はーい、山を愛するみんなたちさま、ご機嫌麗しゅう〜。京大ワンゲル3回、今期もCLを務めているO﨑です!今回はpartyの“1回生を連れての”2泊3日として白馬岳に行ってきました!天候不良で行程の変更を強いられましたが、1回生達にはよい経験になったのではないかと思います。
日程:9/12(土)-14(月)
メンバー:O﨑(CL/医療/記録)、M田(SL/気象)、U中(食当)、M沢(装備)
概念図は左図の通り
CTはDay1が6:31、Day2が6:53、Day3が8:03
天気図はおーんといった感じだが、windyは晴れorガス模様(夕立除く)、てんくらも局所的にAで、これ以上の好天を1週間以内に見込めないため決行を決めた。
CLは鈍行で名古屋、そこから特急しなので長野へ。行きの地下鉄で先週白馬に行こうとしたが雨で断念し、今週穂高に行くという方に話しかけられた。大垣でM田と、名古屋でU中と合流した。寝不足のCLは今夏4度目のしなのの3時間を全て睡眠に費やした。京都は秋の気配が出てきたが、長野はまだまだ暑かった。長野で新幹線で来たM沢と合流し、14時のバスに乗り込んだ。路線バス扱いだが形は高速バス、栂池行きはチケット売り場では買えず車内で払った。車内は満席、スノーシーズンより混んでるんだが。15時半に栂池高原に着き、ゴンドラに乗り込む。M田は高校山岳部のスキーで栂池に来ていたらしい。その後、ロープウェイの最終便で栂池ヒュッテに上がった。
栂池ヒュッテは山小屋というよりもはやホテル。学生証の提示で3000円引きになった。部屋は和室にふかふかの布団が敷いてあり、お風呂もあり、コンセントやゴミ箱も完備。ないものはWi-Fiくらい。人は恵まれた環境にいると贅沢になってしまう。着いたのが17時前だったので、部屋に荷物を置いて炊事へ。火は外のベンチで使うようにとのことだったが、食べるのは中のラウンジを使わせてもらった。外の蛇口で洗い物もしていいらしい。この日はペッパーライス。CLは白峰三山でも食べたが、これの美味しいこと美味しいこと。米も問題なかった。しかし、たくさん食べる人がおらず、苦労した。カー◯ィK村が必要。夕食後はお風呂!!山小屋で風呂に入れるのは幸せだねぇ〜。心身を癒し、布団に入った。
4:00 起床
荷物を整えて昨日炊事した場所へ。ガスが濃く、小雨が降っていた。一応、軒下で濡れない場所があったのでそこで棒ラーメンを作る。たくさん食べる人がいなかったので、3束にした。0付環境が良すぎて山行が鬱……。途中でガスが切れたり、お湯が沸かなかったりして少し遅くなってしまった。
5:03 栂池ヒュッテ 出発
かなり明るかったが、ヘッドライトは一応つけて出発。小雨が降ってるような降ってないようなといった感じだったが、ガスは晴れていた。朝日も見れて期待が高まる。雨が止んだ後もセパを着ていて暑かったのでかなりすぐに服脱ぎレストを取った。山の上の方はガスがかかっていたが、北アルプス北部らしい景色が入山時点から見られており、満足感は高かった(どこかの南アルプスとは大違い)。栂池から天狗原の道は水が流れて川のようになっており、時々水深が深くて注意が必要だった。
6:06 天狗原
木道が通っている湿原で、山の景色も相まって立山の弥陀ヶ原〜室堂間のような場所だった。ベンチがあったのでレストを取ったが、レスト中に雨が降り出したので、セパを着てザックカバーをつけた。だがレスト終わりには止んでしまった。キレそう。ここから白馬乗鞍への道は岩々した急登で、かなりしんどかった。急なだけならまだしも(嫌だけど)、滑ると大怪我しそうなのに雨か露かで濡れている。SKK partyはよくここを下ったなぁ〜と思いつつよじ登った。M沢が一度かなり滑っておりヒヤリとした。だが、振り返ると天狗原が朝日に照らされて光っており良い景色、上を見ると青空が見えており気分は上々だった。
7:16 白馬乗鞍岳
山頂にはデカケルンがあり、先を見ると小蓮華へ続く稜線が見通せた。ここからも先程と同じく岩々した道。滑りやすさに気を使う必要がありストレスが溜まる。CLは一度滑ってハイマツに突っ込んでしまった。少し歩くと白馬大池小屋が見えてくる。大きな池、赤い小屋、黄色やオレンジの花畑はさながら西洋の山のようだった。大池小屋からは歩きやすい普通の(?)山道に変わる。道中、ロクでもない鳥ことライチョウを見た。もう見すぎてなにも興奮しないどころか、ガスが出るか天気が悪くなりそうだなぁという感想しかなかった。もうガスってるけど。
