縦走PT Part1

釈迦ヶ岳・御在所岳

メンバー:田形(CL)、コマツ(SL)、米良(食当)、都祭(装備)、中村、原田

写真:Amazon Photos

ここまでのあらすじ

思い返せば、いろいろなことがありました。

突然襲来したコロナ、閉鎖され管理下に置かれてしまったBOX、3時間以上の活動が原則禁止というどうすればいいのかわからない活動制限、潰れかけの京都大学ワンダーフォーゲル部、消えた僕の3回生活、後輩たちはなぜか3歳年下……

客観的に見たらどう考えても終わってるこのワンゲルにも一筋の希望が現れました。その名もMOBI GARDEN。一人一つテントを持つことで当局の公認付きで登山に行くことができるようになったのです。確かにゴミみたいな条件だし本当に意味があるのかという気持ちはしないでもないけどそんなことはどうでも良いのです。私達は再びワンゲルをはじめられるようになった、今はそれだけで十分なのです。はい。

長い前置き

というわけで地獄の4回生縦走パーティー第二弾は、思考放棄に定評がある田形CLによる切望の御在所岳になりました。久しぶりにごきげんよう。

そもそもなぜPart1よりPart2に先に行ったのかというと、日程調整諸々に失敗したから、というか薄い線を通した結果こうなったわけです。まあ山行難易度的にはどっち最初に行っても許される範囲内だと思ってるのでいいでしょう。それにしても近ごろは天候判断が非常に難しく天気予報が軒並み役に立たないので天候判断を前日とかにできるようにみんなに圧力をかけていきたいなという所存です。

閑話休題。

本日の山行は釈迦ヶ岳経由の御在所岳。当初はドライバーなどという贅沢はできない前提で組んでいたので釈迦ヶ岳南方の大駐車場から出発して、キノコ岩のところの分岐から御在所岳をピストン、その後ハライドを通ってまた大駐車場に降りていくというまあなんというかやる気なくしそうなプランだったのだが、ワンゲルラインに呼びかけたら就活が終わったA川さんが手を上げてくださり、ついでにムカつくことに若木がゼミで来れなくなったのでドライバー二人を贅沢にかつふんだんに使用した山行となった。車はいつもどおりパパ上のニューウィッシュと、若木家の燃費もぐもぐボクシー。ウィッシュは使うたびにぼろぼろになっていく。

入山地点迄

前日の23:45に集合して、コマツと感動の再会を繰り広げたり、A川さんと感動の再開を繰り広げたりした。涙がとまらないね。

なんやかんやで24:00過ぎに若木が車を搬入して全員集合。4人ずつに別れて出発した。ウィッシュはA川さんに運転してもらった。わーい。道中懐かしのアニソンを聴きながらラノベについて楽しく談笑するなどし、後輩たちは後部座席で寝たり寝なかったりしていた。もしかしたらうるさかったかもしれないなと思わなくもない。ごめんて。

そんなこんなで深夜3:00頃到着。若木たちは鈴鹿スカイラインを通ってきたらしく先についていた。僕は燃費がどうなるのか戦々恐々とした。

1日目:準備~出発

初日のコースタイムが5時間弱とそんなにながくなかったので、15:00までにCS1につけば何でもいいやと思っていた僕は8:00出発にしようとしたら、A川さんから今日は暑いから早めに出発したほうがいいよと指摘を受けて多少仮眠をして6:00出発とした。僕らが寝ている間姉川さんはゲームをし続けていた。車中泊をしたのだが、二酸化炭素を嫌がった僕が窓を開けて寝た結果起きたら六脚不快ゴミ虫けら害虫こと蚊がこれでもかと不法侵入してきたので全部ティッシュで潰して捨てた。A川さんは死ぬほど刺されたようで外に避難しており、A川さんのおかげで僕はあまり刺されていなかった。申し訳ない気持ちになった。

