縦走山域紹介

比良

 比良は当部が設立されたころから慣れ親しんできた一番のフィールドです。近年は1回目の予備合宿の場所に選ばれることが多くなっています。昔からの記録が蓄積されているというのもあり、ちょっと雪遊びをしたりするのにも出かける場所です。

沢は安曇川側に特に発達しており、それついては沢登りの山域別ルート特集で紹介しています。

比良の山行記録(縦走・2016~2019)

主な山

蓬莱山(1173.9m)

 比良山系の南半分「南比良」の主峰。比良山系の中では標高が武奈ヶ岳に次いで2番目に高い。日本三百名山の1つに選ばれている。山頂にかけてびわ湖バレイスキー場が広がる。スキーシーズンはもちろん、最近はグリーンシーズンの経営にも力が入っているようで、週末は家族連れやカップルで賑わっている。最近山頂にオシャレなカフェがオープンし、山頂価格のコーヒーで一息入れることもできるようになった。山頂から少し下った所に当部の所有する山小屋「比良ヒュッテ」が建っており、ここで行われることの多い新歓コンパはとても楽しい。

武奈ヶ岳(1214.2m)

 比良山系の最高峰。日本二百名山に選ばれている。天気がいいと白山まで見えると噂の大展望の山である。京阪神から多くの登山客を迎えており、当部でも比良で山行を行うときには大抵ルート上に組み込まれる。

 人が多いのは冬場も変わらない。しかし、気候的には冬は日本海側の影響を強く受けるので天気は悪くなりやすく、また積雪量も多いのでその点には注意が必要である。

蛇谷ヶ峰(オグラス)(901.5m)

 比良山系の北東部「奥比良」の秀峰である。南比良の辺りからずっと縦走してきて目の前に高島平野と琵琶湖が広がる景色を見ればそれが分かるだろう。標高は低いがナメてはいけない。比良山系の中でそこそこの標高がある最北の山であるため冬は日本海からの風をまともに受け、積雪量は非常に多い。そのためスノーシューの練習ができると聞く。山頂には山頂ノートがあり、当部でもこの前訪れたときに一筆書いてきた。

釈迦岳(1060.1m)

 北比良・リトル比良の入り口にあたる山。標高の割に目立たない山である。それにも関わらず最近当部で訪れている記録が目立つのはなぜだろう?