HPT

Part1 比良山系

H田PartyはPart1として比良山系は釣瓶岳~打見山のルートで初夏の比良を堪能してまいりました。急登,セパ山行など最初の山行で経験しておくべきこと一通りできたので,良い山行だったと思われます。今後も頑張ってやっていきたいです。

Date:06/01~06/02

Member:H田(CL),Tザワ(SL),谷W(食当),I野(装備),A山,K蔵,N井

概念図・行程

Day1

09:15 朽木栃生(入山)

11:00 イクワタ峠

11:44 釣瓶岳

13:00 武奈ヶ岳

14:03 イブルキノコバ

14:30 八雲ヶ原

15:06 北比良峠(CS1)


Day2

05:02 北比良峠発

05:30 金糞峠

06:08 堂満岳

07:32 烏谷山

08:10 比良岳

09:08 打見山

09:45 ワンゲル小屋

10:46 びわ湖バレイ発

12:46 志賀駅

Day1 行動時間 : 5h 11m  ↑1215m↓472m

6:30 BOX集合

装備点検のため少し早めに集合とした。遅刻もなく上々。装備の分担をし,パッキングの確認をした。ちなみにCLが到着したときにはすでに沢のOBの方々が同じく比良に向かう準備をされていて,Tザワは半周り以上も離れているはずなのに面識があったようで驚いた。麻雀てすごいね。


7:45 出町柳駅

いつもの激込みバスにのり,安曇川のほとりを遡る。登山客はほとんど坊村でいなくなってしまった。


9:15 朽木栃生(入山)~イクワタ峠

9:46 R (10min)

バスの混雑の影響で少し到着が遅れたものの,そのまま出発した。山にトイレはないです。

オーダーは Tザワ - N井 - 谷W - I野 - K蔵 - A山 - H田 とした。特に離れたりすることもなかったので今後もこれでしばらく行こうかと思う。

入山地点からイクワタ峠までは典型的な稜線までの登りルートといった感じで,つづら折りの急登が続いた。CLは一人ぐらいバテるかなと思っていたのだが予想に反し皆剣客だった。それどころかCLがバテてしまうことに相成り,大変迷惑をかけた。申し訳ない。

いい感じに地形がわかりそうなところで読図クイズを出し一休みするなどしたが,この際Tザワの読図モチベが大変高く感心した。よほど先日の読図PWが効いたのだろうか,終始Tザワは良く地図を読めていた。T部さんとN田゛さんにはこの場を借り感謝申し上げる。新入生はまだ今一つといったところではあったが,積極的に参加していたし,フィードバックもよく行われているようだった。

11:00 イクワタ峠 R (16min)~釣瓶岳

長い登りをひとまず終えると,そこは蛇谷や琵琶湖を一望できる素晴らしいポイントだった。行動蝕をみんな食べていた。ここで自分が装備表に帽子を記載していなかったことが発覚した。まだマシな時期なので良かったが,次回からは一層注意したい。

K蔵は自分史上の最高到達点にやってきたことに大変感動していた。

釣瓶岳までは覆うもののない稜線上の急な坂を上ることになった。

11:44 釣瓶岳 R(11min)~武奈ヶ岳

12:39 R(5min)

釣瓶岳に到着した時点でCLに軽い熱中症の症状があったので,レストを5分ほど伸ばしてもらった。釣瓶岳山頂は眺望こそないが広くて涼しかった。ここまでCL以外には体の不調を訴えるものは居らず,SLのペースをよく守って歩いているようだった。

釣瓶岳からの下りで下から悲鳴が聞こえたと思うとN井がひっくり返って(⁉)おり,話には尻もちをついたのち谷側に体重を持って行かれてしまったとのこと。危険なので下りでも落ち着いて歩こう。

