T村です。今回は3泊4日で表銀座に行ってきました。トラブルにより本来より短く、ゆったりとした行程に変更しました。前泊も含め5日間一度も雨具を使うことのなく、当party初の北アルプスとして最高に満喫できたと思います。そしてようやく本格的に縦走登山と言えるような山行ができたではないでしょうか。上回生にとっても経験したことのないテントでの4連泊を経験することができ合宿に向けてよい山行を行うことができました。
日程:8/2-6(前泊含む)
メンバー:T村(CL/医療/記録)M口(SL/気象)K石(食当)H口(装備)K山(装備)Ymd(客人)
入山前日に出発し、松本にて全員が集合した。1回生s、M口は京都から一緒に来ており、CLは実家の名古屋からそこに合流した。Ymdさんは一本遅い電車に乗り松本で合流するため、T村Partyの5人で松本駅にて昼食をとった。そしてYmdさんと合流して穂高駅、そして連絡バスにて中房温泉へと向かった。(8/9の土砂崩れにより通行止めとなっている。1日でも早い開通を願うばかりである。)そして中房温泉キャンプ場にて受付を済ませテントの設営を行った。ここは入浴代も含まれており、1回生sはお風呂に入っていた。対して上回生達は着替えやタオルが少なくもったいないと言い入らなかった。夕方、H口の食当ですき焼きを食べた。本当に山で食べているのかと思うほどおいしく、野菜も多く今後のビタミン不足も和らぎそうだった。さらに炊事も格段に成長していた。もう自信をもって米炊き出来ると言ってもいいと思う。夕食後、SLとK石は天気図を書き、19時頃就寝とした。しかしこのキャンプ場は温泉ということもあり地熱でとても暑い。夜中も寝苦しいほどの暑さであったが何とか就寝。
3:00 起床
3:45 中房温泉燕岳登山口
夜中も地熱の影響でシュラフを使うか悩むくらいの中、3時に起床。中房温泉はトイレ付近のベンチにセンサー式のライトがあるため早朝にやさしい。そこで朝ご飯を食べ、出発の準備をした。予定ではこの日の朝ごはんはカップ麺であったが、ごみが面倒なので朝食を前倒ししてパンを食べた。そして出発の準備を行った。この日のコースタイムは長くはないが、ガスがあがる前に稜線に出ようと早出にしていた。平日ということもあり駐車場はすいており入山口もそれほど混雑する前に出発することができた。
4:10-18 第一ベンチ
4:40-50 第二ベンチ
5:15-25 第三ベンチ
5:45-6:00 富士見ベンチ
中房温泉からの合戦尾根の登りというと北アルプス3大急登。ただ他2つと比べると格段に整備が行き届いている。30分弱間隔な十分な休憩スペースが作られている。ただ全員にとって初めての3泊の荷物ということでしっかりきつい。時間には余裕があるためペースは気にせずにゆっくりと進んだ。徐々に大天井常念方面が開けていくのだが、想定以上に遠く、高い。日程次第では大天荘まで行く予定であったため、燕山荘の予約が取れて本当に良かったと思えた。同日程でこの山域にいるO崎partyは良い天気に恵まれているのではないだろうか。
6:25-35 合戦小屋
日の出以降は気温も高くなっていたためにこまめに給水を入れながらなんとか合戦小屋に到着。この小屋といえばスイカである。ただ到着時刻は6時半、営業開始は7時。ということでスイカは諦めることにした。この小屋でそれぞれトイレに行ったり、パッキングの調整をしたりと少しゆっくりした。さすがは燕岳ということで次から次へと登山客が行きかっている。すれ違いなどこれから注意することを伝え、出発した。
6:45 合戦沢の頭
7:25-8:15 燕山荘
合戦沢の頭からは燕山荘を目視することができ、あっという間であった。そして燕山荘に到着すると、まずはテントの設営を行った。燕山荘はテント場も予約制ということで受付もスムーズにしてもらえた。この日は一応3張空きがあったそうだ。直前になるとキャンセルがでて数人の空きが出るらしい。またおもてなしの小屋、燕山荘はなんとクレジットカードを使うことができる。そんなことで受付を済ませ、テントを設営した。
8:30-9:05 燕岳
テント設営を終え、ピストン装備の準備を行って山頂へと向かった。この日は雲が多く、山頂でもあまり展望を得られなかった。ただ燕山荘からは燕岳の白砂の特徴的な景色が広がり、コマクサの花もギリギリ残っていた。山頂も北アルプス屈指の人気の山ということもあり山頂はとてもにぎわっていた。
9:15 燕山荘