それもあって5:20に目が覚めてしまったので5:30に寝ている後輩たちを叩き起こして準備を開始。今回はテン場に水があるのかよくわからなかったので水を気持ち多めに持ってきてもらった(とはいえ最悪山頂で補給できるから5L程度)ので全員の荷重チェックすると、中村が異様に軽く、食当の米良がダントツで重かったので米と豆腐三丁を渡し、ついでに僕の持っていた変な形の水2L(安心のD-PRICE)をコマツに渡した。中村とコマツはなんか言っていたが、気持ち喜んでいたような気がした。善行。あと準備中に近くに止めていた外国人が登山道の場所やらを若木とコマツにたずねていた。地図を見ろ

準備を済ませて6:00出発。すでに日差しは強かった(フラグ)。ドライバーの二人は下山口付近の駐車場にボクシーを止めてから帰京することにしたらしく、ほんとにドライバーのためだけにきた感がすごくて圧倒的感謝をお届けしたい。

ROCK YOU!

てくてく

1日目:大駐車場~釈迦ヶ岳

その後はしばらくずんずん進み、渡渉場所のダムに出た。微妙に進む道がわかりにくかったが、普通に進む。

その後、米良が疲れたようで休憩する。以下、同様の事象が20分ごとぐらいで発生。2、3回めのときに荷物を誰かに持ってもらおうかと提案したが、必要ないとのこと。成長したいらしいのでそっと見守ることにした。

現時点でまだ樹林帯の中にいたのだが正直暑くて今後木のないところに出たときにどうなってしまうのかと思い始めるが、久々の夏登山なのでこんなものかもしれないなとも思っていた。

7:00 レストかつココドコタイム。少し開けた場所に御在所が見えた。理学部二人組が山頂に見える建物が観測所か否かでなんか言ってた。暫く歩くと徐々に木々が途切れ始め、強烈な太陽光線が僕らを襲い始めた。地獄の始まり。

7:30 少し見晴らしのいい場所に出た。案の定米良がくたばっていたのでレストとする。とはいえ僕もかなり暑かったので日陰でくたばっていた。いわがつめたくてきもちいい。コマツは相変わらずくたばってんのかよくわからなかった。休んでいると駐車場の外国人が上から降りてきた。この短時間で猫岳まで行っていたようですごいなあと思った。

7:54 とうとう稜線上に出てしまう。地獄の暑さ。後輩たちは北山とは比べるまでもない景色の良さに写真を撮っていた。道中理学部がなんでこんな形の岩なんですか?などと電気電子工学科の僕に聞いてきたり、暑くて早く進みたかった僕は知るわけねえだろコマツに聞けといってみたり、コマツがわかんないよといいつつも、っぽいことをいったりといろいろあった。

あと当然だが後輩たちは写真のような岩っぽい稜線を歩くのは初めてなので戦々恐々物怖じしながら下っていた。きっとこの子達も夏が終わる頃にはこんな道に慣れているに違いない。

躍動感ある蜂

中村曰く、「ヨッシーみたいな岩」

8:20 釈迦ヶ岳最高点に到着。最高点が山頂じゃないのはなんでだろうと文句を言ってみたり。当然レスト。ただし日陰少なくあっついのでもう少し進めばよかったかもしれない。

なんか他の人が山頂まで行くんすかみたいな雰囲気を出していたが、行かなかったら逆にどうなるのかという話なので当然行く。思いつきで流石にかんたんだろうとココドコタイムしてみたら意外とみんなわかっていなかった。まあそれどころではない暑さだった。クソゴミは虫どもがたかってきてうざかったのでたくさん虫除けスプレーをかけた。

8:34 釈迦ヶ岳山頂。僕とコマツは3年前に来たのでなんだか懐かしい気持ちになった。嗚呼、去りしワンゲル安在。コマツが壮大だった。

以下しばらく炎天下の稜線上を歩く。

地獄の暑さ

いつもの壮大なコマツ

1日目:猫岳~ESCAPE1分岐

9:02猫岳到着。レスト。すでに死にそうだった。熱中症になるんじゃないかなーと思いながら歩いていた。

9:12写真とったり読図したりしていたら引き離されたのでダッシュで追いついて威厳を見せつけようとした。追いつくと、コマツが後ろの方をじっと見ていて変顔でもしてるのかなと聞いてみたらなんか落ちてるとのこと。僕の手帳だった。ダッシュで取りに戻る。コマツたちは容赦なくCLをおいていったので頑張って追いつこうとするがなかなか追いつかずかなり疲れ。たぶんこれが遠因となって後に熱中症の症状が悪化することとなる。

