こんにちは、W木です。ようやく縦走メンの山行が始まりました。1回の山に行くのがここまで大変になると大変ですね。もう大変でした。
メンバーの日程の都合上part1よりpart2が先行することになったのですが、まあええやろと思っていた過去の自分を責めたくなるような山行でした。
メンバー:W木(CL) T形(SL) M良(装備) T祭(食当) H田 NK村
1日目:曇り或いは晴れ。どちらにせよ空は見えない
二ノ瀬(入山)8:29
夜泣峠 8:54-9:02
貴船山 10:50-11:00
滝谷峠 11:34-11:37
北山荘 12:20-12:35
魚谷山 13:38
魚谷峠 13:49
狼峠 15:03
CS1 15:12
2日目:雨及び雷
CS1 6:17
桟敷ヶ岳入山口 6:26
雲ヶ畑岩屋橋(escape2下山)7:39
1日目
当日は7:20出町柳発のバスだったので7:00集合としていた。みんなは前日にT形主導でペミ講座やら装備の準備をしていたのだがCLは用事で外出していたため当日6:30にボックスに行って登山届を残置、2テン(MOBI GARDEN)をザックに詰め込んだ。
7:00に全員出町柳駅に集合し、京都バス32系統広河原行きに乗車した。平日だったので空いていて快適だなあと思っていたが京産大生らしき人達で結構混み合った。邪魔なのは我々で間違いない。ここでCLは地図をボックスの机の上に忘れてきたことに気付く。やってしまったなあと思いながらYAMAPで地図をダウンロードした。
8:00前ぐらいに二ノ瀬のバス停に着く。入山連絡を済ませて入山地点に到着し、各自準備。T形が現在地を1・2回生に聞いたところ誰も分かっていなくて絶望した。CLはコンタクトを入れるのに必死だった。(CLは地図がないので1・2回生に見せてもらった)
出町に集合した1・2回生達。元気そうですね。
里山ァ!
夜泣峠までは普通の登りだったがCLの衰えまくった心肺機能は早くも悲鳴を上げ始めた。一応多少のリハビリ的な事はしていたのだがやっぱり荷重があると別物だなあと思って悲しくなった。気合いと根性でヒイヒイいいながらついて行っていたら途中でM良がダウンした。一服して峠を目指し、到着してから荷物を分配し直した。T形がM良のテントを持ち、CLがT形のぱりんこ(煎餅)を持った。装補のH田もEPI缶を持った。NK村は余裕そうにニコニコしていた。峠の地形を説明して出発した。
惟喬親王が夜泣きしたから夜泣峠らしい
阻まれた前方
その後、貴船山に向けてズンズンと進んでいたのだが、前方が倒木に覆われていた。一応倒木の合間に踏み跡が見えたので地形図に書いたルート通りに行ったのだが、谷の中で倒木に前方を阻まれたので仕方なく尾根まで上って山頂を目指した。今後(いるか知らんけど)貴船山に行く人がいたらご注意ください。
貴船山までの尾根や峠やピーク横などは高校総体が好きそうな読図ポイントが大量にあり、NK村の地図を借りながら読図クイズを出しまくった。1回生の2人が読図への意識が高く、地図や地形を意識しながら道を歩けていた。2回生は歩くのに必死だったっぽい。SLはよく分からなさそうに、楽しそうにしていた。
夜泣峠から1時間50分ほど歩いて到着した貴船山の山頂は想像通りの北山の山頂だった。カメラロールの山頂の写真は迷彩がかかったようで、撮り忘れたのかと心配になった。全員疲れ切ったような雰囲気を出しており、今日の行程の1/3も終わっていない現実を誰もが信じたくなかった。
山頂
貴船山で10分休憩の後、滝谷峠から西側に谷筋を下りた。その後、北山荘に向かう北向きの分岐があったのだがSL以下5名が南向きに歩いて行ってしまったのでなんとか呼び止めた。きれいな林道から砂防ダムに突っ込むのが正しいルートなのだが本能が拒否してしまったのかもしれない。渡渉で数名がバシャバシャしていたが買いたての登山靴なので大丈夫だろうと勝手に思った。M良が本当か???みたいな顔をしていた。
こっちじゃなくて
こっち
渡渉をしたりしなかったり、ぐちゃぐちゃの地面に足を突っ込んだりしながら北山荘を目指した。楽しみにしていた今西錦司レリーフは思ったより大きい岩の高い所に設置されており、サイズは小さめだった。北山荘は左右に谷が分かれるところの右側を少し上った所にあり、分岐点でレストにした。T形が見に行ってくれた所によれば、煙くさくはあるがいい小屋らしい。水場の水量も豊富で給水にもちょうどよさそうだった。
今西錦司レリーフ
川縁の1・2回生
その後、柳谷峠に向けて、北山荘ではない方の左側の谷を進んだ。踏み跡は膝丈ほどの草で覆われており、ヒルがつかないことを祈りながら谷を詰め上がっていった。途中何度かSLが別の谷を上ろうとしていた。読図はかなり難しかったと思うが、もう少し谷の方角や深さを見てもいいのではと思った。しかし、地図を忘れたCLに人権はないので、取り返しがつかなくなる直前までは黙っていた。
北山荘~柳谷峠への谷
