「くぬぎばやし」は、東京都の多摩地区を中心に演奏されている太鼓の曲です。その場ですぐに楽しむことができ、老若男女誰もが無理なく打てるように工夫されています。「教えてほしい」「楽譜がほしい」などの声をいただくので、ホームページで公開することとしました。
「くぬぎばやし」に著作権などはありません。基本的な打ち方を参考に、自由な演奏へ活用していただければと思います。
「くぬぎばやし」は、東京都の多摩地区を中心に演奏されている太鼓の曲です。その場ですぐに楽しむことができ、老若男女誰もが無理なく打てるように工夫されています。「教えてほしい」「楽譜がほしい」などの声をいただくので、ホームページで公開することとしました。
「くぬぎばやし」に著作権などはありません。基本的な打ち方を参考に、自由な演奏へ活用していただければと思います。
〇 くぬぎばやしの歴史
1990年代頃から、都立養護学校(現:都立特別支援学校)で演奏されるようになり、公開講座(都立学校開放事業)や夏祭りなどで親しまれてきました。
渡邊 圭太郎 氏
元東京都公立学校教員。元民族歌舞団荒馬座準座員として日本の芸能の普及活動に尽力する。日本LD学会会員。文部科学省学習指導要領改訂協力委員(自立活動)。平成11年度東京都教職員表彰。平成18年度文部科学省優秀教員表彰。
・最も簡単なリズムは何か
どんどん
他には?・・・どどん
→ どんどん どどん どどん どん
・曲の性格
楽しい。からだがはずむ。
包容力のあるリズム。
・まわりうち
待ち時間をなくす。常にリズムの中に。
支え合う。声を掛け合う。
社会性を育てる学習。
平成14年6月28日 荒馬座鼓舞志の会 例会
「くぬぎばやしはこうそだった」より抜粋
〇 くぬぎばやしの用語
「ひとりうち」「あとうち」など、全てひらがなで表記されます。障害のある方や子供でも理解しやすいようにとの願いが込められています。
〇 くぬぎばやしの口伝
太鼓の曲なので「楽譜」はなく、伝えられてきた口伝を紹介します。映像と併せて読めば、すぐに演奏できると思います。
♪ ひとりうち
(最初に生まれた基本の口伝)
どんどん どどーん どどーん どん ×3
どどーんどん ×4
どどーん ×4
どんどん どどーん どどーん どん
♪ あとうち
(対旋律のような口伝)
すっとん すっとん すっとんとん ×3
すっとんとん ×4
すっとん ×4
すっとん すっとん すっとんとん
♪ あわせうち
(「ひとりうち」と「あとうち」を同時に打つ)
♪ ぶんかいまわりうち
(口伝を複数で打つ ※例は3人の場合)
① どんどん どどーん どどーん どん
② どんどん どどーん どどーん どん
③ どんどん どどーん どどーん どん
① どどーんどん
② どどーんどん
③ どどーんどん
① どどーんどん
② どどーん ×4
③ どんどん どどーん どどーん どん
♪ きめうち
(多少、テンポを上げて盛り上げる)
どーんすとーんとん どん ×4
どーんすとーんとん
どーんすとーんとん
どーんすとーんとん どん
♪ ふえ(ひとりうち)
(※ 譜例は六本調子の場合)
♪ ふえ(きめうち)
♪ したうち、かね
ツーク ツーク ツーク ツーク ~
〇 くぬぎばやしの演奏例