京都府立大学
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「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現を目指す中、目標の一つである「食品ロス削減」は大きな課題となっています。 京都府立大学、環境配慮型生活学研究室では、一般家庭における食品ロスの実態を調査し、情報通信技術(ICT)等を活用したツールを利用する事を手がかりとして、食品ロス削減行動を身につけ、その効果が持続するような方策を明らかにする事を目的とした研究を実施しております。その一環として「家庭での食品ロス実態調査」を下記の通り実施します。多くの皆様のご応募をお待ちしております。尚、本研究は、京都府舞鶴市との共同研究でもある事から、舞鶴市民向けのモニター枠を設けております。
名 称: 家庭での食品ロス実態調査
募集人数: 120名程度(但し、60名程度は舞鶴市民を対象とする予定)
応募資格: 日本国内にお住まいの20歳以上の成人男女。世帯人数が2名以上で、家庭の食事の支度や買物を日頃行っている方で、前期と後期両方の調査に参加でき、3回のアンケートに回答可能な方。
申込受付期間: 2023年8月30日(水)~9月19日(火)20時
応募結果のお知らせ:10月上旬までにメール等でお知らせします。応募多数の場合は選考となるためご参加いただけないことがあります。
実施内容
前 期:2023年11月2日~11月29日(4週間)
後 期:2024年2月20日~3月4日(2週間)
内 容: ①専用ごみ箱(20Lペール)とWi-Fiルーター等のキットをお送りしますので、ご自宅内に設置し、調査期間中、家庭で出た食品ロスを分別し専用ごみ箱に入れていただきます。(前後期 合計6週間)
②前期の後半2週間、食品ロス削減ツールを利用して、食品ロス削減の取組みを行って頂きます。ツールの利用状況の写真もご提出頂きます。 ただし削減取組みなしのグループに入る場合もあります。
③アンケート回答(10月、12月、3月の計3回)、スマホで回答頂けるアンケートですが、ご家族のスマホやパソコンからも回答できます。
④説明会への参加(10月下旬と11月中旬の計2回)、オンライン開催ですが、参加が難しい場合、動画視聴もできます。
謝礼金 6000円(QUOカード)
その他 調査用のキット(専用ごみ箱、Wi-Fiルーターなど)は、前期、後期終了後にご返却頂きます。送料負担はありません。
応募方法 「調査実施概要」をお読み頂くか「説明動画」をご覧頂き、調査内容を十分ご理解いただいた上で、調査への協力にご同意頂ける方は、応募サイトからお申込み下さい。
ご自宅にお送りする「専用ごみ箱」を家庭内に設置し、調査期間中、家庭で出た食品ロスを「分別」して、専用ごみ箱に入れていただきます。期間は、前期4週間と後期2週間の合計6週間です。
インターネットアンケートに合計3回ご回答いただきます。1回10分程度でスマホから回答できますが、ご家族のスマホやパソコンからも回答頂いてもかまいません。アンケートは、10月、12月、3月です。
10月下旬と11月中旬にオンライン説明会を実施します。都合のつかない方は、オンラインで動画視聴もできます。
3種類のツールから、ひとつご担当いただき、それを使って冷蔵庫内の食品を管理し、食品ロス削減に取り組んで頂きます。一部の方は取組みなしのグループとなります。
ツールは、①食品管理アプリ、➁写真撮影、③冷蔵庫整理グッズです。
こちらからお送りするケースとマスキングテープを使った取組みです。冷蔵庫内にケースに置き食品を入れたり仕切りに使ったりします。テープを使いエリア分けやマーキングをします。
ご自分のスマホのカメラ機能を利用して、冷蔵庫内の食品の写真を撮影し、在庫確認を行う取り組みです。
スマホに無料のアプリをダウンロードして、冷蔵庫内の食品を管理する取組みです。アプリを使って、購入したものを入力して行き、食品期限が近づくと通知が届きます。
こちらの説明を必ずお読み頂くか、動画をご覧ください。
必ずこちらの説明をお読み頂くか、動画(約5分)をご覧頂いた上で、応募サイトから申し込みをして下さい。動画は説明の下にあります。
「家庭での食品ロス実態調査」の実施概要とご協力について
研究テーマ:情報通信技術等を利用した家庭系食品ロスの発生を抑制する介入策に関する研究
1.はじめに
「家庭での食品ロス実態調査」は、上記のテーマに基づいた学術的研究を目的とした調査で、京都府立大学倫理委員会で審議をうけ、倫理的に適切で、調査に協力される方の人権が守られている事が承認されたものです。
以下は、調査の実施内容について説明するものです。モニターとして調査に参加される方は必ず最後までお読みください。
2.調査の意義
食品ロスは、世界的な問題ですが、国内の食品ロスの半分は家庭から出ているため、その削減への取組みは重要です。今回の調査は、一般家庭における食品ロスの実態を調査し、情報通信技術(ICT)等を活用したツールを利用する事を手がかりとして、食品ロス削減行動を身につけ、その効果が持続するような方策を明らかにする事を目的としています。その成果は、学校、職場、地域等での食品ロス削減取り組みに応用できる可能性があると考えております。
3.調査の概要