9:36-44樹林帯の木陰でレスト。もう無理って感じ。暑い。コマツにだる絡みしてなんとか気力を保つ。

9:46 ESCの峠につく。まあ進む。ちなみに三重でよく見る愛知川は「えちがわ」と読むので注意しよう。中山道を「なかやまみち」と読んだ僕からのアドバイスだよ!

9:48-55分岐点からちょっと進んだところに沢を見つけた。迷うことなくレストし、上流の方で多少涼んだ。僅かな水流だったので微妙な感じ。米良達は進んで読図練習をしていた。すばらし。すぐにSLにしてあげるからね!

コマツどーこだ?

次期SL候補生

1日目:羽鳥峰~鳩峰峠

9:59 羽鳥峰どこだろーと探す。あつすぎて炎天下の中に出たくないと叫ぶ心を置き去りにして影一つない砂山へ。無事に羽鳥峰の看板。3年前のCS1たる鳩峰峠が一望できた。あのころは一眼レフを持ち歩く元気があったものを。さすがに暑さの中滞在するとSAN値がSANでSANSANしちゃうのですぐ出発。それなりに景色がいいので名残惜しそうにしていた。向こうの稜線にはいつものごとくニコちゃんマークやら♡ミネやら登山家らしくない石のアートが描かれていた。コマツは日付が昨日のままなのが気になったらしく、てってこ走って4→5にしていた。なんでそんなに元気なの? というかもう写真を見返しているだけでも暑さが伝わってくる。羽鳥峰峠はさっさとすぎた。

10:12羽鳥峰峠からの登りが砂場の坂になっていて、しっかりあるかないとまあすべるすべる。コマツは何も考えずにフィジカルで殴っていったのだが、後輩たちにそんなマネができるはずもなく米良が滑って動けなくなっていた。コマツSL被害者の会代表の僕はコマツのあとを追うなという非常に有意義なアドバイスをしつつ、歩幅を小さくして靴底を面で設置しろと二人に歩き方を教えてみた。教えられた気がしない。

非常に苦労しながら登った。こういう道はあるき慣れていないとやっぱり辛いね。でも大丈夫。夏が終わる頃にはきっと慣れさせてあげるから。

登りきったところでレスト。中村と理学部は苦戦している米良と都祭を尻目にとっとこ進み、コマツと一緒に日陰でレストしていた。年功序列社会の終わりを感じた。

めっちゃ夏

コマツどーこだ?

1日目:羽鳥峰峠~中峠

10:27-32レスト。このへんからあまり記憶がないが、完全に熱中症カウントダウンだった。僕は後ろの方で余裕感を出していたが、ついていくので精一杯だったし、地図を読んでいるふりをしてちょっと休んだり、意味もなく写真を撮ってちょっとレストしたりを繰り返して威厳を保った。

10:42-53登りきったところでレスト。完全にダウン。歩いている途中でなんか汗が出なくなってきちゃったな、これほんとにだめなやつだよな、と一周回って面白くなってきたので頭が沸騰する前に冷却することに。コマツと理学部以外は軒並み疲れ切って座り込んでいた。二人がどこいったのかを把握する余裕はなかったが、話を聞いていた感じピークを見ていたようだった。炎天下の中でよくやるなあとおもった。やっぱ理学部って人間とはちょっと違う精神しているのかな。ここまでずっと虫を嫌がっていた中村だが、もう文句を言う元気もないのか虫が飛び回っていても何も言わなくなっていた。出発しようと行ったらもうちょっと休みましょ、と気遣いなのか自分が休みたいのか言い出したので延長することにした。