途中谷Wが足がつったと言うので少し止まったが,平然としているので一応水分・ミネラル補給だけ促し,小レストののち出発。

武奈ヶ岳までの登りは急ではあったが木に覆われており,PTのみんなも会話しつつ歩けていた。


13:00 武奈ヶ岳 R(25min)~イブルキノコバ

武奈ヶ岳では坊村からやってきたであろう登山客らと合流し,山頂は大いににぎわっていた。記念写真を撮り,長めのレストを取った。目下に打見山までの雄大な縦走ルートを見下ろし,わくわくを募らせるなどした。

武奈ヶ岳~コヤマノ分岐までの途中,ナゾの分岐がありルート上の方角に従う道を行ったら,どうもメインとは異なるルートを取ってしまったようだったが,メインと並走するルートだった上,すぐ合流したので事なきを得た。コヤマノ分岐には立派な看板があり,これなら迷うこともないといったところだった。


14:03 イブルキノコバ 

14:30 八雲ヶ原 R(10min) ~北比良峠

イブルキノコバはそこそこ水量があったが,渡渉地点そのものは浅く,難くなかった。ここからはかなり道も平坦で,八雲ヶ原に差し掛かると踏み跡もてんでんばらばらになってきて,方位を頼りに広い方へと向かった。

八雲ヶ原はTザワ以外初めてで,皆あまりのイモリの多さに驚いていたようだった。ここまでくると,流石にPTのみんなにも疲れが見られた。重いザックを背負って歩くことなど普通はしないことなので,肩や腰は大切にしてもらいたい。

八雲ヶ原付近は読図に注意とのことだったが,案の定規定ルートより一本西側の道を進んでしまった。途中で気づいたが合流可能だったのでそのまま進み,復帰した。

CLも少し気づくのが遅かったので気を付けたい。

北比良峠までかなりガッツリと谷を詰め上がり,本日のしめくくりとした。TザワはN田゛の言っていた沢を見つけていたようだ。

15:06 北比良峠(CS1)

レスト抜きではやや巻きほどのタイムで到着。大変景色がよかった。迅速にテントを設置,米の浸水や明日の天候の確認など済ませてしまって夕食までお休み。夕食はシンプルなカレーで,大変美味だった。テントもそこそこ広く,ゆったりと寝ることができた。

翌日は朝6時ごろから小雨の予報だったため,4時起床5時出発を指示し,就寝した。

Day2 CT : 6h 47m  ↑737m↓1622m

05:02 北比良峠出発

予定通り4時に起き,テントを撤収した。湯沸かしのない朝食だったので全員で撤収に当たったものの,完全に朝食に移行したのは4:30ごろになった。初回だし,次回はもう少し迅速になるだろう。朝食はパン・ハムチーズ・あんこと暖かくなかったが,このあんこが美味しかった。しかし6月とはいえ朝の山はかなり寒かった。次回以降はもっと寒いだろうし,次は湯沸かしもやってもらおうかな。

そそくさと準備し,結局は一時間ほどで出発準備が整ったので良かったと思う。誰かが律速になることもなかったし。今後も朝は迅速な行動を心掛けてください。


05:30 金糞峠 R(10min) ~堂満岳

あっというまに金糞峠につき,服脱ぎレストにした。が,予報よりも少し早く雨がぱらつき出したのでザックカバーとセパを着てもらった。初回からセパの不快さを感じさせることになり気の毒だ。このあと堂満までの登りも待っているというのに……。

Tザワは読図が不安なところはPTを止め積極的に偵察を行うなどしており,SLとしての任を果たそうという意気がよく伝わってきた。


06:08 堂満岳 R(10min) ~烏谷山

早いな……。みんなよく歩くなあと前日からずっと思っていたが,この登りはそれが顕著だった。どうも大変な健脚PTらしい。Tザワが前回の新歓ハイクの時はシャクナゲが咲いていたことを教えてくれた。屋久島でよく見る奴やね。

