2018年度前期 ハイジparty 完成編
南アルプス 鳳凰三山
メンバー:ハイジ、てつろー、ビアード、ひかる、藤林、りかさん
<コースタイム>
9/21(金)
5:00 起床
6:00 出発
6:20-27 服脱ぎR
7:18-27 R
8:19-28 南精進滝R
8:59 鳳凰滝分岐(通過)
9:27-35 R
10:25-30 R
10:37 白糸滝
11:14-26 五色滝R
12:20 鳳凰小屋
18:30 就寝
9/22(土)
3:45 起床
5:10 出発
5:50 服脱ぎR
6:25-50 賽の河原(地蔵岳)
7:39-44 R
8:38-51 観音岳
9:38-45 薬師岳小屋
10:50 南御室小屋
18:30 就寝
9/23(日)
3:45 起床
4:55 出発
5:20 辻山分岐
5:30-40 辻山R
5:50-55 辻山分岐R
6:15 苺平
6:40-48 R
7:24 杖立峠(偽)
7:38-45 R
8:28-42 夜叉人峠小屋R
9:30 夜叉神峠(下山)
どうも、縦走CLのハイジです。各方面に迷惑をかけて伸ばしに伸ばした完成編の鳳凰三山に、9/21-23でようやっと行ってきました。結論から言って事故もなくとっても楽しい山行でした~行動時間が総じて短いのが不安ですが、天候が不安定だったので勘弁していただけると嬉しいです‥。それでは、どうぞ。
9/20(木)
全員が行ける日が非常に限られており、天候と客人りかさん(が来れる日)を天秤にかけて、りかさんが来れる1日目雨・2日目曇・3日目晴の3日間を決行日とした。ピークの時期は過ぎたとはいえ鳳凰三山は人気エリアなので、テン場を確保するために0付きした(しかし20・21はタクシー運ちゃんも認める悪天候&低気温であり、そんなもんしなくともCS1はガラ空きであった)。入山前日の19:30に韮崎駅で集合する。実家から高速バスで来たハイジは、雨がひどいため高速インターから駅までの20分を歩くのを断念し、優雅にタクシーで登場した。M場とビアードは優雅に寿司夕食をとっていた。藤林は優雅にマッ○のポテトを食べながら登場した。てつろーは(以下略)。さて、思い思いに下界での優雅な時間を楽しんだ一行は、バスの運行期間が終わってしまったためにこれまた優雅にジャンボタクシーで入山口である青木鉱泉まで向かったのである。
タクシーを降りると雨はひどくなっていた。20時までに着けば温泉に入れたらしいのだが、下調べ不足で20分過ぎた頃に着いてしまったので叶わず(ごめんなさい)。後に書くが温泉運は悪い山行であった。テン場にテントは張ったものの、小屋の近くに屋根のある広い休憩所があるので、そこで寝たいと数人が主張する。印象が悪くなることを考えてM場は最初渋っていたが、最終的に全員がそこで寝ることになった。アリバイ工作のためテントは張ったままにしておいたので、翌日のテントは無駄に水分を含んで重くなったという。21:20頃就寝。あんなに優雅な時間を過ごしたのにpartyの士気は低めである。
こそこそ就寝中
9/21(金)曇り時々雨
起きても雨。1時間ほどで準備して出かける。毎度のことで最弱Y!mobileのハイジはdocomoのりかさんに電波面で頼りっぱなしであった。入山連絡をしてもらう。
前日に青木鉱泉の方に聞いたところ、雨の日用にvariationにしておいた山道は、荒れ荒れとのこと。ドンドコ沢は増水時でも問題ないとのお墨付きをもらったので、本来のドンドコ沢ルートで鳳凰小屋へ向かう。工事はかなり大規模に行われていたが、歩きやすくて本当に全く問題がない(時々急登が出てくるものの)。火打で体力不足を痛感したらしいビアードは筋トレの成果か喋りながらスイスイ歩いていた。同学年が誰もいない上級生ばかりのpartyになってしまったが、さすが末っ子上手くやってるわぁ~と思ってたら全然末っ子じゃなかった。4人兄弟の2番目らしい。ちなみに昨日電車の中でメンバーに「ビアード~!」と叫ばれ恥ずかしかったらしい。
フェイクの小さい滝が登場して一瞬騙され、その後南精進滝が現れた。これで満足してしまい、次の鳳凰滝と白糸滝はスルーしてしまった。最後の五色滝は見た。仙人が修行してそうな感じだった。ちなみに昨日電車の中でひかるは仙人にナンパされたらしい。
午前中は曇り時々小雨が続いており、鳳凰小屋に到着する少し前から本降りになってしまった。テント客は自炊小屋は使えませんと注意されたことも加わり気分は萎え萎えである。しかし夕食はチーズタッカルビなのである。なんて映える女子ウケメニュー‥。ご機嫌なハイジ+ひかる+りかさん+藤林(女子枠)は雨の中ラジオを取りにいって天気図を書かなくてもいいと、てつろーに優しく(?)接してあげた。翌日は午後に雷の予報があったので、高嶺ピストンはカット、辻山ピストンはカットか3日目に回すことにして、18:30頃就寝。雨は依然ひどい。