11:04中峠。暑い。テントをたくさんはれそうな広さだった。

Downs

こういう峠いいよね

1日目:水晶岳分岐迄

11:09 最後の登りのところで米良がダウン。僕もダウン。疲れ切った米良が人を殺しそうな目でこっちを見ていた。生きるって辛いなあと思った。ここでコマツが沢が近くにあると言い出したので僕は本能に従い少し谷へと下って沢へと行くと、そこには水の都ヴェネツィアを思わせんばかりの神々しき谷が広がっており、川行く船頭たちにBuon giorno、美しき白光色の建造物へはちきれんばかりに胸を膨らませエメラルドグリーンのセノーテへと飛び込んだのであった。というのはもちろん適当だが(そもそもセノーテは)、こっちの沢はそれなりの水量がありコマツと二人でシャワーを探しに行ける程度には快活クラブだった。

快適すぎて写真を撮っていないが11:25ぐらい出発。

あるきながら御在所山頂の自販機の話をした。申し訳なかったので奢ってあげるよと言ったらなんかすごい嬉しそうにしていた。こんなんでモチベーションわく人間がいるのかと僕は不思議な気持ちになった。そのままの君たちでいてくれ。

11:35ぐらい 道を踏み外す。おんなじような樹林帯が広がるのでどこいるのかよくわかんないが、遠目に赤テープを見つけたので向かってみると復帰した。お前どっからきたのって感じの道だった。

憎しみの眼差し?

ガチドコタイム

1日目:水晶岳~CS1

11:39休んだおかげもあってか、最後の上りで気力を振り絞ったからか順調に水晶岳分岐へ。ほんとはこの殺人天気を理由に水晶岳をカットしようと思っていたが、水を浴びすぎて頭おかしくなったのか後輩たちがこぞって登りたがったので僕はやれやれ、とつぶやきついて行くことにした。

なんかみんなやけに元気で2回生達は奇声を上げながら駆け上がっていた。僕も奇声を上げながら駆け上りつつ、水にやばいきのこが混じっていた可能性を視野に入れた。こうしてワンゲルが受け継がれていくのだろうか。

山頂は相変わらず電波塔以外何もなかった。暑かったので僕はすぐに戻った。

戻ってきたときの米良の楽しそうな姿が印象的だった。人間は疲れすぎるとまず笑うことができるようになると知った。自分で苦しんで、その苦しみから開放されて喜びを得るという究極のセルフマッチポンプが完成していた。

1日目:根の平峠(CS1)

12:04 CS1根の平峠着

その名の通り平らだった。さすが鈴鹿の上高地。上高地を見たことがないのでよくわかんないけど「ジョージア州のグランドキャニオン」に通じる物がある名前負け具合。

程よく樹林帯もあるので直射日光を避けられそうでよかった。

後輩たちが休んでいる間に僕とコマツの二人で水場探しデートをすることにした。ここで水場がなかったら死にそうだったのだ。とりあえず沢っぽい音がしている東側の谷を下ってみると、すぐにちょろちょろとした水場が出てきた。浄水すれば飲めそうというぎりぎりな感じ。もう少し下るともう少しマシな水場があったが依然として水量不足。これじゃあ僕だけしかすずめないなあと思いもう少しだけ南側に進むと爆音を立てながら爆水があふれるどでかい沢があった。こんなのに飛び込んだら体洗う前に命が浄化されてしまうだろうなと思い引き返した。結構下っていたようでこんなんだるすぎるとなり却下された。

一度峠に戻り、木陰で十分休んだであろう後輩たちに日陰で協力して自分たちのテントを張っておくように命じて西側の緩やかな谷の方へ向かう。緩やかすぎて水が流れていないんじゃないかと心配していたが、喜ばしいことにそれなりに水量があり流れていた。テン場からも3分ぐらいの距離だったのでここでいいじゃんとなった。てかこんなに水場があるのにエアリアには水場マークが付いていないのはなんでですか。時期によるのかな。

そんなこんなで戻って自分たちもテントをはりだした。後輩たちはこの時点で二人一組となり一つずつテントを立て終わったころだった。協力できていて何より。

僕とコマツは負けないようにさっとテントをはった。もちろん時代はMOBI GARDEN。素晴らしきテントたち。僕は自前のMOBIを立て、コマツは部のオレンジのMOBIだった。前回の北山もだが、MOBIが6つも並んで立っている光景が見られるのは日本ではここだけだと思う。設営のときにコマツがペグを打つ角度を間違えていたので一応ここで晒しておこうとおもう。張り綱に対して90度!

