シンポジウム

「行動経済学の死」を考える

企画・運営 

川越敏司(公立はこだて未来大学)・瀧澤弘和(中央大学)

企画協力:林良平(高知工科大学)・山根承子(パラカ研究所)

後援:行動経済学会

日付:2022年1月8日(土)

オンライン開催(ウェビナー方式)

参加無料(定員1,000名)

このシンポジウムついて

 2020年8月、ウォルマート行動科学研究のリーダーであったJason Hreha氏は、損失回避性などの行動経済学の主要な発見には再現性がなく、またナッジについてもその政策効果に疑問を投げかけ、「行動経済学は死んだ」と主張し物議をかもしました。心理学をはじめとして、研究の再現性は実験を中心とした科学研究において大きな問題となろうとしています。

 一方で、過去3回に加えて、2021年度のノーベル経済学賞もまた、経済学における「実験的アプローチ」に授与されており、経済学における実験は今後ますます重要性を増していくものと予想されます。

 こうした中、このシンポジウムでは、本年10月に開催された第1弾と同様に、第一線で活躍している研究者に行動経済学の現状と課題、そして将来ついて、それぞれの専門領域からの見解を披露していただき、「行動経済学の死」の真相を探っていきます。

なお、このシンポジウムは参加無料ですが、事前申し込みが必要です(先着順、1,000名まで

登壇者紹介(五十音順)

川越 敏司(企画・運営)

公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授

會田剛史

日本貿易振興機構アジア経済研究所 研究員

依田高典

京都大学経済学研究科 教授

北田智久

近畿大学経営学部 講師

小林佳世子

南山大学経済学部 准教授

坂上貴之

慶應義塾大学文学部 名誉教授

田中知美

MatchGroup Director of International Safety

濵村純平

桃山学院大学大学院経営学研究科 准教授

肥前洋一

高知工科大学経済・マネジメント学群 教授

森知晴

立命館大学総合心理学部 准教授

山田克宣

近畿大学経済学部 教授

横尾英史

一橋大学大学院経済学研究科 講師

プログラム

第1部 行動経済学:その再現性と内的妥当性

13:00-13:25

森知晴

「『行動経済学』とはどのような分野なのか?」

13:30-13:55

山田克宣

「健全な行動経済学(者)の育成のために」

14:00-14:25

會田剛史 ・横尾英史

「ランダム化比較試験(RCT)と社会的受容性」

14:30-14:55

田中知美

「IT企業の現場の視点から」

第2部 行動経済学:その広がりと外的妥当性

15:05-15:30

坂上貴之

「もう1つの 『行動経済学』:行動分析学と再現性」

15:35-16:00

小林佳世子

「進化心理学と適応合理性の観点から」

16:05-16:30

肥前洋一

「実験政治学と行動経済学」

16:35-17:00 

北田智久・濵村純平

「追試専門の学術雑誌創刊の経緯:実証会計における挑戦」

17:05-17:30

依田高典

「行動経済学のルネッサンス(再生):外的妥当性と異質性から考える」

注意事項

[質疑応答]

・質疑応答にはzoomのQ&A機能を使用します。

・ご質問は、必ず1人の講演者に限定して行ってください。「講演者全員にお伺いします」や「A先生とB先生にお伺いします」といった複数の講演者にまたがったご質問はお控えください。

・ご質問の一部は、適宜zoomのQ&Aへの書き込みにて対処させていただきます。

・お答えできなかったご質問については後日、回答をアップすることを検討中です。

[講演資料・録画の提供]

・講演資料や講演の録画につきましては、公表を許可された講師に関わる部分についてのみ、(事前)参加登録をされた方にのみ、所定の期間に公開いたします

お申し込み

以下のURLから参加申し込みを行ってください。登録完了後、zoom側からメールが届きますので、確認をお願いいたします。

https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_NnpxReZDQbWkS-K9fHqyGA


お問い合わせ

お問い合わせがある場合は、以下のURLからお問い合わせください

https://forms.gle/fR9JshuJGSvPSCCSA


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