8:32 船越ノ頭
ガスってはいたが、ガスの切れ間から雲海が見られた。大池も遠くにチラッと見えた。行く先は、、、ガスっていた…。とはいえ、さっきよりは歩きやすいのでゆっくり進む。剱岳の疲れが抜けていないCLとM田は少しキツかったが、1回生2人は元気そうだった。
9:25 小蓮華岳
ここは完全にガスの中だった。せっかくの百高山なのになにも見えず…。レストを取って先に進む。この先ではずっと就活の話をしていた。鬱。一度読図クイズを出したが、CLの読図方法が批判に晒された。え〜ずっとこのやり方で上手く読図してきたんだけどなぁ〜。
10:16 三国境
後立山の稜線上に出た。ガスってはいたが、ところどころガスの切れ目があり、朝日雪倉の方がいかにも北アルプス北部!といった感じに美しく映えていた。ここから白馬岳まではかなりのガレ場で面倒だった。
10:57 白馬岳
ガスで何も見えなかったが、日が差しており明るく、時折青空も見えた。初めて知ったが、白馬が後立山最高峰らしい。山頂でレストしつつ、集合写真を撮ろうとしたが、外国人集団が山頂標識周辺を占拠しており、なかなか写真が撮れなかった。なんか逆立ちしてる人もいたな。撮ってくれそうな人がいなかったので、CLが自撮り集合写真に挑戦した。まあ九重よりは上手くなってた、かな??
11:34 白馬山荘
流石800人収容、どこまで続いてるんだ?といった大規模山荘だった。時間も余裕しかないので、ここで昼食。グッズを買い、SKK partyにおススメされた山賊焼バーガーをいただいた。そのおススメに違わずとても美味しかった。M沢は何も食べてなかったんだが、それでええんか。45分ほど滞在して出発した。
12:36 白馬頂上宿舎テント場
昼食時間抜き、レスト込みでCTちょい押しくらい。受付の方は前にも京大ワンゲルが来たことを覚えていらっしゃるようだった。やっぱり京大ワンゲルが名前として覚えられていると嬉しいね。稜線上はそうでもなかったのだが、テント場はやたらマジで風が強い。そしてペグも刺さらない。ペグをどうにか刺したり、張り綱には岩を使ったりしたが、前室部分だけはどうにもならなかったので、ペグを通すフックに細引をくくりつけ、それに岩を通して確保した。こういうのをやると、ロープワークも多少は知っといた方がいいなぁと思ったり。中高山岳部時代に教わったのに忘れちゃった……。あまりの風の強さに、ベンチレーションが勝手に内側に入ったりした。テントを組み立てた後はゴロゴロしたり寝たりしていた。電波はテント場では入らなかったが、白馬山荘の方に2分ほど歩くと入った。16時頃にガスが晴れ、稜線上から白馬鑓〜杓子〜白馬〜雪倉朝日や旭岳、剣立山が見渡せた。本山行のハイライトである。
前室も岩で固定
白馬岳
旭岳と雪倉朝日
雲の中にうっすら剱岳
17時過ぎからの天気図は、M田とまだ規定枚数を描き終えていないU中に描いてもらった。部のラジオは電波が入らなかったが、CLの私物ラジオは電波良好だった。この部マトモなラジオは何個あるのやら。気象通報前のプロ野球中継で阪神が巨人に負けててガチ鬱だった。炊事はCLとM沢で行った。CLは米炊きにはほぼ初挑戦だった。この人は2年半何をしていたんですかね?途中怪しい雰囲気もあったがなんとか完璧に作れた。肉じゃがの方はジャガイモとにんじんが煮えるのに時間がかかったが、色んな調味料を持ってきてくれたこともあり、味はとても美味しかった。が、量の多さにより前日より一段と苦しかった。カ◯ビィK村助けてくれ…。CLもM田も秘密兵器を持ってきたが、食べる気も起きず、翌日の行動食として配布することになった。天気図は見るからに簡単そうで、M田はサクッと終わらせていたし、U中も頑張っていた。天気図のフィードバックをした後就寝。
4:30 起床
この日はテントの撤収もなく朝食に火を使わないこと、濃いガスが予想され明るくなってから行動したいことから4時半起床。夜中はずっと風が強く、CL含め寝れなかった人もいたようだ。食パンを口に詰め込み外に出ると、濃いガスと爆風。そして何より寒かった。う〜んといった感じで、一旦明るくなるのを待った。
5:13 白馬頂上宿舎テント場 出発
ガスで何も見えないが、明るくなると視界はかなり効いた。風はテント場が特に強いようで、稜線上も強くはあるが行動はできるくらいだったので出発。登り初めてすぐに中国人に「蓮華温泉は白馬岳を越えて行くので合ってますか?」と聞かれた。いやそうではあるが。そんなんで大丈夫なんかいな。
