この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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がんもです。沢合宿パート1、華麗にエスケープ下山いたしました。事の顛末はこんな感じ。
まず初日は予定通りに行けました。干潟を歩いて、
ピナイサーラの滝を見て、CS1にて行動終了。
その後、水汲みを兼ねてヒナイ川で海老を取ったりしてました。
ここまでは良かったんですが…
その晩、激しい雨が降り続き、2日目のヒナイ川は水量が3倍以上になってました。
何とかそれでも遡行はできそうだったので突っ込みましたが、通常なら歩いて
通過可能なところで高巻きをしたり、泳いだり… 雨で辺りはぬるぬるで、かなり大変でした。
分水嶺で軽く道を間違えたこともあり、結局CS2には到達できず、途中の沢沿いで泊まりました。
その晩みなで話し合い、三日目は行沈してCS2を目指すことにしたんですが、
その夜も雨が降ったので、三日目の朝予定を変更して、完沈することに。テントの中でトランプ三昧でした。
三日目は一日曇で、沢の水も順調に減りました(それでもかなり多めでしたが)。
そこで四日目は前進してCS3の展望台を目指し、五日目にエスケープ下山することにしました。
四日目、この日も大変でした。最初のイタジキ川はさして問題なかったんですが、イタジキ川本流はやはり増水したまま。
最初の瀞を30mほど泳いで突破し、そこから先は延々巻きの連続でした。
そしていよいよマヤグスク滝に到着したんですが・・・
例年空中懸垂をしていた岩棚の先端部に近づいてみると、巨大な崩壊が。先端部までいけませんでした。
やむなく少し手前から懸垂下降したんですが、ザイルの長さが少し足りず、最後は3メートルほどジャンプして何とか着地。
かなり緊迫した場面となってしまいました。ここは楽しい場面になるはずだったのに…
そこから先はがんばって登山道を歩き、夕方6時くらいに展望台に着きました。
久々に乾いた場所に着いたので、荷物を広げて就寝。翌朝には乾いているだろうと。
で、翌朝。強い風に乗って雨が吹き込み、広げた荷物がすべてびしょぬれ。
最後の最後で一気にテンションが下がりました。
濡れた荷物をザックにつめ、さっさと遊覧船乗り場にエスケープ下山。
そこから船、バスと乗り継ぎ、のはら荘に到着しました。
今回の合宿パート1では、見事に西表の裏の顔を見ることができました。表の顔が見たかったんですが。
西表に牙をむかれた気分です。パート2ではせめて晴れてほしい…
では最後に、面子2人の感想を。
K村:激しい山行でした。貫徹できなかったのは少し残念ですが、来年またチャレンジしたいと思います。
I田:懸垂下降で降りていって下に届いてないのがわかったとき、ホントどうなるかと思いました。
何とかギリギリ突破することができてよかったです。
この記事だけでは語りきれないほどいろいろなことがあったので、報告で詳しく話したいと思います。
この記事へのコメント
お疲れ。かなり危機一髪だったようで。
沢の前半から裏の顔を見ることになるとは。マヤグスクは残念だ。来年どうするかな…
天候は厳しそうだが、海岸では精一杯楽しんできてくれ。
Posted by 茸屋 at 2007年03月11日 16:59
懸垂下降からジャンプとはなかなかアクロバティックなことをやりましたね。これが空中懸垂からジャンプだったら…、無事に帰ってこれたのでしょうか?
今天気予報を見ましたけれど、来週1週間はぐずついた天気が続きそうです。でも、海岸はいつも暑すぎるぐらいでしょうから逆にぐずついてるぐらいでちょうどいいのかも。逆境をはねかえすぐらいの気持ちで行ってらっしゃい。
Posted by M×10 at 2007年03月11日 21:46
撤退か。
俺の合流はどうしたもんかな。
それにしてもマヤグスクで懸垂下降ならほとんど空中懸垂だったのでは? まあ無事戻ってきてなによりです。
電波の届くところに出たらメールで連絡よろしく。
Posted by 雀鬼ひろゆき at 2007年03月11日 22:25