ここからしばらくは小雨がずっと降っており,展望もガスで微妙だったので,あんまり写真がない。

いい感じの縦走路が続き,大変歩きやすそうだった。Tザワはところどころ止まってCLより積極的に読図クイズを出題しており,モチベの高さを感じさせた。


07:32 烏谷山 R(6min) ~比良岳

烏谷山からはびわ湖バレイを臨むことができた。意外と近く見えるとメンバーは喜んでいた。一方,葛川越~比良岳の急登に戦々恐々としている様子でもあった。CLは全く不安視してはいなかったが。


08:10 比良岳 R(13min) ~ロープウェイ頂上駅

案の定速攻で上り終え,比良岳山頂にたどり着いた。広い山頂でレスト。メンバーはもう急登がないことに安堵した様子だった。小雨のためずっとセパを着たままだった一方,気温がそこまで高くなく少し汗冷えをしていたようだった。ごはんを食べつつ,最後のピークへ向かうことにした。

比良岳を降りてから木戸峠まではすぐだったが,そこから打見山頂上まではゲレンデが待っており,下調べをしていなかった一行ははしゃぐ者半数,絶望するもの半数といったところだった。

CLはもちろん絶望していた。

ゲレンデを駆け上っていったメンバーを待たせてしまったのは申し訳ないが,そんなにはしゃがないでほしい。身が持たない。

09:08 ロープウェイ頂上駅(打見山頂上)R(1h40m)

びわ湖バレイにせっかく来たので,時間もあることだし遊ぶことにした。ボルダリングや蹄鉄投げなどをした。ここまでの縦走でみんな疲れた様子ではあったが遊ぶだけのパワーはあったらしい。元気だなぁ。

そのあとはワンゲル小屋に向かった。小屋に向かうまでの激坂に一人残らず文句を垂れていたがまぁ仕方ないだろう。小屋には数日前にOBの方々が修理に来てくださっていたらしい,本当に頭が上がらない。

ワンゲル小屋を発ってからもしばらく竹馬などでノスタルジーを感じる試みをしていたが,とんでもないガスに見舞われてしまったので出発することに。

ちなみにこの時N井が靴ずれを報告した。意外といけそうだったので耐えながら歩いていたとのこと。とりあえず絆創膏を渡し,下山することに。けがしたら,躊躇わずにすぐ言ってね。

10:46 スカイウォーカー

11:34 天狗杉 R(9min)

ここの下りは特にいうコトもない。コロコロした石が多く,捻挫の危険が高そうといった具合だろうか。終始ハイペースで景色の変わらなさに不満を滲ませながらも九十九折りの道を下って行った。

途中,天狗杉で小レストを取った。このとき雨がぱらついており,本来なら樹林帯で雨も大したことないのでそのまま出発するつもりだったが……。なんと雷鳴が。これには驚き,セパを着て速攻で帰ろうということになった。

12:46 JR志賀駅

おしまい。みな口々に疲れたとはいうものの,結構平気そうだった。K蔵は北比良峠にいたときからずっと琵琶湖に行きたがっており,駅からすぐの湖畔に向かおうとしたが,あえなく崖だったみたいだ。

帰りはJR志賀⇒JR山科⇒京阪三条⇒百万遍のルートで帰還。テント干しなどの話もしつつ,打ち上げを百万遍の王将で行って解散とした。しかし打ち上げのころから雨に見舞われていて,解散後も雨が止むまでBOXで撃沈しているメンバーもいた。本当におつかれさま。

PTのみんなおつかれさまでした。これからも仲良くやっていきましょう。

Tザワ:終始SLとして意識高い行動を心掛けているようで,大変頼もしいです。読図能力も,錬成を重ねる度に伸びていていいね。よろしくね。

谷W:流石S藤の後輩といったところでしょうか。カレーは美味しかったです。

I野:終始平気そうだったので,ムキムキの波動を特に感じています。

A山:隠しきれない先輩感があってCLの孤立感を払拭してくれました。次は食当です。

K蔵:元気の出る雰囲気づくりに貢献してくれてありがとう。次は装備です。

N井:ムキムキなメンバーにめげずに付いて行っていて感心しました。山ではもう少し落ち着いてもいいかも?