5:24 白馬山荘
M沢がトイレに行った。白馬山荘がデカすぎてトイレが遠く、時間がかかっていた。こうなるからテント場で行っておいてくれ。
5:53 白馬岳
昨日よりも一段とガスが濃く、本当に何も見えなかった。スルーして下り始めるが、風が強くなってきていた。
6:17 三国境
風が強く、引き返しを決定した。ガスが濃くこのまま進んでも何も期待できないこと、何より現在でとても風が強いのに翌日はさらに強まる予報であり、翌日の稜線上での行動が危険(しかもCT的に真っ暗の時間に出発する必要がある)であることから、この日の雪倉岳ピストンを諦め、早めに稜線から下りることにした。白馬頂上宿舎に帰る時の方が明らかに風が強かった。
7:03 白馬岳
ここは再びスルー。白馬山荘に立ち寄り、レストランのベンチで白馬鑓温泉小屋テント場の予約を行った。杓子岳と小蓮華岳の風が同一であり、それなら早く稜線から下りられる鑓温泉に下山することにしたからである。
7:30 白馬頂上宿舎テント場
とりあえず帰ってきた。爆風が吹き荒れていたが、どうにかテントを片付ける。なんとか物が飛ばされずに済んだようだった。
8:11 白馬頂上宿舎テント場 出発
白馬岳周辺よりも、杓子岳〜白馬鑓に向かう稜線の方がかなり、いやとても風が強かった。丸山を過ぎた辺りで歩行に支障が出るほど風が強く、一度風が弱いところまで引き返して行動を再検討したが、栂池に進んでも長いだけ、戻っても明日はさらに悪化する、ということで進むことにした。昨年某白峰三山から脱出する時、当時のCLのK浦は、あまりの暴風に構わず進み続けるSL(僕のことです)を止めて引き返そうもしたらしいが、その気持ちがようやく分かった。
あまり覚えていないが、とにかく爆風濃霧の中を歩き続けた。M田はYAMAPの位置情報がおかしいとかで大変そうだった。この風の中で杓子岳と白馬鑓ヶ岳に登るのは厳しいと思い、超不安定な電波の中どうにか留守本に連絡してトラバースすることにした(CLの激安docomoでは、1本は立っていることが多いが使えるかは微妙、LINE通話や電話は高頻度で途切れ、メッセージはなんとか送れた)。ところどころ風の弱いところでレストの提案をしたがいらないとのことだったので2時間ノーレストで歩いた。CLは時々腰ベルトに忍ばせたウィダーを飲んでいた(Chamさんいつもありがとう)。白馬鑓付近の激ガレ場がかなりしんどかった。
10:10 鑓温泉分岐
試練の2時間を終えて稜線から下りることができた。分岐のところで、中国人集団にはぐれた3人を見ていないかと聞かれた。いや知らんが。大丈夫なのだろうか。その集団はしばらくした後に下りて行った。ホンマに大丈夫なんか?稜線から30mほど下りるともう風はなかったので長めにレストを取った。硫黄の匂いがしていた。
しばらく下りるとガスも晴れてきた。が、下の方はガスっていた。山頂はガス・山腹は晴れ・山麓はガスである。山頂は晴れ・山腹はガス・山麓は晴れとかぬかしている山岳気象大全は嘘をついていると恨んだ。さらに下りると鎖場があるが、これが想定よりはるかに長かった。6-7ヶ所はあっただろうか。しかも、岩が濡れているせいで難しい。1週間前に剱岳に登頂したCLとM田も認める難易度だった(※もちろん剱の方が難しい)。なんか次の足場見えないとことかあったし。だが、U中は金峰瑞牆の効果なのかスタスタ下りれており、M沢もより安全な方法で上手く下ることができていた(M沢は慎重なのはいいことだけど慎重すぎるかも)。あとは、ガチ滑る廃階段や2回の渡渉地点を越えて鑓温泉小屋へ。
12:02 白馬鑓温泉小屋 CS2
さて、テント場についたがこれからどうするか。残りCT3.5なので下山できなくはなかったが、CT通りでも15時半〜16時。爆風を2時間歩いた疲れもありる中、今後ペースダウンするとさらに遅くなるし、何よりU中がキツそうだということで今日はここに泊まることにした。1人1泊4500円。高すぎやしないかい…?同じ温泉付きテント場の九重(合計1300円)を見習って欲しい。白馬山域はジュースとかの物価も高いし…。電波は良好。とりあえずテントを設営。昨日と違って風もなく、ペグも刺さりやすいが、テントサイトの一区画が4テンには少し狭かった。6テンとか無理じゃない…?設営後は人が少なくなるを待って温泉へ!熱めのお湯の露天風呂で眺めもよく、とてもいい温泉だった。結構長い時間入っていた。これは4500円の価値が、う〜ん、それでも高すぎるかなぁ…。温泉に入った後、CLとM田は小屋で課金して駄弁っていた。少し夕立が降ったがすぐ止んだ。
