京大合唱団同窓会合唱団

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2025年12月21日(日)　14:00 開演（予定）  会場 京都府長岡京記念文化会館

　Stage1 男声合唱組曲『草野心平の詩から』　作詩：草野心平/作曲：多田武彦

　Stage2 女声合唱曲集『木とともに 人とともに』より　作詩：谷川俊太郎/作曲：三善晃

　Stage3 混声合唱組曲『どれも特別な一日』　作詩：谷郁雄/作曲：田畠佑一

ステージ紹介

　1st Stageでは、男声合唱組曲『草野心平の詩から』を演奏する。

「蛙」から「富士山」、そして「天」へ。草野心平の詩作に存在するのは、卑小な生命の中に壮大な宇宙が宿るという東洋的哲学の表現である。「天」から見る「出臍のような五センチの富士」。その富士からみても卑小な存在である我々にも宇宙が宿っているのだ。屈指の名作と呼び声高い本作を壮大に、そして繊細に演奏する。

　2nd Stageでは、三善晃が手がけた女声合唱曲集「木とともに 人とともに」より3曲を演奏する。いずれも谷川俊太郎による作詩であり、作曲のタイミングは異なるものの「ともに生きる」というテーマを共有している。女声編ならではの色彩で、願いと祈りの詩句をお届けしたい。

　3rd Stageでは、混声合唱組曲『どれも特別な一日』を披露する。本組曲は新進気鋭の作曲家・田畠佑一が若い合唱団のためにと作曲し、昨年夏に初演されたばかりの作品で、関西では初演となる。複雑なハーモニーや連弾伴奏など、作曲は技巧的で難解ともいえる。しかし、通底するメッセージは題名通り、日々を愛おしむ素直な思いであり、ますます活気を増す京大合唱団で晴れ晴れしく歌い上げたい。