケ場でグロレスト。
9:55馬駈ヶ辻通過。
9:59、I田、足を攣る!?
10:05赤ゾレ山を臨む巻き道。
人と出会う。
10:10、RF。巻き道に入るところで。「このテープが信頼できるんかなぁ…」と悩んだが、自分の判断で
進んだ。
10:26~40伊勢辻山にてレスト。本当は巻くはずだったがなぜか辿り着いてしまった。後でエアリアを見たら、登山道は稜線と交差していて頂上を通ることになっていた。人と出会う。国見山のことについて聞かれた。
10:45伊勢辻通過。
10:52人と出会う。
11:01地蔵谷ノ頭・池ノタワ通過。道標で「ワ」が「ク」になっていた。
11:05人と出会う。この辺りから植林ばかり。「台高の北部の山らしさ」を満喫する。
11:11ハンシ山通過。
11:25ハッピノタワ通過。ハッピ…ではなく、毛布があった(何故に!?)。またしても「ワ」が「ク」に。
この辺から巻くはずだったが、巻き道に入る所がわからず、めんどくさいので稜線を行った。
11:42~12:04南タワで昼食レスト。
「雲ヶ瀬山」が「雲ケセ山」になっていて少し笑った。
12:19スネ毛の木発見。
12:21カモシカの死体。熊に内臓をきれいに食われていた。私は一瞬見てしまったが、忌避した。
12:27雲ヶ瀬山到着。
12:57、林道に下りず最後まで稜線を行くべしとの指令されていたので、RFに悩んでいたら、結局RF指導を受けた。
13:07高見峠到着。ザックを背負って台高を完走することに意義があると思っていたのでザックありでピストンしたかったが、先輩らは車に荷物を置いていた。私は若気の至りと意地でザックを背負って登ることにした。とりあえずレストを取った(13:09
この記事へのコメント
台高全山縦走ほんとにお疲れさん。
でも登り返さずのトラバースは地獄への入り口になりかねんので、若気の至りでももうやっちゃだめだよ。
Posted by 雀鬼ひろゆき at 2007年11月26日 13:33
わかりました。サボり癖があるんですが山では危険なので辛抱します。
Posted by Nざわ at 2007年11月26日 14:08
お疲れさま。
ルーファイの良い練習になったみたいだな。
役員会での報告,楽しみにしてるよ。
カモシカの死体の写真があったら見せて。
Posted by がんも at 2007年11月26日 19:55
お疲れさん。合宿中どうなっているか結構気になってたんで貫徹できて何よりだ。
写真を見るとあったかそうで羨ましい。こっちは・・・
Posted by 赤い車 at 2007年11月26日 21:27
>がんも氏
とりあえずRFはしまくりましたよ、ヤブの時の200倍は。死体写真はグロすぎるので撮ってません。勘弁して下さい。
>赤い車氏
こっちも気になってました。2日目までかなり風があり寒かったんですが、後半は概ね暖かく、最終日などは汗ばむ陽気になりました。とりあえず、正式な合宿なのに迷惑かけてすいません。
Posted by Nざわ at 2007年11月26日 22:58
~24)。
14:00高見山到着。展望台でレスト。ふっ…と緊張が抜け、足から力が抜け、微震していた。いわゆるアレである。程よく休んでから記念写真撮影。
14:30高見山を出発。
14:50高見峠に「下山」。
高見峠の階段のところで清掃をしていたおじさんが我々の台高縦走について知ると、次は大峯奥駈道全山だな、とか色々話をしてくれた。○△会の人らしい。
その後、温泉に入り、奈良の焼肉屋で打ち上げをして帰りました。途中で少し運転したが、危険運転と見なされた。
台高の南半分はRF難地点がかなり多く、苦戦した。今回、沢面に入った弊害も利点もあることがわかった。「道でないところが道に見えてしまう病」や「迷い尾根に入って戻る時についトラバースをしてしまう病」など。縦走なのだからわかりやすい道を探し、傾斜などに違和感を感じたらすぐRFする、といった対策が必要だと思う。ともかく、99.9%をTopで行ったことは、SL経験1回分に相当すると思う。
やはりこれぐらいしないと縦走!って感じがしない。その分1回1回が大変な計画になるのだが、それはそれで楽しい。大峯奥駈道全山はいつか行ってみたいが、大峰は部分的に行ったことがあるので、その前にあまり経験の無いアルプスのどこかで大掛かりな縦走をやってみたい。