17時前から夕食準備。天気図は大相撲で時間が遅かったので諦め。この日はパスタを茹でてソースを入れ、ツナ缶を投入するだけだったのですぐにできた。失敗のしようがない美味しさだった。この日は苦しむことなく完食。夕食後は合宿をどうしようなぁと考えつつ、今後のワンゲルの未来を案じつつ、20時前には寝ていた。
4:30 起床
温泉が10時からしか開かないので、9時に下山すべく4時半起床5時半出発。この日はものすごく寝られた。起きてもまだ眠く、寝ぼけた結果カップ麺の湯沸かしをテント内でやっていいと言ってしまった。始めちゃったものは仕方なくお湯を沸かしてカップ麺をかき込み、テントの外へ出る。初日もそうだったが、1回生2人は少し遅いので頑張ってください。というかこのCL全然速くないんだから、僕より遅いのはちょい危機感持ってね。外に出るとちょうど日の出を迎えており、日の出と雲海、それに照らされる小屋と山で美しい景色だった。
5:37 白馬鑓温泉小屋 出発
1時間をほんのり過ぎるくらいで準備は終わったが、その後CLがタクシーを呼んだため、少し遅くなった。ザック込み4人で通常タクシーで行けるか聞いたところ、「トランクが閉まらなくてもいいから大丈夫」と言われた(ホンマか??)。出発してからは特になに何もなくひたすら下って…いや、割と平坦な道を歩いていく。一度服脱ぎレストを取ったことくらいしか書くことがない。下りる途中も朝の太陽に照らされる小屋が見えたのがよかった。そういえば登山道が川のようになっているところもあった。
7:10 小日向のコル
レスト兼読図クイズを行った。前日にCLとM田が目をつけていた読図ポイントだったが、地形が見えないため「小日向のコル」の看板がないと分からなかったと思う。ここからは杓子岳・白馬鑓ヶ岳・天狗の頭が見えた。唐松は木の影からギリギリ見えた。あとはひたすら下った。CLとM沢がアニメの話で盛り上がっていたが、話がちょうどエ◯ゲの話になったところで人とすれ違って気まずかった。どうやら、前日に白馬岩岳の方で50kmのトレラン大会が行われていたようで、その参加者が温泉目当てに登って来ているようだった。マジすごすぎ、どうなっとんねん。途中のレストで昨日忘れていた秘密兵器を開封した。
Day1に歩いた小日向の稜線
8:54 猿倉 下山
終盤にスピードアップした。下山直前に、CLがいつもの如く右足首をかなり捻ってしまったが、下山した方が速いのでそのまま下りた。テーピングをしていたので助かったが、最後の最後で油断しました、ごめんなさい。タクシーを「猿倉」に呼んでおり、猿倉荘前と臨時駐車場(※正規駐車場は閉鎖中)のどちらに来るのか分からなかったが、バスとタクシーは猿倉荘前に来るらしい。9時半で予約していたが10分程早く来ていただいた。
温泉は白馬八方尾根スキー場ヘビーユーザーのCLおススメである、みみずくの湯へ。晴れていれば露天風呂から白馬三山が見えるが、ガスで見えなかった。その後はタクシーの運転手におススメされた学生向けレストランの絵夢へ。定食に半ラーメンがついておりボリューミーだった。さらに、M沢が注文したタンメンが目を疑うような量の多さだった。これで値段も高くないから良いのだが、M沢にとってはここが核心だった模様。お腹が膨れた後はM沢は富山方面へ、それ以外は関西へと帰った。
クソデカタンメン
お疲れさまでした!あまり天気に恵まれず、行程を完遂できなかったことは残念ですが、Day1やDay3には時折晴れ間とよい景色も見られ、強風の中歩くのもよい経験になったのではないでしょうか。
M田:来てくれてありがとう。こんな山行に付き合わせてしまって申し訳ないね。行動に対する意見や、テントの設営など色々助かりました。
U中:歩き方やパッキングなど、パノラマ銀座での課題を克服して圧倒的な成長を見せていて良き良き良きです。よくも悪くもどんどんワンゲラーになってきてるな~と感じました。
M沢:とても久しぶりの山行でしたが、体力など問題なくてよかったです。あとは、テント場でぐうたらし過ぎなので、そこだけ改善してくれるとよいかも。
それでは、今回のお話はここまで。それではまた次回お楽しみに~