2022年度新歓 01

愛宕山ハイク

4/10(日)

愛宕山新歓ハイク

メンバー:中M(CL),T郷,H田,中D,新入生3人

写真:こちらのAmazon Photoから

はじめに

こんにちは。H田です。今回は私が計画させていただいた愛宕山ハイクに,応募してくれた3人,CLとして中Mに来てもらいまたT郷さんと中Dも連れて,行って参りました。ホントは中Mに書いてもらうところらしいのですが,来てもらった恩があるのと仕事が忙しそうなので自分が計画者ということでBLOGを肩代わりさせてもらってます。稚拙なところが目立つかとは思いますがどうか温かい目で見てくださるようよろしくお願いいたします。

行程

8:00  JR円町駅集合

8:57  入山

9:25-9:33 レスト

9:38  荒神峠

9:57-10:05 レスト

10:18  水尾別れ

10:45  山頂着


11:00-11:20  お昼ご飯レスト

11:25  出発

11:45  月輪寺

11:02-11:05  レスト

12:15  下山

12:45  清滝バス停

13:09  阪急嵐山駅

8:00 JR円町駅 集合

計画者のH田はBOXで非接触式体温計を探すも見つからず,乗る予定のバスを逃した電車には間に合うからとバスをずらしてぎりぎりまで漁ってみるが所在はわからずじまい(後で判明したが)。

8分ほど遅れて円町駅に到着してみると新入生3人と,引率の3人は既に来ており,自己紹介タイムも済ませていたとのこと。本当にすみませんでした。新入生にはそれぞれ健康確認を行い,特にすることもないので円町駅のホームに上がる。

8:25 乗車

8:38 降車 JR保津峡駅

葉桜 

保津峡(ほづきょう)

驚くほど景色がきれい。満開の時期は逃していたが保津峡を挟む山肌には薄桃色のヤマザクラがたくさん咲いており,春を感じられた。T郷さんは「縦走いつもこんななの?」と言っていた。ずいぶんの過酷さが効いているらしい。空回り気味にはしゃぐH田を横目に,過去の山行の話をしたり,T郷さんが沢登りの話をしていたりしていた。新入生のみなさんもそれなりに興味を持って聞いていてくれたような気がする。

地図はYAMAPのものを使うことにしており,紙のものは結局持ってきていなかった。去年はどうして地図見たんだっけと思っていたら,去年はT邊さんが地図を配って下さったんだった。大ミスである


8:57~ 入山,尾根を歩く

去年の愛宕とはかなりルートを変えていたのでどんなものかと考えていたら,初手から傾斜角30度ほどはあろうかという九十九折りの坂になっており,踏み跡ははっきりしていて登りやすかったものの通常の運動靴で登ってもらうにはまずったかなと少し反省。先頭を自分,後ろに中Dと中Mがついて間に新入生とT郷さんを挟むオーダーで出発。

ミツバツツジ

この日は気温も高く,稜線が続くようなので御在所を思い出し,後ろを見つつ歩いた。途中でT郷さんや新入生の一人の散策の会の方に「縦走はいつもこんなペースなのか」と聞かれ,こんなもんとは思いつつも少々一人よがりな歩き方をしてしまっていたかなと反省し,ペースを落とす。しかしこの後もペースについては散々話題に上ったのでペースは落ちていなかったらしい。すみません。なかなかSLというのは難しいなと思った。中Mがいつもどっかに行ってしまう気持ちがわかった。

ここの尾根はツツジ尾根と呼ばれているらしく,杉などの高木が少ない稜線のなか,赤紫色の花が日の光に照らされていてとてもきれい。H田は登スマホで写真を撮りながら新入生の方と会話などしているが,最初の急坂が応えたか隊の会話は少なめ?かと感じた。

調べてみるとミツバツツジ(三葉躑躅)という種類の花だそう。花言葉は「節制」,「抑制のきいた生活」だそう。知らなきゃよかった。

しばらくはミツバツツジを眺めながら稜線を歩いていき30分ほど歩いたところでレストをとった。


9:38~ 荒神峠~水尾別れ

読み間違いその1。H田や中Mなどは あらかみとうげ ,T郷さんは近衛通りの近くの荒神橋(こうじんばし)を知っていたらしく こうじんとうげ と呼んでいたが正解は こうしんとうげ だった。庚申峠ともいうそう。なるほどね。荒神峠まではYAMAPのコースタイムの60%ほどで着いていた。速い。

ここあたりから水尾別れまでは急な坂が続いた。地面はやせていて大き目の石がごろついているところもあり,やはり新歓でやるのはやばかったかなと思いもした。T郷さんからは落石の時の対応の話が出ていた。滑落はザックが守ってくれることもなくはないが落石は死ねるからちゃんと対応しなければならないということを新入生に伝えていた。らぁぁぁぁく!