山頂から燕山荘へと戻ると、ガスの奥からこれからの稜線がうっすらと見え、槍ヶ岳も遠くに伺うことができた。その後は小屋でご飯を食べたり、テントで昼寝するなど時間をつぶした。この山はアジア系の外国人がとても多く日本なのかと思うほどであった。そして夕方になるとテント場はテントでいっぱいになっていたが、その隙間で晩ご飯の準備をし始めた。この日はH口が青椒肉絲を作ってくれた。さらに炊事もやると言い、初めての高地での炊事も苦戦はしつつもうまく炊けていた。またK山も炊事の仕方を教えてもらっていた。米炊き要因というものは何人いてもいいものなのでぜひ習得してもらいたい。食事を終え、就寝の準備をしていると突然雨が降ってきた。その後も雨は降り続き、夕日も見ることができなそうであったため翌日2時半に起床する旨を伝え就寝した。
2:30 起床
3:30 燕山荘
前日夜の雨は就寝後すぐにやんだ様子で、この日は予報通り晴れた夜空が広がっていた。ただ月が明るすぎ、星空はそこまで見ることができなかった。また前日の雨の影響か気温もあまり下がらず快適な朝を迎えることができた。起床後すぐにK石食当で朝ごはんのマカロニの調理を始めた。マカロニはこれまで試したことがなく、試行錯誤しながら調理し、とてもおいしく出来上がった。朝食を終えると出発の準備を行い、ヘッドライトをつけて出発した。
4:00 蛙岩
4:15-20 大下りの頭
4:41 為右衛門吊岩
出発してからは前方に槍ヶ岳、右手には裏銀座、左手には雲海という最高の景色の中大天井岳を目指した。日の出が近づいてくると裏銀座縦走路を歩き槍ヶ岳を目指す人やご来光を穂先で見るために槍ヶ岳に登り人のヘッドライトが見えた。さらにこの日は順調に行っていればO崎Partyとどこかで出会うはずのため大天井岳からやってくる明りに注視していた。またそろそろ日の出となるため展望の良い場所を探しながら進んでいった。
5:35-55 切通岩
O崎Partyとの遭遇とご来光の両方を気にしながら進んでいた。すると為右衛門岩を少し超えたところで開けたのでここで日の出を待つことにした。東の雲海の奥から日が出てきて日の出を迎えた。朝日に槍ヶ岳や裏銀座の山が照らされきれいなモルゲンロートを見ることができた。そして各々満足いくまで写真を撮るなどして、再び出発した。すると切通岩の少し前のところで前方から見覚えのある3人がやってきた。O崎Partyは3人での入山にはなったもののみんな元気そうであった。
6:15-30 大天荘
6:35-45 大天井岳
6:50-7:00 大天荘
切通岩からは大天荘を目指してひたすら登る。そして大天荘に到着すると、トイレに行くなど少し休憩を取り、大天井岳へと向かった。山頂からは少し雲が湧いてきているものの、360度北アルプスらしい景色を見ることができた。山頂から戻ると、水の詰め替えなどを行い再出発した。この日は晴れているものの日差しが強く気温も上がり、】熱中症の危険もあるため水分補給をこまめに取るようにしていた。
7:30-45 大天井ヒュッテ
9:05 赤岩岳
9:40 ヒュッテ西岳
大天荘以降は強い日光と沢から上がってくる蒸し暑い風に苦しみながら歩いて行った。途中、H口とYmdさんが歌を歌い始め、曲がり道の先にほかの登山客の方がいることも気づかずに熱唱するなど少し気まずい場面もありつつも10時前にヒュッテ西岳に到着することができた。後半にかけてM口が少しきつそうであったがもう少しということもありYmdさんのオーダーを少し前にずらし何とかこの日は対応した。
そして小屋につくとM口の体調が少し悪そうであった。出発の前日から寝不足で体調が良くはないと言っていたがこの日の朝に確認したところ行けると言っていたのだが、この状態では少しまずそうな感じであった。とりあえずは体調の回復を目指すことにした。
ヒュッテ西岳は常念山系と槍穂高の中間地点にあり、テント場が少しせり出した場所にあるため抜群の眺望であった。そんな景色を見ながら昼ご飯を食べたりとだらだらしていた。そして夕方にはガスにつつまれながらK石の食当でトマトチキンカレーを作った。今回もH口とK山で炊事を行い、またしてもうまく炊けていた。また同時にK石とM口が天気図を書いていた。山で食べるかれーはどうしてこんなにもおいしいのだろうか。食事を終え、翌日の予定を決めようとしていたらどうもM口の体調が悪そうであった。そのため翌日の出発を6時に変更し、進むとしても槍ヶ岳までにすることとした。ESCも考えられるが水俣乗越からの下山路はあまり良い道とは思えず、翌日の状況を見て再度決定することにした。