設営後はコマツと川へ行き足を冷やした。後輩たちはなんかテントでやっていた。僕はオレンジジュースも冷やした。

後輩たちが全然来ないから場所わかんないのかなと思い一度戻って伝えに行った。

ヤブ蚊がすごかったので蚊取り線香を一つずつもらう。コマツの100円ライターで火をつけたのだが、蓋がプラスチックでできていたようで炙っている間にプラスチックが溶けて閉じたらくっついて開かなくなってしまった。よくわかんないと思うけど僕もよくわかんない。気をつけよう。

後輩たちは4人で縦に並んで川へと向かった。テントを離れるときはジッパーは全部閉めておこうね。

14:00ぐらいにコマツと再び川へ行き、頭を洗ったり手足を洗ったり体をタオルで拭いたりと江戸時代みたいなことをしてQOLを高めたり、川に溜まった落ち葉を下流に流すダム工事の仕事をしたりして時間を潰した。疲れた頃にテントに戻りコマツのテントの中でナッツをもぐもぐしていたらふたりともいつの間にか眠りについた。

17:45ふと目が覚め時計を見たらびっくり仰天こんな時間。天気図を書かせる予定が完全に寝過ごしてしまった。横で変な姿勢で寝ているコマツを叩き起こし後輩たちに声をかけ食当の準備を始めた。

本日の晩ごはんは麻婆豆腐。今回のペミはいわくつきでなんでかしらんけど牛脂でやろうとしたらしかった。下界で米良から突然連絡が入り「ペミに牛脂使っちゃったんですけど大丈夫ですか」と言われ思わず笑ってしまった。

製造過程が麻婆豆腐というより担々麺だったけど普通に美味しかった。コッヘルの容量的に二回に分けて作ったのだが、一回目のあとに理学部がなんかこだわりがあったらしく、「これは麻婆豆腐への冒涜だ(意訳)」と言い出して自分で二回目の分を作り出した。僕には正直違いはわからなかったけど豆腐が崩れていなかったので良かったのかな。最後まで納得はいっていなかったようだが。

19:30

翌日は今日の反省として4:00起床5:00出発とし就寝した。

2日目:起床~出発迄

4:00起床

前回の反省として準備が遅いというのがあったので1時間で撤収と食事を目指す。あと、これも前回だがテントの片付けが一人一テンなので先に終わった人が暇してて他の面々が頑張って撤収しているみたいな個人プレーが目立ったのでちゃんと「全員で」30分以内のテントの片付けを命じた。結果的には1時間は厳しかったけど4:40ぐらいには食当が始まっていたので全然良いなと思った。この日の朝も食パンとジャム。僕は生で食べる食パンがとても苦手なのでどうにかならないかなといつも思っている。

2日目:CS1~国見岳

5:12 出発。十分早いので満足している。

この日は朝からガスがひどくて山頂の景色には一切期待できなかった。何しにこの山きたんだろう。

5:36-41レスト。少し早い気はする。基本的にコマツがクソみたいな道しか歩かないせいで直下の米良に深刻な披露が生じているような気がする。自分の目で判断するともう少し楽になるかもしれない。

