この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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3回のMです。
同回のN氏とY氏と共に北海道の大雪山を3泊4日で縦走してきました。
天候は散々でしたが、本州では見られない地形も多く、
メンバーとの会話も弾み(?)、山行自体はとても楽しかったです。
以下は行程と感想です。
詳しい記録は、きっと記録魔の髭男が作ってくれるでしょう。
入山以前(25日~27日)
25日朝、上野駅に集合して18切符の旅に出発。
途中青森で駅寝をし、2日目に北海道入りを果たす。
その後、函館を見物すると言うN氏と別れ、
Y氏と2人で旭川駅まで移動し、駅寝をした。ここはなかなか快適。
27日の午前中にN氏と再び合流し、買出しを行っていたところ、
近くの量販店で古本市をやっていたので、10冊ほど買い込む。幸せなり。
この日は入山口付近のユースホステル白樺荘に宿泊した。
値段はユースにしては若干高い気がしたが、
とにかく快適で感じの良いところで、温泉は気持ちがよく、
夕食が美味しくボリュームもあったので大満足だった。
1日目
朝一のロープウェイで旭日岳の中腹まで上がり、登山を開始。
最初は隊列を組んでいたいが、途中から各自が(というか俺が)、
自分勝手な速度で登りだしたので、山頂まではバラバラの行動となった。
山頂には2時間ほどで辿り着いたが、広大な大雪の山々が遠くまで見渡せ、
とても気持ちがよかった。
その後、ピストンで俺が1人パーティーから離脱し、
タイムトライアルに挑戦するといった場面もあったが、
基本的には3人一緒に順調に進み、白雲小屋に泊まった。
2日目
この日の午前中はずっとガスの中。
五色岳の山頂付近から若干晴れ間が覗いたが、
いつになっても今ひとつパッとしない天気だった。
宿泊予定地のヒサゴ沼まで、ただただ歩き続ける。
3日目
この日は、百名山であるトムラウシ山までピストンをかけるだけ。
荷物も軽くコースタイムも短いので楽なはずだったが、
悪天候に苦しめられる羽目となった。
2ピッチ目あたりから振り出した雨は、次第に強さを増し、
山頂付近の岩場を登っていると、近くに雷鳴が響き渡った。
雷が怖いので山頂では写真だけを撮り、
激しい霙に打ち付けられながら、逃げるように山を去った。
天気がよければ素晴らしい展望が望めたであろうだけに残念だ。
小屋に帰る途中で、紅葉をはじめたイワイチョウの、
鮮やかな黄色を見られたのがせめてもの救いである。
4日目
この日は下山するだけで、もともと大した展望は期待していなかったが、
それでもガスが出ているのには気分が萎えた。
前日の雨のせいで、路が沼のようになっている箇所も多く、
深さ20cmはあろう水溜りの中をジャブジャブと進んだのだが、
いつの間にかこれが快感になってきたのは不思議である。
昼過ぎに天人峡温泉に下山し、温泉につかった。
その後、N氏とY氏は宿泊前に泊まったユースに、
俺は旭川駅に移動する形で解散となった。