宮あさか
灰皿いっぱいの吸い殻を片付けたところで時計を見たらもう午前1時だった。簡単にシャワーを浴びて寝ることにする。
ピアスをはずすとき
シャンプーを流すとき
洗顔料を泡立てるとき
何気ない日常の中でどうしても考えてしまうのが、君のこと。
君にはとびきり素敵な夢で眠っていてほしい。
愛してるよ、おやすみ。
シャワーの音にまぎれるように、君の名前を呼んでみる。
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