5:00 起床
起床前にH口が写真を撮るために外に出ていたためCLも外に出て朝日を楽しんでいた。翌日のトラブルとはまさに真反対の連日の美しい朝日を拝むことができた。そして起床時刻となりM口の体調を確認するとだいぶ元気そうであった。そのためとりあえず水俣乗越まで進み、そこで判断することとした。そしてカップ麺を食べ出発の準備をした。
6:20 ヒュッテ西岳
7:10-25 水俣乗越
1時間ほど進んでみたものの依然としてM口は元気そうであり、本人も行けると言っていたので槍ヶ岳まで行くことにした。この西岳と水俣乗越の間は未だ東鎌尾根の核心部ではないものの鎖やはしごなどが連続していた。初めての北アルプスや本格的な岩場であることから1回生sは苦戦していたが良い練習の場になっていた。
8:45-9:05 ヒュッテ大槍
9:15-10:00 殺生ヒュッテ
東鎌尾根の核心部は高度感はあるものの階段が続いておりそこまでの難易度を感じることなく通過できていた。途中、休憩できる場所が少なく日差しも強いため、休憩のできそうな場所でこまめな休憩をとるようにした。そしてなんといっても北アルプスの大人気ルートであることからとにかく人が多い。すれ違いなど混雑していたが、SLが上手く通過できていた。そして暑さと集中から疲れが見えながらもなんとか殺生ヒュッテに到着した。そしてすぐにテントの受付、設営を行い槍ヶ岳山頂を目指すことにした。殺生ヒュッテのテント場は敷地が広いので4テンを張れる場所を探し設営した。そして少し休憩をしたのちにピストン装備に切り替え山頂を目指して出発した。
11:40-55 槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘に到着すると小屋の前は混雑していたが穂先はそこまで混んでなさそうであり、西側は晴れている様子のためすぐに出発した。穂先を登っている間はさすがにみな怖そうな様子であったが安定して登ることができていた。そして山頂につくと思ってよりも人が多くおり少し並んで写真を撮った。西側はガスがかかっておらず合宿で行くこととなる鷲羽岳や薬師岳がきれいに見えていた。そしてそのまま下山の列に並んだ。すると北鎌尾根から一人の男性が登ってきてさっそうと下山していった。そして下山を始めたのだが、下山のほうが怖いようでゆったりと下りた。そして下山後、槍ヶ岳山荘でTシャツや手ぬぐいなどお見上げを買っていた。この小屋のグッズの豊富さはいつ来ても驚かされる。そして殺生ヒュッテへ下りた。
12:10 殺生ヒュッテ
殺生ヒュッテに戻ると高校生たちがたくさんおりとても賑やかになっていた。それを横目に我々大学生は昼ご飯を食べ、シュラフを干してだらだらしていた。そして夕方には最後の夕食のK石食当のたらこパスタを食べた。ソースをたくさん持ってきており、味が濃くとてもおいしかった。そしてそのまま起床時刻を伝え就寝した。夜にはH口が星空を撮影したいとテントの外でかなり長い時間撮影していた。パスタの写真を撮り忘れてしまったので、星空の写真をいくらか載せておく。
3:30 起床
4:30 殺生ヒュッテ
3時半に起床し、朝ごはんのカップ麺を食べた。そしてテントを片付け下山を開始した。0付3泊というこれまで経験したことのなかった山行だが思い返せばあっという間に最終日になってしまった。そしてこの日は上高地に向けてただ下りるだけ。きっとみながこれから何度も歩く道であり、ここに特別書くことなどないことを悟りながら出発した。途中、南岳方面の氷河公園が見えており、惜しい気持ちはしたがまたいつか来ようと思う。
4:45 坊主岩小屋
6:15-25 ババ平キャンプ場
6:30 赤沢岩小屋
6:45-55 槍沢ロッジ
例のごとく皆がよく知るこの道をただただ下る。時折、槍ヶ岳へと向かう登山客とすれ違いながら下山していった。そして槍沢ロッジではYmdさんが下山の喜びの舞をするなどワイワイしていた。
7:25 槍見河原
7:55-8:05 横尾山荘
8:50-9:05 徳澤園
9:45-55 明神館
10:30 河童橋
横尾以降は上高地に着いてからはただただ歩くだけ。そして徳澤園ではソフトクリームを食べ、下界の喜びを感じた。
3泊お疲れ様です。テントで4連泊はかなりしんどかったと思います。合宿に向けて引き続き頑張りましょう。今回の山行でたくさんの課題も見つかったと思います。また初めての北アルプスはどうでしたか。合宿でも北アルプスを堪能しましょう。