途中何人かのハイキングに来ていらした人とすれ違ったりしながら,いつまでも終わらない坂をずかずかと上っていく。中Dが坂道で足がつりそうになっていたらしく,遅れたのを見て止まったりはしたものの具体的にそうなったのを聞いたのは下山した後だったのでここは伝達がうまくいってなかったところだ。反省しなければならない。中Dも新入生の手前言い出しにくかったのかもしれない。しっかりときつめのところだったので,これで新入生にワンゲルやだなあ,とか思われていなければいいのだけど……。

同様に30分ほど歩いてレスト。水,塩分補給をしましょうと一応声掛けなどしてみる。

水尾別れにはYAMAPコースタイムの3分の2ほどで着。直前にレストをとっていたので水を飲むなどして早々に出発したものの,この直前からメインの参道と合流していたので人が増えてきており大所帯だとちょっと歩きづらかった。とはいえ,山道から普通の道に出たので山頂を感じたみんなのテンションも若干上がっていたようにも見えた。愛宕神社は1300年の歴史があるということでいつ頃けという話になったが,日本史選択者がおらずうやむやに終わった。

10:45 愛宕神社

山頂エリアについた。せっかくだし神社にお参りしてからお昼ご飯にしましょうということになり,みんなであの階段を上ることに。登り切った感満載の広場からの長い階段なので面食らっていた新入生もいたかもしれない。境内だったのでもうマスクを着けていたためかなりきつかった。H田がひとりだけへばっていた。

神社ではやはり,厳かなお社には不釣り合いな「Twitterはじめました」がツッコまれていた。山頂の天候など発信しているらしい。

春霞

構図には著作権はない

お参りを済ませた後はご飯。中DとH田は東屋で食べようとしていたが中Mや新入生のみんなが外で食べようというので出て食べるとところを探してみることに。京都市街のほうは霞がかってはいたがそこそこ見えた。抵当なところに腰を落ち着かせてみんなで少し早めの昼食をとった。

ここで若干トラブル。先頭を歩いていたH田の携帯は4年落ちと古く,長時間のYAMAP起動に耐え兼ねバッテリーがやばくなっていた。充電を試みるも何度目かわからないケーブル忘れのせいで撃沈。泊のある登山じゃなくてよかった。中Mにも「だから紙のを持って来いって言っただろ」とお叱りを受けてしまった。なんとか下山まで電池が持つのを確認して,出発することに。

11:25 山頂出発

予定通りのルートで帰るかバスの時間を鑑みてメインの参道で帰るかという話にもなったのだが,あまり時間も変わらないので予定通り月輪寺を通るルートで帰ることに。

出発した直後に開けていて市街地がよく見渡せるところに出た。上の写真はそのときのもの。登山客でにぎわっていた。

11:45 月輪寺

読み間違いその2。げつりんじ ではなく つきのわでら だった。入山から山頂過ぎの看板をみるまでずっと間違えていた。お寺にはとくにこれと言って物珍しいものはなく,入り口にもここで休んでいかないでなどと書いてあるのでちょっと写真など撮ってスルー。バナーの陶器のカエルはここで見た。

ここらへんから怒涛の下りになったが,終始先頭たるH田がスピードを出し過ぎていた印象。それでもみんなついてきてくれていたので安心してしまっていた。30分ほど歩いた?ところでレスト。下りだったからか,休んでる雰囲気がないとのことだった。

12:15 下山~バス停

なんというか,あっという間に下山してしまった。ペースがよかったのもあったが単純にこのルートは車道歩きが長かった。下っている間は気にすることが多く会話できなかったがこの車道歩きの間でいろんな話をすることができた。車道の崖下には川が見え,暑かったのもあり入ってみたいなどというとやはりT郷さんは沢に来い,という話をしていた。

清滝周辺までやってくると山肌や川回りの桜がとてもきれいで,おそらくこれ目当てだろうという観光客も多く見られた。とりあえずバス停まで行き,阪急嵐山駅行きのバスに乗り,お疲れ様と相成った。

どうでもよいが途中愛宕寺(おたぎでら)という愛宕山ハイカー殺しの難読寺のバス停があった。

13:09 阪急嵐山駅

嵐山の人間の多さに圧倒されるなどし,嵐山駅に着。本来ならここで解散となるところだったがみんなの提案でJR嵯峨嵐山駅まで歩いて帰ることに。人のめちゃくちゃ多い渡月橋周りは少し行くのもためらわれたが,せっかく新歓なのだからとみんなでソフトクリームを食べるなどして楽しんだ。めちゃくちゃ暑かったのもありさながらアイスクリームは回復ポーションとなってくれた。

そのあとはJRで円町まで移動し,バスで百万遍まで移動,真の解散となった。

感想

全体的にも登りやすい山ではあったのでよいハイクだったとは思うんですが,ところどころ問題もあったり新入生に運動靴で登ってもらうには少々不適切なポイントもあったりしたので,愛宕山ハイクをするなら去年のT邊さんの計画を参考にした方がよいかもしれないです。一方,景色はとても良かったので日帰り登山としてぜひ行ってみてほしいですね。

新入生の方ともそこそこお話できたんですが,もうすこし山行中にも話せる余裕があればよかったな,とも思うところも。何はともあれとりあえず成功に終わってよかったです。入部してくれたらうれしいなあ。 

文責:原田