K松party part3 白峰三山

K松です。Part3として南アルプス・白峰三山を縦走してきました。

メンバー:K松(CL)・T形(SL)・M本

写真はこちら

9/26(木)快晴

06:23 入山

07:17~07:23 R

08:25~08:39 大樺沢二俣

09:28~09:40 R

10:34~10:50 小太郎尾根分岐


11:24 北岳肩の小屋

12:04~12:53 北岳

14:14 北岳山荘(CS1)

19:00 就寝

甲府駅に04:00集合。CLとSLは前日に甲府入りし、駅周辺のカラオケに泊まった。M本は夜行バスで来た。甲府駅からのバスはないので、前回同様タクシーで芦安駐車場へ行き、そこから乗合タクシーで広河原へ向かう。芦安に着くと外はひんやりしており、前回から季節が進んだことが実感された。広河原には6時前に到着。各自準備などして06:23出発。

沢沿いの道を進むが、いい具合に冷えていて非常に快適な中歩くことができた。前回はセパ着用で蒸し暑かったことを考えると、天候は登山において非常に重要だということを改めて実感した。途中1回レストを挟み、08:25大樺沢二俣に到着。ここから急登。雲といい、木々の様子といいすっかり秋という感じだった。1回来ていることもあり今回は稜線に出るまでが早く感じた(実際早かったが)。10:34に小太郎尾根分岐着。これから登る北岳や仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山など近くの山々や、遠く北アルプスまでよく見えた。しばし景色を楽しみ出発。ちょっとした岩場を越え、肩の小屋に着く。前回は震えながら駆け込んだ小屋だが、今回は特に用事もないので通過。ここから北岳山頂までが長かった。12:04山頂着。天気がいいこともあり人が多かった。SLは前日の寝不足の解消に励んでいた。稜線の東側だけ雲が湧き始めていて、西側は全くそうなっていないのが面白かった。

秋っぽい

北岳山頂

これから縦走していく山々

そうこうしているちに1時間弱経っていたのでCSへ向け出発する。出発してしばらくしたところでSLが地形図を忘れたことが判明した。SLに探しに行ってもらったが見つからなかった。幸い無くしたのはコピーした地形図だったので、原本を使うことにして先に進む。次第にガスが出始め、14:14北岳山荘着。山荘でテントの受付をして、張ろうとしたところで問題が発生した。テントの本体を広げたところ、なんか小さい。2テンの本体だったのだ。ポールは4テンのものなので当然うまく張れるわけがない。さらにフライを出してみるとこれはなんか大きい。6テンのものであった。かようにして2、4、6テンの各部品が勢揃いしてしまったわけである。テントは諸事情で装備に代わってCLが持ってきたのだが、軽く中身を確認しただけで持ってきたのは軽率であった。ただ4テンの中身が2テンの本体と6テンのフライというのはどういうことなのかよく分からない。CLとM本はこの時点で山荘に泊まることにしていたのだが、前回前々回と山小屋泊が続き破産が近づきつつあるSLは何とかテントの形にしようと頑張っていた。最終的に細引きなどを活用し、246のハイブリッドテントらしきものが出来上がった。当日翌日と天気は安定しており、風もほぼなかったのでこのテントもどきに泊まっても問題なさそうだったので、SLはこれに泊まることになった。その後夕食を作る。この日はラーメンだったのだが、食当のM本が味に深みを出すためという理由で調味料として日本酒を300ml持ってきていた。この時点で「ん?」という感じなのだが持ってきたのが何故か純米大吟醸なのである。それは普通に飲んだ方がいいのではと思いながら、日本酒と水を鍋に入れテント内で沸かしていると、アルコールのみが大量に蒸発してきてテント内が強烈なにおいで充満してしまった。テント外に鍋などを退避させ事なきを得たが、結局日本酒を入れた意味があったのかどうかは、はなはだ疑問である。19:00頃には就寝。

テント

9/27(金)快晴

04:00 起床

06:02 出発

06:23~06:39 中白根山

07:17~07:56 間ノ岳

08:35~08:45 農鳥小屋


09:24~09:53 西農鳥岳

10:19 農鳥岳

10:46~11:03 大門沢下降点

12:13~12:25 R

13:22 大門沢小屋(CS2)

