20240526_読図山行(比叡山~横高山)

5/26に比叡山から横高山へ読図山行に行ってきました!

読図のし甲斐があるルートで良い練習になりました。天気が良く眺望にも恵まれました!

メンバー:T部、中D、Tザワ、伊T、S原、米D、直I、A山

7:00 集合

白川今出川交差点に7:00集合としたが、ゆる~く集まることになり結局7:20に出発した。

7:35 入山

途中コンビニに寄るなどした後、北白川の登山口から入山。しばらくは緩やかな尾根が続いた。涼しくて快適。

7:53-08:03 茶山山頂

こまめに休憩しようと決めていたので、最初のピークで早速レストを取った。茶山を出て少し進んだところで「ここどこクイズ」を出した。自信のない人もいたが、実際に見えている尾根・谷を地形図と照らし合わせてみると、全員納得していた。



8:20-8:30 瓜生山山頂

瓜生山を出てしばらくすると、東、北のそれぞれに尾根が伸びている分岐に差し掛かった。ルートは東方向であったところ、Tザワは北の尾根を選択した。今思うとあり得ないミスであった。中Dさんの指摘ですぐに正規ルートへ戻った。基本中の基本で書くことも憚られるが、地図上の地形だけでなく、地図とコンパスの両輪で読図を行うことを肝に銘じたい。

8:39-8:48 白鳥山山頂

途中、現在地の確認を全員で行いながら、白鳥山山頂に到着。

9:00 渡渉

白鳥山山頂を出発してしばらくすると、沢の流れる谷が見えてきた。今回の山行唯一の渡渉ポイントである。一旦沢へ降りたものの、計画上のルートと異なった(もう少し北側で渡渉するはずであった)ので一旦しばらく手前の分岐に戻った。道を間違えたら、時間は食っても戻る勇気が大切である。その後、正規ルートが見つけられなそうであり、方角は正しかったので結局先ほどの地点で渡渉した。水量はそこまで多くなく、危険ではなかった。渡渉を終えると無事ピンクリボンが見え安心した。

9:50-10:00 レスト

渡渉ポイントからは、やや急な尾根が続き花崗岩の岩肌がむき出しになっている箇所多くなった。このあたりから低木も増え始め直射日光が差してきた。こうして比較的ハードな登りが小1時間続いたため、送電線下の開けた場所で10分のレストを取った。

ここで、Tザワの2Lペットボトルがリュックから転げ落ち、崖を転がっていくというハプニングがあったが、幸運にも5mほど下で止まってくれた。


10:13-10:20 ここどこクイズ

歩き始めてしばらくして、中Dさんから「ここどこクイズ」が出題された。尾根上でルートが北東から東方向へ変わる地点であった。この付近では、ルート上に「北東から東へルートが曲がる箇所」が3つ存在し、そのうちどの曲がり角に相当するのかで頭を悩ませた。Tザワはレストポイント地点以降で曲がった回数から現在地を出そうとしたが、誤りだった。中Dさん曰く、「登山道には地図上には載っていない曲がり角などもある。そのため、尾根や谷など大まかな地形を捉えることにより現在地を割り出す方が確実である。」

周囲の地形を見てみると、北西方向に緩やかな尾根が伸びており、瞬時に場所を特定することができた。


四明岳を望む

10:33-10:40 コンパスの使い方

同じような尾根がずっと続いていたが、南方の展望が大変良い場所があり、いったん立ち止まった。南側には「比良平」の住宅地が見え、それを利用して中Dさんよりコンパスの使い方を習った。

①対象物にコンパスのプレートの矢印を向ける。②地図上の磁北線とコンパスのNを一致させる。③地図上の現在地にコンパスを置き、磁北線とNを合わせると、コンパスの矢印の示す方向に対象物がある

というものだ。この方法は見えているものから現在地を割り出すのにも使えるので、今後の登山において是非とも活用していきたい方法である。

10:45 一本杉

KBSやNHKの建物のそばを横切ると、広い駐車場に出た。その一角に巨木が生えていた。一本杉である。ふと屋久島が思い出された。

1本どころじゃなさそう…

10:50-11:05 レスト

一本杉の近くに展望台があり、ベンチもあったので長めのレストを取った。目の前には琵琶湖、その周りには緑の山々が連なっていた。「初夏って良いよなぁ」と思いながら風景に見とれていた。T部さんが蒟蒻畑をくれた。こんな先輩になりたい。一本杉を出た後は、料金所横の入り口から東海自然歩道に入った。

まったり

初夏の陽気

弁天堂

12:10 弁天堂・明王堂

東海自然歩道はそれまでの道と比べて格段に歩きやすかった。道は踏み固められており、トラバースの繰り返しであったのでスイスイ進んだ。尾根・谷が明瞭なので読図も比較的簡単だった。途中、2本の河川を横切る箇所があったが、ここは谷の傾斜具合、登山道の屈曲度合などから、正しく読図することができた。しばらくして弁天堂・明王堂と呼ばれる、無動寺のお堂に到着した。軽くお参りを済ませたのち、ケーブル延暦寺駅に向かった。

12:25-12:40 ケーブル延暦寺駅

長かった登りもここらで一区切り。ケーブル延暦寺駅に到着した。駅舎の屋上に出られるようだったので、Tザワ、米D、伊Tで行ってみた。高いところを目指したくなってしまうのが性である。屋上に出るとすでにS原が景色を堪能しているところであった。南は草津から、北は蓬莱山をはじめとする比良まで、琵琶湖を中心にスケールの大きな眺めが楽しめた。

ベンチがあったので昼食を取った。

叡山ケーブルと琵琶湖

ケーブル延暦寺駅 駅舎

13:00-13:15 根本中堂

今回の山行のもう一つの目的である比叡山延暦寺に到着した。日曜日であり観光客で賑わっていた。我々はその中心的な建造物である根本中堂に入ることにした。登山靴を履きなれない1回生たちは、靴を脱ぐことができ、久々の解放感に浸っていた。このお堂には音に聞こえた「不滅の法灯」がある。和尚さんのお話によれば、この法灯は「油断大敵」の語源になったのだとか。その悠久の時を思わせる灯に見入りつつ、一同はお堂を後にした。

14:25-14:35 レスト


14:45-15:00 横高山山頂

15:45 下山

充実した山行だったと思う。初夏の山、最高でした。地図を読むのに必死で1回生たちとあまり話せなかったのが悔しい。

T部さん、中Dさん:お忙しいところお誘いに乗っていただきありがとうございました。非常に学びの多い山行でした。この経験を前期SL、後期CLに活かしていきたいです。

伊T: