T祭PT Part3
立山連峰
メンバー:T祭(CL)、T部(SL)、N田(装備)、S藤(装補)、O橋(食当)
9/29~10/1にPart3として立山連峰に行ってきました。3日間とも好天に恵まれ、特にアクシデントもなく、とても良い山行になりました。
1日目
<行程>
9:50 行動開始(弥陀ヶ原)
10:30 獅子ヶ鼻岩
11:55 天狗平
12:50 室堂
13:47 雷鳥沢キャンプ場
6:30 電鉄富山駅に集合。CL、T部、N田の3人は京都からの夜行バス、S藤は名古屋からの夜行バス、O橋は前泊でそれぞれ富山に集まった。電鉄富山駅から立山駅までは電車、立山駅から美女平まではケーブルカー、美女平から弥陀ヶ原まではバスで移動し、9:30ごろに入山地点の弥陀ヶ原に到着した。
9:50 行動開始。雲一つない空の下、弥陀ヶ原の木道を歩いていくのはとても気持ちが良かった。さすがに高山植物は全然見られなかったが、草紅葉がとても綺麗だった。
10:20 鎖が現れ始めたのでヘルメットを着用。このあたりから足元が滑りやすくなり、かなり歩きにくかった。
10:30 獅子ヶ鼻岩の下に到着。思っていた以上に急で長い鎖場だったが、みんなスムーズに登れていた。
10:55~11:05 レスト。これ以降、天狗平まではひたすら木道を歩いた。天気が良い分、かなり暑かった。近くの道路を室堂行きのバスが通るのを見ると、歩くのがちょっと嫌になってしまった。
11:55 天狗平に到着。昼休憩も兼ねて12:20までレスト。この時点でコースタイムを1時間近く巻けていたので嬉しかった。室堂まで60分という看板があったが、このペースだとそんなにかからなそうだと思った。結局室堂までは30分で歩けてしまった。
12:50 室堂に到着。まず、名水百選にも選ばれている「立山玉殿の湧水」を汲みに行ったが、この水がとても冷たくて美味しかった。雷鳥沢までは、みくりが池、地獄谷などの観光名所を楽しみながらのんびり歩いた。
13:47 雷鳥沢キャンプ場に到着。古くて異臭がするが2人で使えるテントと、新しいが3人で使うテントのどちらに入るかを決める運命のじゃんけんの結果、臭い方にはCLとT部が入ることになった(まあ贅沢に広く使えたので特に不満はなかった)。テント設営後、気象通報の時間までは自由時間とした。CLは頭痛がひどかったのでテントの中で寝ていた。O橋も頭が痛いと言っていて、もしかして高山病になったのではと不安になった。16:00からT部とN田は天気図を書き、CLと1回生たちは夕食の準備をした。この日の夕食はチヂミだったが、鍋で作るということもあってなかなか上手く作ることができず、謎の料理が次々と生成されていた。食当のO橋はフライパンを持ってこなかったことを後悔していた。それでも味は普通に美味しくできていたので良かった。
19:00 就寝。雷鳥沢は夜になると一気に冷え込んだ。本当は温泉に入るつもりだったが、あまりにも寒すぎてその気は無くなってしまった。CLは相変わらず体調が悪かったので、朝起きたら良くなっていることを祈りながら眠りについた。
2日目
<行程>
7:00 出発(雷鳥沢キャンプ場)
7:25 新室堂乗越
8:30 奥大日岳
9:45 新室堂乗越
10:43 別山乗越
11:23 別山
11:30 別山北峰
12:10 別山乗越
13:18 雷鳥沢キャンプ場
5:50 起床。CLとO橋の体調はすっかり良くなっていて安心した。2人とも1日目は寝不足の自覚があったし、頭痛の原因は寝不足だったのだろう。定番の食パン+スープの朝食を済ませ、サブザックの準備をして7:00に出発した。
7:25 新室堂乗越に到着。ここから奥大日岳までの道は、剱岳や弥陀ヶ原方面の展望が素晴らしく、歩いていてとても楽しかった。途中のガレ場ではオコジョを見ることができて癒された。
8:30 奥大日岳山頂に到着。コースタイムより1時間以上早く着いたので驚いた。山頂からは剱岳はもちろん、遠くには白山や槍ヶ岳を望むことができた。20分間のレストを取り、8:50に出発した。
9:45 新室堂乗越に戻り10分間のレスト。ここからは雷鳥沢方面の紅葉がとても綺麗に見えた。おじさんが熱心に写真を撮っていたので、CLもたくさん写真を撮った。別山乗越まではずっと登りでしんどかった。途中で一度5分間のレストを取った。
10:43 別山乗越(剱御前小舎)に到着。11:00までレストを取った。DOWNHILLと書かれたTシャツを着た集団がいたが、あれは京大の某サークルだったのだろうか...?
