2部
・パルティータ第6番 Partita Nr.6 e-moll BWV 830 「1.Toccata」 [J. S. Bach]
◆曲紹介・思い
普段は曲紹介として時代背景や曲の構成を書いていますが、バッハ時代の音楽に馴染みがないせいかしっくり来なかったので、自分がこの曲を練習して感じたことを書こうと思います。
バッハの曲を弾くのは初めてですが、実際に練習してみると感情的でありながらロマン派とは違い非常にリズムやテンポが厳格なところが印象的でした。
このような表現は、喜びをもたらす物に感謝する、苦難を引き起こすものを耐え受け入れるといった自分の制御できないことを前向きに捉える様子が表されていると感じます。
自分の制御できないことを常に前向きに捉えるのは(特に苦難については)非常に難しいですが、苦難があれば祝福もある(逆もまた然り)ということを教えてくれるように思います。
このような世界観を表現できるように精一杯演奏します。