調査の実施期間は、2023年11月から2024年3月のうち、指定する6週間で、前期4週間と後期2週間に分かれています。モニターの皆さんには、6週間の間、ご家庭で出る食品ロスを分別し専用ごみ箱に捨てて頂きます。前期は、普段通りの生活をしながら分別して頂く2週間、続いて分別に加えてツールを使用して食品ロス削減の取り組みを行って頂く2週間です。その約3か月後に、後期として再度、食品ロス分別を行って頂く2週間の予定です(調査スケジュールをご参照下さい)。調査に必要な器材は全て大学にて準備し、前期と後期の調査開始前にご自宅にお送りします。また、調査開始前、前期および後期調査終了後の計3回アンケート調査を実施します。加えて、説明会を2回開催し、取り組んで頂く内容について詳しく説明します。
(詳しくは下記の全体スケジュールをご覧ください)
4.ご協力頂きたい内容
(1)食品ロス分別とごみ箱への投入
6週間の間、ご家庭で発生した食品ロスを分別して「専用ごみ箱」に入れていただきます。ごみ箱には計量器が入っており1時間ごとに測定します。「専用ごみ箱」に入れた食品ロスは、ごみの日などに取り出して捨てて頂く形となります。
(2)食品ロス削減への取組み
前期の後半2週間、食品ロス削減ツールを利用して、食品ロス削減の取組みを行って頂きます。ツールは、「冷蔵庫整理グッズ」、「写真撮影」、「食品管理アプリ」の3種類のうち1つをご担当いただきます。取組み期間中、ツールの利用状況の写真(数枚)も併せてご提出頂きます。但し、取組みなしのグループに入る場合もあります。
(3)アンケートへの回答
開始前(10月下旬)、前期調査終了後(12月)と後期調査終了後(3月上旬)の3回のアンケートにご回答頂きます。アンケートは、スマホ等を利用して回答でき、回答所要時間は各10~15分程度です。
(4)説明会への参加(または動画視聴)
全体説明(10月下旬)と食品ロス削減ツールの使い方説明(11月中旬)の2回の説明会をオンラインで開催します。ご参加をお願いしますが、ご都合のつかない方は、説明会の内容をYou Tubeに公開しますので、動画を視聴頂けます。
(5)器材の受け取りと返送
前期調査の前(10月下旬)と後期調査の前(2月下旬)にご自宅に器材をお送りしますので、自宅でお受け取りください。また、前期と後期の調査終了後、指定の期間内にご返送をお願いします。受取り、返送はそれぞれ1週間程度の期間を設けており、配送はヤマト運輸を利用します。費用負担はありません。
6.調査で取得するデータ
今回、調査により取得するデータは次の通りです。
(1)食品ロス計量データ
「専用ごみ箱」で自動計量されたデータはインターネット経由で研究者が使用するシステムに送られ、モニター番号とともに保存されます。
(2)アンケート調査データ
アンケートでは、主に食生活や食品廃棄に関することをお尋ねし、氏名ではなくモニター番号を入れて頂きます。
(3)氏名、住所等
お申込みの際、氏名、住所、電話番号、メールアドレスをご記入頂きますが、器材の送付と返送時、および調査に関する連絡にのみ使用し、それ以外の目的には使用しません。また、後期調査終了後、器材の受領等の必要な確認が済み次第、速やかに削除します。
7.情報の保管・廃棄および研究結果の公表について(プライバシーの保護)
お申込みの際に頂く個人情報、食品ロス計量データ、アンケート調査(3回分)の電子データを取得しますが、研究代表者および学内の研究分担者のみが知るパスワードを設定し、厳重に管理します。個人情報の取り扱いには十分注意します。調査研究のための分析、成果公表の際には個人を特定しない形で行います。また、紙に書かれた個人情報は、大学内の施錠された部屋で厳重に保管の上、調査終了後、直ちに処分します(大学内でシュレッダー処理)。送り状などは、大学の文書管理ルールに則って管理、処分します。
8.費用負担について
調査に必要な器材は全て研究実施者で準備し、運送費も研究実施者が負担します。食品ロス計量データを送信するための通信回線も研究実施者が用意し、回線費用も負担します。モニターのみなさまの費用負担は、ご自宅でのコンセントの利用とアンケートにご回答いただく際のスマホやPCでの通信費以外は一切ありません。
9.謝礼について
調査への協力にご同意いただき、6週間の食品ロス分別と専用ごみ箱への投入、3回のアンケートにご協力いただいたモニターの方には、謝礼として6000円のクオカードをお送りします。
10. 調査協力と途中での辞退について
この調査への協力にご同意頂くかどうかは、こちらの説明をお読みの上、ご自身の自由意思で決めて頂けます。同意の意思表示の後の撤回も可能です。調査途中で協力を辞退される場合も不利益はありません。但し、器材の返却など所定の手続きを踏んで頂く必要があります。また、途中で辞退された場合は、謝礼はお支払いできません。
11.ご応募から調査開始までの流れ
調査協力への同意--->個人情報の入力--->応募--->応募結果ご案内---->調査のしおり----->調査キットの受け取り---->アンケート①回答---->説明会①---->調査開始
(詳しくは下記の調査の流れをご覧ください)
12. 調査協力への同意について
本調査の実施内容についての説明を読み、ご理解いただいた上で、ご協力頂ける場合は、「応募サイト」にて、調査参加へのご同意を頂いたうえで必要な情報をご入力いただきます。
以上
【注意】スケジュールは募集時点でのものであり、変更になる事があります。
調査の流れ
こちらの調査について、ご質問のある方は、下記のリンクから メールにてお問い合わせください。
よくある質問もご覧ください。
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