第1回
シンポジウム
「行動経済学の死」を考える
企画・運営
川越敏司(公立はこだて未来大学)・瀧澤弘和(中央大学)
このシンポジウムは終了いたしました(このサイトはイベント終了後移転したHPです)。
・日時 2021年10月23日(土) 12:30-17:50
・オンライン開催(ウェビナー方式)
・参加無料(定員1,000名)
このシンポジウムついて
2020年8月、ウォルマートにおける行動科学研究のリーダーであるJason Hreha氏は、損失回避性などの行動経済学の主要な発見には再現性がなく、またナッジについてもその政策効果に疑問を投げかけ、「行動経済学は死んだ」と主張し物議をかもしました。心理学においては、すでに数年前から多くの発見に再現性がないとの指摘を受け、議論が活発に行われており、研究の再現性は実験を中心とした科学研究において大きな問題となろうとしています。
このシンポジウムでは、こうした「行動経済学の死」を巡る議論を皮きりにして、第一線で活躍している研究者に行動経済学の現状と課題、そして将来について、それぞれの専門領域からの見解を披露していただきます。シンポジウムでは、「アカデミズムにおける行動経済学」(第1部)と「社会の中の行動経済学」(第2部)という構成で、多角的な視点から「行動経済学の死」について考えていきます。
なお、このシンポジウムは参加無料ですが、事前申し込みが必要です(先着順、1,000名まで)。参加申し込みはページ下部のお申し込みURLからお願いします。
登壇者紹介(五十音順)
川越 敏司(企画・運営)
公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授
岡田 克彦
関西学院大学経営戦略研究科 教授
佐々木 周作
東北学院大学経済学部 准教授
澤田 康幸
東京大学大学院経済学研究科 教授
竹内 幹
一橋大学大学院経済学研究科 准教授
平石 界
慶應義塾大学文学部 教授
星野 崇宏
慶應義塾大学経済学部 教授
室岡 健志
大阪大学国際公共政策研究科 准教授
プログラム
第1部
アカデミズムにおける行動経済学
(座長:瀧澤 弘和)
12:30-13:00 問題提起
(川越 敏司)
13:00-13:30 心理学における再現性議論の現状
(平石 界)
13:35-14:05 経済学の中での行動経済学の位置づけ
(室岡 健志)
14:05-14:35 経済学教育における行動経済学
(竹内 幹)
第2部
社会の中の行動経済学
(座長:川越 敏司)
14:45-15:15 マーケティング・消費者行動における行動経済学的現象に関して
(星野 崇宏)
15:15-15:45 資産運用における行動ファイナンス
(岡田 克彦)
15:50-16:20 ナッジの政策活用の現場から
(佐々木 周作)
16:20-16:50 開発経済学と行動経済学-希望を絶望に変える経済学?-
(澤田 康幸)
16:50-17:50 質疑応答
注意事項
[質疑応答]
・質疑応答にはzoomのQ&A機能を使用します。
・ご質問は、必ず1人の講演者に限定して行ってください。「講演者全員にお伺いします」や「A先生とB先生にお伺いします」といった複数の講演者にまたがったご質問はお控えください。
・ご質問の一部は、適宜zoomのQ&Aへの書き込みにて対処させていただきます。
・最後の質疑応答時間では、座長が適宜質問をピックアップします。
・お答えできなかったご質問については後日、回答をアップすることを検討中です。
[講演資料・録画の提供]
・講演資料や講演の録画につきましては、公表を許可された講師に関わる部分についてのみ、(事前)参加登録をされた方にのみ、所定の期間に公開いたします。
お申し込み
このシンポジウムは終了いたしました。
お問い合わせ
このシンポジウムは終了したためお問い合わせは受け付けておりません。開催終了後のお問い合わせに関しても受け付けておりません。
動画や資料の共有に関して
終了後1~2週間程度でメールもしくはHPにて登録者のみが閲覧できる形で共有する予定です。