この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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ふ印良品です。
ここへの書き込みは初になります。
白山へ個人山行に行ってきたので報告を。
9月7日(金)
新人のSとBOXで待ち合わせ、一緒に行く。Sのザックについている箱が
気になったが、バスの時間も無いのでそのまま出発。このとき突っ
込んでおけば良かった。電車では特にトラブルも無く、金沢に到着し
HとFと合流。金沢まで乗り換え2回でいけるとは便利になったものだ。
Sは駅寝を想定していなかったらしい。ここでザックの底についている
箱には予備食が入っていることが判明。いろいろ意思疎通の不備を感じつつ就寝。
9月8日(土)
朝食を食べてバスに乗り、別当出合へ。天気は昨夜から引き続き曇り時々雨。
水を汲み、準備体操をし、登山者名簿に名前を書いて出発。吊橋を渡り、登り
始める。あー、この辺の記憶あんまり無いや。とにかくC.L.一人だけ置いて
いかれながらずっと登り、霧の南竜に到着。テントの中でのんびりしてたら
聞き覚えのある声がして、金沢組がご到着。Sに盛んに予備食を押し付けることを
勧めたが、妙な自信を見せて結局最後まで運ぶことになった。
夕方にはわりといい天気になり、なかなかの日の入りを見ることが出来た。一旦
雲に沈んだ夕日が雲の下から出てくるという珍しいものも見せてもらった。寝る
直前には久々の星空を見ることが出来た。
9月9日(日)
朝はそれなりに晴れ。室堂まではトンビ岩コースを行く。途中からガスが湧き出し、
室堂に付いたころにはかなり濃く、建物の配置も分からないほどになっていた。
水を汲んで御前峰に向けて出発したところで金沢組に追いつかれる。40分弱で山頂
に到着。頂上は暴風で一面の白世界。さすがは白山だ。けっ。せっかく用意してきた
ムスカ大佐の名言もむなしく響いた。ここで金沢組と別れる。下っていっても相変わ
らず風は強く、ガスの中で寒い。そんな天気なので大汝峰ピストンはカット。中宮道
に入り、高度を下げていくとガスから抜けた。上のほうはまだガスの中。そういえば
今回は剣ヶ峰の姿を見ていない。少々岩場もあってアップダウンを繰り返し、しんどい
下りを終えるとゴマ平避難小屋が突如出現。木の匂いがするかなり綺麗な小屋。2階
にはガソリンやガスコンロなども置いてあった。夕飯を食べ、焼酎を飲みつつ、
文系理系談義をして就寝。
9月10日(月)
4時起床。起きる前から降っていた雨は、時折弱まるものの結局ずっと降っていた。
まだ少々暗いうちから出発。最初の1ピッチはコースタイムを少々オーバーして沢に
到着。鉄の橋がかかっている。昨日から結構雨が降り続いているが、ここが渡れなく
なる事はなさそうだ。次のピッチは快適な尾根を行き、コースタイムより早く妙法山
に到着。なーんの展望も無い。山頂近くの登りはちょっとした岩場。しばらくアップ
ダウンを繰り返す。晴れていれば結構楽しかったかもしれない。三方岩岳はもちろん
カット。鶴平新道を下り始める。はじめはやせ尾根で結構危険。1時間ほど下ると
歩きやすい道になる。そんな道が続いて車道に到着。すぐそこに茅葺屋根の家が
一軒あり、達成感を与えてくれた。ここから白川郷まで徒歩1時間。疲れた足に
アスファルトの硬い道は結構堪えた。
設定した下山地点から10分ほどで温泉施設の「白川郷の湯」に到着。露天風呂、
サウナ、水風呂完備。バスの時間まで少々あるので、ここで食事をして打ち上げ。
バス停まで15分ほど歩き、バスでJR岐阜まで出、無事に帰京。
C.L.にとっては1年近いブランクを挟んでの山行だった。結局最初から最後まで
登りはついていけなかったのは情けない。それにしても新人のSは、さらに長い
ブランク、やたら不安定で重いザック、最初から2泊3日の行程にもかかわらず、
よく耐えてくれたと思う。お疲れさんでした。
それにしても白山の北の方は人がいないな。
この記事へのコメント
天気はやっぱり悪かったか…
展望が無かったのは残念だったね。
しかし,新人はなかなか頑張ってるなぁ。
良い経験になったことでしょう。
ご苦労様でした。
Posted by がんも at 2007年09月12日 18:37