工事中
滝のどれか
CS可
滝のどれか
チーズタッカルビ
9/22(土)曇り
起きたら雨はやんでいる!急いで出発しようとするが、テントの中から荷物をなかなか取り出さない輩がいたので1時間半くらい準備に時間がかかってしまった。とりあえずてつろーにキレておく。この男、去年の後期から私とひかるにキレられまくっているので我々をさぞかし気の強いやつらだと思っているかもしれないが、言っているのは「ものを借りたらちゃんと返せ」「何か言われたら返事をしろ」等、小学生レベルのことだけなのである。我々は無償で生活指導のようなことをやってあげてるだけだ。ずっとキレている訳ではもちろんなく、てつろーの一言一句に胸を打たれ、心震えることもある。例えば昨夜、ひかるがてつろーに「雨降り続けたら嫌だよねぇ」と言ったら、てつろーは「そうですよねぇ」と言った。同調?あのてつろーが?お前も人の心が分かる子になって‥(涙)。
雨はやんでいるものの、見事なガスで稜線に出てからも何も見えない。当然、今回の目玉・地蔵岳のオベリスクもガスの中。テンション低めメンは待機していたが、藤林とビアードは基部まで行ったらしい。観音岳、薬師岳と進んでいったが、時々ガスが消えて山肌の美しい紅葉を拝める程度で、鳳凰三山に来た感はまるでなし。メンバーが楽しくお喋りしながら歩いてくれているのが救いだが、申し訳ない思いでCLの胸はいっぱいだった。ところで胸と言えば、藤林の体重が8キロ増えたらしいのだが全くそう見えず、考えられる可能性は旅行で行ったタイで知らん間に豊胸手術を受けたのかもしれないということだけだった。タイではニューハーフにモテたらしい。
午前中に南御室小屋に着き、若干陽が出ているので各自濡れた持ち物を干す。昨夜、はじっこで寝たりかさんのすぐ横(テント内)は川のような有様になっていたようで、高そうな羽毛の寝袋は、フライ同様ずっしりと重かった‥。
夕食はビアードの十八番・鍋キューブで作る白湯鍋だった。彼は食当として非常に優秀で、メニューのセンスもさることながら野菜を大量に持ってきてくれるし、キャベツは白菜は腐りにくくするために茎を抜いてきてくれる。彼のおかげでハイジは0付き2泊の山行にも関わらず口内炎を作らずに下山することができた。野菜が多すぎて朝食は2回とも野菜入りスープであったほどなのである。白湯鍋は単体でもご飯にかけても(ご飯で〆ても?)美味しく、てつろーを「相性バツグンやな!!」と唸らせるほどであった。
その後はワインかっくらって寝た。
何も見えんが地蔵岳
オベリスク
当partyのマスコットキャラクターです
白湯鍋
9/23(日)晴れ
晴れた!晴れた!しかしメイン(稜線)は昨日のうちに終わってしまってんだよなぁ~~
かと思っていたら、最終兵器・意外な盲点・最後の秘境・待望のダークホース‥、呼び名がいまいち決まらないが(名前負け感大)、我々には残されていたのである、辻山が!!!!!!
鳳凰三山に登ったことがある人も「辻山ってどこ?」ってな感じだと思うが、南御室小屋と苺平の間、うっかり見落としてしまいそうな細い道(実際見落とした)を10分ほど行ったところに、白根三山や八ヶ岳、仙丈ヶ岳の方まですべて見える絶景ポイント・辻山山頂がある。もともと「景色がいい」との前情報を聞いて計画に入れていたのだが、予想以上だった。皆口々に「辻山最高!!」「来てよかった!!」と言っている。昨日が昨日だっただけに、みんなに喜んでもらえたようで本当に辻山感謝です‥。ありがとう、辻山。
特に難しいところもなく下山して、夜叉神峠からバスに乗って竜王駅で降りて温泉に行った。てつろーに調べてもらった所だったのが、バブルの頃には流行ったんでしょうねぇって感じのオンボロ宿泊施設で売りは「ラドン温泉」らしい。ひかるとりかさんが果敢に挑戦していたが注意書きが「お腹が痛くなるかもしれません」だの「下痢になるかもしれません」だので恐ろしくなったらしく割とすぐ出てきた。女子s(藤林含まず)は温泉から駅までの10分間を歩きたくなくて(暑いから)優雅にタクシーで呼んだ。
patagoniaのタグ
辻山の入り口
辻山
最&高
17
なんとか完成まで行けました。てつろーCL頑張ってね。SLは常識人だから安心だよ。
では、小淵沢駅で一人立ち食いそばをすする我らが組長、りかさんで締めます。
痺れますねえさん