11:30 別山北峰に到着。15分レストを取りつつ、剱岳をバックに集合写真を撮った。この頃から息苦しさを感じるようになっていたが、N田とT部も同じだと言っていたので、標高が高いところではそんなもんなんだろう。
12:10 別山乗越に戻る。CLとN田は剱御前小舎の売店で水(500mLで500円)を買った。12:25に雷鳥沢まで下り始めたが、雷鳥沢方面から登ってくる人がとても多く、すれ違いに結構気を遣った。
13:18 雷鳥沢キャンプ場に到着。結局この日はコースタイムを2時間近く巻けてしまった。サブザックで行動したからというのもあると思うが、山と高原地図のコースタイムはかなり甘めだと感じた。まあみんな優秀だったということにしておこう。テントに戻って少し休んだ後、CL、T部、N田の3人は雷鳥沢ヒュッテの温泉へと向かった。なんとこの温泉、石鹸とシャンプーが用意されており、非常に満足度が高かった(別に〇じゅうの温泉が悪かったなんて言ってない)。ちなみに、雷鳥沢ヒュッテでは水(500mL)が300円で売られていてショックだった...。温泉からキャンプ場に戻るともう16:00近くになっていた。1日目と同様、天気図組と食事準備組に分かれ、それぞれの仕事に取りかかった。この日の夕食はカレー。S藤はとても器用に野菜を切っていて感心した。O橋は爪で頑張ってじゃがいもの皮をむいていて面白かった。肉はスパムで代用したが、ちゃんと美味しかった。
19:00 就寝
3日目
<行程>
6:00 出発(雷鳥沢キャンプ場)
7:40 真砂岳
8:48 富士ノ折立
9:17 大汝山
9:45 雄山
10:40 一の越
11:46 浄土山
12:45 行動終了(室堂)
4:00 起床。この日の朝はとても寒かった(後で確認したところ、-4℃しかなかったらしい)。朝食はラーメンだったが、寒すぎてあまり喉を通らなかった。テントは凍っていたので、撤収するのが大変だった。
6:00 出発。真砂岳まではガレ場をひたすら登った。7:00~7:10に一度レストを取った。
7:40 真砂岳山頂に到着。遠くの空に水平線がとても綺麗に伸びていた。15分間のレストを取り、7:55に出発した。
8:05 富士ノ折立に登る前にヘルメットを装着。
8:48 富士ノ折立山頂に到着。山頂直前の岩場は結構スリルがあり楽しかった。山頂からは富士山が見えた。
9:17 立山の最高地点、大汝山山頂に到着。こちらの岩場は富士ノ折立に比べて登りやすかった。山頂は人がたくさんいて少し窮屈だった。
9:45 立山の主峰、雄山に到着。雄山神社で他の登山客の方に集合写真を撮っていただいた。10:10に行動を再開。一の越までの道は登りと下りで道が分かれていたのでストレスなく下りることができた。休日ということもあり、登りの方は人が絶え間なく登っていて少し渋滞していた。
10:40 一の越に到着。この頃からガスが出始めた。浄土山への登りが思っていたよりも大変そうだったので、一の越から室堂までエスケープしたいなんて思ったりしてしまったが、立山三山(別山・立山・浄土山)制覇をモチベーションに、10:50に行動を再開した。やはり登りはしんどく、N田は結構辛そうにしていた。CLもひいひい言いながら登っていた。途中10分間のレストを取り、11:46に浄土山の山頂らしき場所に到着した(看板などはなかった)。11:56に下山開始。急なガレ場の下りが続き、浮石も多かったので割と緊張感がある道だった。12:25ごろ、少し遠くの茂みにライチョウ2羽を発見。ライチョウを見るために浄土山をコースに入れたと言っても過言ではなかったので、本当に嬉しかった。今考えると、ガスが出たのはライチョウが現れる予兆だったのかもしれない。その後は石畳の道をだらだらと歩き、12:45に室堂に到着した。
12:45 行動終了。3日目はほぼコースタイム通りだった。打ち上げは翌日に京都で行うことを決め、T部とN田の2人は長野方面に(黒部ダムを見に行ったらしい)、CLと1回生2人は富山駅方面にそれぞれ下山した。
コメント
3日間お疲れ様でした。特にアクシデントもなく山行を終えることができて本当に良かったです。
Part1に行くことはできなかったので、パーティを完成させることができなかったのは残念ですが、なんとか次期CLとSLを錬成することができました。僕のパーティからCLが1人(T部)、SLが2人(N田・S藤)も出るのはとても嬉しいことです。後期も頑張ってください。
僕はCLとして、計画、日程調整、天候判断など、色々なところで至らぬ点が多かったと思いますが、最後までついてきてくれたパーティのみんなには感謝しかありません。ありがとうございました。
<パーティメンバーへのコメント>
T部:読図も天気図も向上が見られ、CLとして十分にやっていけると思います。頑張ってください。
N田:もう少し体力をつけられると良いと思います。それ以外は特に問題ありません。SL頑張ってください。
S藤:とても優秀なのでSLになることに何も心配がありません。期待しています。
O橋:同じく優秀ですが、天気図は頑張って書きましょうね。
I井:Part3に連れていくことができず申し訳なかったです。後期も頑張ってください。
N嶋:なかなか山に行くことができなくて残念でしたね。後期はT部先生の下で頑張ってください。