2部
・舟歌 Barcarole Fis-dur Op.60 [F. Chopin]
◆曲紹介・思い
ショパンの晩年の作品であり、同時期には「ピアノソナタ第3番 ロ短調 op.58」や次に松田さんが演奏される「幻想ポロネーズ op.61」が挙げられます。
舟歌とはヴェネツィアのゴンドラの船頭の歌を意味します。左手の音型は舟の揺れを表しており、その上で歌われるうっとりとした旋律にはどこか悲しさや寂しさを感じます。
偉大な作曲家の作品に深く感動し、"弾いてみたい!"という純粋な気持ちだけで気付けば20年もピアノを弾き続けています。舟歌もそのうちの1つです。
初めて作品を聴いた時の感動を思い出しながら、一音一音を大切に演奏できたらと思います。