この日は御在所周辺とうこともあっていろんな形の巨岩があった。

6:05キノコ岩分岐。この直前に見晴らしのいい場所に出たのだが霧が濃すぎてコマツの姿が一瞬で見えなくなった。コマツに離れないように気をつけるように言って進んだ。

キノコ岩は白い背景にキノコ岩だけ浮かんでいて逆にばえているようなきがしないでもなかった。そうやって自分を騙すしかないのだ。

6:31-34国見岳。今日は暑くないからか気持ちいいペースな気がした。ただどこへ行っても同じ景色だけど。コマツが白い背景にばえていた。

コマツを感じない

コマツを感じる

2日目:御在所山頂迄

6:48御在所の裏側に到着。ここからは直登のがればを登っていく。微妙に道がわかりにくいかもしれない。

7:00スキー場っぽいだだっ広い草原に出た。今日はなんか理学部が疲れているようで、「筋肉がほしい」と言いながらヒイヒイしてた。米良と都祭もヒイヒイしてたので理学部には「もうすぐ山頂だぞ、絞り出せ」などといって発破をかけ、速度が上がったら2回生の二人に「1回生に負けて悔しくないのか」などと適当なことを言って速度を上げてもらった。よく頑張ったと思う。中村とコマツはひょうひょうと登っていた。

7:06御在所岳山頂。何も見えなかった。記念写真は撮った。ここからEscape3の一ノ谷新道へ。そのまえに自販機へ行きたかったのでザックを置いて行くことにした。なんでおいていったのかはいまとなってはわからない。ただ戻ってきたときに景色が回復すると思ったんだ。途中微妙にガスが途切れて青空が見えたがそれも一瞬だけだった。以降景色が回復することはないので記述しない。

7:44再び山頂へ戻ってきた。

忘れがちな記念写真

微妙に壮大なコマツ

2日目:一の谷新道~下山口

7:53出発。途中自販機でペットボトルを捨てる。一の谷新道はあまり人が通っていないのか最初の方は笹薮が成長しすぎていて非常にうっとおしかった。また道も非常に悪く、やや崩落気味な地面とわけわからんところにおいてあるはしごや階段という魔の組み合わせが後輩たちを魔法の中に閉じ込めていた。途中で「一の谷新道 中級者向け」と書いてある看板を見つけた理学部が中級がどうだとなんか喚いていたが、少なくとも北山よりは歩きやすい道なのは間違いないのであれを普通に行けた君が心配することはないと言っておいた。楽観的にも悲観的にもグレーディングにとらわれるのもあまり良くはない気がする。

8:36-40レスト。

8:52-55レスト。ゴンドラが動いていた。

9:20-21レスト。ここまで米良に自由にレストをとらせていたのだが、流石に頻度が高すぎる気がしたので、一応1時間に10分程度が目安ということを告げておいた(もちろん絶対ではないということも踏まえつつ)。米良は「1分だけなら実質0分」という謎の理論を持ち出し1分で出発した。よくやったと思う。

9:32下山。米良がとても嬉しそうな顔をしていた。

ニューシングル

開放

下山後

僕らが思ったより早く出発したことと、テン場で微妙に電波が入らなくて連絡できなかった事もあってドライバー二人が少し遅くなるとのことだったので先に駐車場へ行って待っていることにした。ほんとご迷惑をおかけしてすいません。

待っている間コマツは川に遊びに行っていた。僕もコマツを探して川へ行った。めちゃくちゃキレイな川だったので誰か沢登ってくれ。

10:11ウィッシュ到着。

今回のまとめ

北山で辛かった分こっちで回復してほしいなと思っていたが北山ばりに辛い山行になってしまい本当に申し訳ないです。鈴鹿は秋に違う計画でリベンジできたらいいなと思っています。もっと山行こうね。

その他

コマツ:いつも辛いのか辛くないのか表情で全く読めない。楽しそうだった?

米良:レストの頻度が高すぎる気がするので、ペースを落とすか頑張るかしてなるべくあるき続けられるようにするといいと思います。読図や荷物を持ったりなどのやる気は十分に感じられます。もうSLやる気しかないね。

都祭:前回の北山でのバテが見られなかったのは良かったです。米良と一緒に仲良く成長してください

中村:体力と若さを吸わせてほしいです。次は絶対役職もたせます。

理学部:あなたは原田です。CLよりCLしていたかもしれないし、理学部よりなお理学部していた。向上心があるのは良いことなのでとっとと中村を負かしてください。

若木:ゼミより山に来てください

A川さん:スペシャルサンクス


以上、なんやかんやで振り返ってみればいい思い出となっていることを期待しています。

次回の山行予定:9月初頭、Part3(完成編)上高地~穂高