この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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沢リーダーI田です。土曜に沢part1で恒例のヘク谷に行ってきました。
前日の低気圧による雨で、顧問のH澤先輩が「いつもの水量二倍」というほど増水。おそらくKUWVで五本の指に入るぐらいの水量のヘク谷遡行となった。普段はらくな安曇川の徒渉も腰近くまで浸かる。先行き不安なスタートであった。
まず2条8mで問題発生。ザイルをセットするためにTopのK村君と顧問のH澤先輩が先に登ったが、なんとH澤先輩が滑落、4mほど下の釜に落ちた。受身を取りながらザックから落ちたので、右腕を多少痛めるだけで済んだようだが、危うく大ケガ、撤退騒ぎになるところであった。新入生も水流に苦労していたがトップロープで何とか突破。
つぎのお釜の滝は大事を取ってランビレをカット。新人はトップロープ。2条8m滝とともに全身ずぶ濡れになるシャワークライムになってしまった。
いつも補助ザイルで確保する2条12m滝はいつも支点にしている木が倒れていた(おそらく昨日の大雨によるもの)ので巻くことに。そこそこ高度感のある巻き。
樋状5mは水量が多いのでへつらず右を登ることにした。すると滝つぼに今にも落ちそうな鳥のヒナを発見。救出を試みようとするが、ヒナが力尽き、滝つぼに落ちてしまった。もう助からないかと思ったがH澤先輩がなんとか水の中からすくいあげ、滝上で放した。親鳥にうまく発見してもらえるといいが。
植林小屋で昼食後、赤茶の滝の上流にある岩壁でランビレ。KUWVでここでランビレするのは初めてだったが、ハーケンも打て、上回生が一緒に登りながら指導できるのでコンピラより良いランビレ練習場だと思う。これから有効活用してもらいたい。
そのまま小女郎ヶ池までつめあがり、稜線を歩いて蓬莱のワンゲル小屋に到着、山行終了とした。そのまま新歓コンパに移行。
いろいろあってなかなか大変なヘクだった。増水していても上回生にとってはたいしたことがなかったかもしれないが、新人2人には怖い思いをさせてしまったかもしれない。そこのところは反省しておきたい。今回の教訓はヘクだからといって油断をしてはならないということである。
この記事へのコメント
なんか前々回の減九でも、同じような教訓を味わっていたような...。
まあ初心忘れるべからずということですな。(平澤はラスト落ちて引退か、まあこれからP.W.か個人山行で汚名挽回してください)
Posted by 雀鬼ひろゆき at 2007年05月28日 13:31
平澤が無双の名を失うのはまさにこの日である、て感じか。また頑張って名誉返上しとけよ。
Posted by 茸清玄 at 2007年05月28日 18:04
失態であった。
まぁいつか『誰にも平澤を嘲笑うことは不可能であった』と言ってもらえる様になります。
Posted by がんも at 2007年05月28日 18:41
茸は分かっててやってるんだろうけど、このままにしといてうちが日本語力の足りない部だと思われるのも嫌なので一応ツッコんだ、ということでひとつ。
その他2名については………フォロー無しで。
Posted by 赤い車 at 2007年05月28日 23:06