こんぎょ
柳谷峠に着く頃には全体としてかなり消耗していた。T祭は断続的に立ち止まって動けなくなり、H田は虚無に理不尽な苦痛に対する怒りが混じった目をしていた。M良はフラつきながらも読図をしようとしていた。NK村はまだ余力がありそうだったが蜂だけはダメらしく頑張っていた。SLは足にヒルがついており、CLは役員会で断罪される覚悟を決めた。
これまでの谷があまりにも歩きにくかった為か、通常の登山道は快適で魚谷山から魚谷峠まではスムーズに進んだ。魚谷山の山頂はお察しの光景だったが、H田は頑張ろうと自分を奮い立たせていた。えらい。
そもそも北山に山頂の景色を求めるのは間違っていて、ここは峠に思いを馳せる場所なのだと適当なことを考えていたが、峠に感動できるほどCLの感性は研ぎ澄まされていなかったので虚無だった。
魚谷山:京都北山を代表する山の一つ。途中には今西錦司レリーフなどもあり、京都の岳人との関わりも感じられる山。金久昌業の名著『北山の峠』では、山肩にある魚谷峠を「大根足の尤」と称えている、自然豊かな場所だ。5月中初~中旬ごろなら、谷筋にはクリンソウの群落が見られ、さわやかな花の山旅が楽しめる。秋には紅葉も美しく、山肌は赤や黄色に染まる。
(YAMAKEI ONLINEサイトより)
魚谷山の山頂(写真左側下に三角点)
魚谷峠
魚谷峠~狼峠までも読図の難所が多かった。数回登山道を外しかけたが、なんとか踏みとどまりながら狼峠を目指した。読図クイズを出したり、送電線や植生で現在地が分かったりすることを伝えながら進んだ。パーティーの疲労は結構な所までいっており、狼峠に着いたが誰も何も言わずにCS1へと進んでいった。あれは気付いていたのか何も見ていなかったのかは本人らのみぞ知るところである。狼峠からCS1まではすぐだった。
CS1では車がすれ違うための空き地みたいなところにテントを張った。スペースの都合上1・2回生の1テン4つと4回生の2テン2つを分けることになったが、横の川は水量も豊富で十分なCSだと感じた。車通りはなく電波もない。ドライバーには前日山中で連絡が取れなくなった場合は13時に下山地点に来てもらうようにお願いしておいた。
各自テントの設営を済ませた後、食事までは自由時間だったがNK村以外の1・2回生はテントに入って寝ていた。CLとSLは買ったばかりの浄水器を試したり川で時間を潰していた。
食事は青椒肉絲で、ペミの油はあったがとても美味しかった。クックドゥーを混ぜるときにちゃんと火を止めていて、丁寧な生活をしているなあと思った。
明日は5時起床の6時出発と伝えて各自テントに籠もってソーシャルディスタンスを確保した。感染症対策はバッチリだね。
水量は十分で浄水器がなくても飲めそう
MOBI GARDEN×4
2日目
CLは夜中の3時ぐらいに1度目が覚めた。外でピカピカ光っており、そういえば雷予報だったなあと思いながら二度寝した。
5時に起床すると外は雨だった。セパを着て1・2回生を起しに行った後、T形とテントを撤収した。防水のために京都市指定のゴミ袋に入れたのでGOMI GARDENだねとか言ってたらT形にポールで刺されそうになった。
1・2回生を見に行ったらNK村はテントの撤収が終わっていたが他はまだ中でモゾモゾしていた。まあ始めだししょうがないかなとは思っていたがH田が一向に出てこなかった。曰くシュラフが畳めなかったらしい。
朝食はコーンスープと食パンだったが、疲れていたのか食欲がない人が数名いた。普通に雨が降っていたのが一番の原因ではないかと思われる。
食事と片付けを済ませ、起床から1時間20分で出発した。若干遅めなので次回から頑張りましょう。
出発時の様子
滑る丸木橋、周囲も渡れそうになかった
出発して数分して桟敷ヶ岳への丸太橋を発見したのだが、それが雨による濡れで滑るようになっていた。周囲に渡れそうな所がないかも探したのだが全員が安全に渡りきるのは不可能と判断した。その後、別ルートで桟敷ヶ岳に登ることも検討したが、今後の天気が下り坂で雷の可能性が高いことと、今日のルートが主に稜線上であることから撤退することにした。その旨を伝えたときの1・2回生はこの2日間で最も嬉しそうだった。SLは最後まで行きたがっていた(?)。
CLはこれが「真の護身」か・・・と思いながらこの後バイトに行くのを思って憂鬱になった。
その後は雲ヶ畑までひたすら林道を歩いた。距離で言ったら結構歩いたはずだが、昨日に比べたら天国のようだったに違いない。CLは残った行動食を食べながら1・2回生が歓談しているのを見て安心した。
雲ヶ畑からはもくもく号(北大路~雲ヶ畑岩屋橋;700円)に乗って帰ってきた。もくもく号は1日2本出ており、バスの時間までは近くの神社の軒下で雨を凌いだ。いい神社だった。
雨宿りした神社
順番が前後しましたが、以上でpart2は終了です。次回はpart1の御在所ですね。今回よりは間違いなくQOLの高い山行になると思います、お疲れ様でした。