04:00起床。しばらく経って朝食を作りにテントへと向かうと、やはりというかSLは寝ていたので叩き起こして飯にする。どうやら昨晩はイヤーピースを誤飲したかなんかで窒息しかけたとか、動物(クマ?)らしきものがテントの周りをうろついていただの、絶妙な寒さでツラかったなど色々大変だったらしい。食事後準備をしていると日の出を迎えたのだが、これが非常に美しかった。06:02出発。ひと登りして中白根山に至る。服脱ぎを兼ねてレストとしたが景色がいいためつい長居してしまう。中白根山を過ぎると、ザックをローリングさせたら面白いことになりそうな斜面を横に見ながら稜線を進み間ノ岳へと至る。ここでCLが秘密兵器として持ってきていた袋入りのスナック菓子がパンパンに膨らんでいたので、つい炸裂させてしまった。結果、国立公園の土の上に菓子を多少ぶちまけてしまった。申し訳ない。ただ、ちゃんと回収して頂きました。

朝焼けの富士山

北岳

ローリング適地

この後炸裂する

西農鳥岳から

紅葉はもう少しかな

間ノ岳からは農鳥小屋まで400m弱下って、200mちょい登り返す。下りも歩きにくい道なのもあり、このアップダウンが意外ときつい。農鳥小屋のトイレは色々あってか天空に向かって放出するスタイルではなくなっていた。百名山である間ノ岳を過ぎるとやはり登山客の数は急に減った。西農鳥岳、農鳥岳と進み、大門沢下降点に到着。このあたりでは、今日中に奈良田まで下りたい欲が高まっていた。確かにこのコースは1泊2日でも十分行けるとは思う。大門沢下降点からはひたすら下るだけだが、大門沢小屋までは結構急であまりCTを巻けないような道が続いた。レストを1回取り、13:22小屋着。前日で懲りたのか、この日は全員小屋に泊まった。この日の夕食は昨日に続きラーメンであった。CLはこの日小屋でと打ち上げでもラーメンを食べたため、約2日で4食のラーメンを食べてしまった。この日も19:00頃には就寝。

9/28(土)晴れ

04:00 起床

05:42 出発

07:05~07:20 R

07:44 下山

04:00起床。前日の予報ではこの日の朝から天気が崩れそうだったのだが、状況が変わったらしく晴れていた。このパーティ初の無セパ山行への期待が高まる。エアリアにあった通り、小屋から富士山が見えた。この日の朝食は焼チーズ餅であった。M本の食当は、必ずしも美味しいというわけではないが斬新であったり、妙なとこに凝っていたりして面白いと言える。もう少し手際よく調理できたらなおよい。歩ける程度に明るくなってきた05:42に出発。小屋からの道は前日と変わって、歩きやすいところが多かった。途中レストを取ったところは砂防のために開発されたのか、異様に開けていた。しばらく歩くと登山口に到着。ここからは林道歩きであるが、しばらく行ったところで派手に斜面の崩壊が起こっていた。そのため迂回路が設けられていたのだが、ちょっと見つけづらかったためSLが偵察に行くことになった。その場で待っていると、山側からガラガラと落石が発生し、防護ネットに直撃した。死ぬかと思った。またこの迂回路がなかなか細く切れ落ちた道で危なかった。林道に入ってからがこの山行で一番危険とはね。その後は普通の道で、07:44下山。だいぶ早く下りてこれた。

違和感

崩壊

迂回路

下山後は奈良田まで約2km歩き、1時間ほど待って9時に開く温泉に入った。9時50分発のバスで身延駅へと向かったが、結局終点まで我々のほかに誰も乗ってこなかった。身延駅前の「あっぷる」で打ち上げをし、帰路に就いた。途中静岡県付近で緑色の服を着た外国人が目立つなと思ったら、ちょうどラグビーW杯の日本VSアイルランド戦が開催される日であった。この影響もあり、豊橋まではかなりダイヤが乱れていた。CLはその後、実家に寄るSLと、名古屋で用があるというM本と別れ、京都まで帰ってきた。

なんとか完成することは出来ました。最後の山行までハプニングに事欠きませんでしたが、天気が良かったのが幸いです。今期を振り返ると、M本は初心者にも関わらず、ハードな行程によくついてきてくれたと思う。まずは天気図を、後期の山行では地図も読んでいこう。T形はCL頑張ってね。まあ、このパーティより悲惨なことにはならないはずです。あと、CLが朝動かないのはあまりよろしくないのでそこは改善しましょう。

合宿行きたかったなあ。