本誌をお手に取っていただき、まことにありがとうございます。千里山文学第五十二号を担当しました編集の川端です。
関西大学文芸部文学パートでは、夏の文学フリマに向けて「千里の道も一筆から」を年一回と、それとは別に、2年に1度の「千里山文学」を発行しています。本誌では平成30年から令和元年に渡って発表された作品で、中でも反響の多かった12作品を選出しています。特に今号は幅広い学年から選出されており、作品数最多の3回生を筆頭に、ここ2年間の私たち文芸部文学パートの色を象徴する冊子となりました。
奥付に連絡先も記載していますので、ぜひ感想等をお寄せください。温かい声をお待ちしております。
平成最後の、そして令和最初の「千里山文学」は、私たちにとっても特別なものとなりました。この冊子をお読みになるのは未来の部員でしょうか、あるいは想像だにできないもっと別の誰かでしょうか。ともかく、こうしてお手に取ってくださったあなたの記憶に、私たちの珠玉の物語が、足跡が残るとすれば、それに勝る喜びはありません。
最後になりますが、今後、本誌掲載の作品たちを超えるような、より素晴らしい作品が私たちの活動から生まれることを願い、お言葉とさせていただきます。
拝
川端択