野菜には様々な種類があります。トマトやナス、キャベツ等々……中には、ジャガイモも野菜に含まれていると考えてる人もいるかもしれません。
ですが、厳密にはジャガイモは芋類に含まれるので、野菜ではありません。野菜と比べてエネルギーが高く、ごはんに近い食品です。
また、野菜の中にも「緑黄色野菜」と「淡色野菜」に分けられています。
色が濃い緑黄色野菜の方が栄養成分が多く含まれていますが、食物繊維は淡色野菜の方が多く含まれています。どちらかを摂れば問題ない、というわけではなく、両方ともバランスよく摂取する必要があります。
ビタミンやミネラルが多いのは野菜、炭水化物(糖質)が多いのは芋や豆、といった認識で考えると分かりやすいですね。
「野菜を食べると健康になる」ということを聞いたことがある人は多いかと思いますが、実際にどのような効果があるか知っていますか?
実は、野菜には私たちの身体を整えたり、病気を予防したりする効果があります! 野菜に含まれている栄養素は生きていくためには必須で、見えないところで様々な効果を発揮しています!
野菜が不足すると将来的に病気の原因になったり、肥満の原因になったりと悪影響が出てきます。
では、いったいどのくらいの量の野菜を1日で食べると良いのでしょうか?
「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するための目標値の一つに「野菜類を1日350g以上食べましょう」と掲げられています。
しかし、平成30年の「国民健康・栄養調査」における野菜類平均摂取量をみると、成人男性で約290g、女性で270gとなっています。特に、20~30歳代は男性で約260g、女性で約240gと350gを大きく下回っています。
また、日本人のうち野菜を350g以上食べている人の割合は3割にも満ちていません。特に、20代の野菜摂取量は最も低く2割程度の人しか野菜を350g以上食べていません!
ですが、いきなり野菜を食べましょうと言われても難しいですよね。そこで、今回は以下の動画を紹介したいと思います。
この動画ではコンビニでの商品選択の違いによる栄養素の違いについて紹介しています!
コンビニ商品とサラダのエネルギーの比較や、野菜を食べることのメリットについて詳しく話しているので、分かりやすく観ることが出来ると思います!
野菜は、ビタミンやミネラル・食物繊維を多く含んでいます。
野菜に含まれるビタミンは、炭水化物、タンパク質、脂質が体内でエネルギーに変わる手助けをしたり、免疫力を高めて病気になりにくい体を作ったりする効果があります。
ミネラルは、身体機能の維持・調節に不可欠で、特に野菜に多く含まれるカリウムは、余分なナトリウム(食塩)を体外に排出するのを手助けしてくれ、高血圧の予防にもなります。
また、濃い色の野菜には、カルシウムも多く含まれています。カルシウムは骨を強くし、骨折を防いだり将来的な骨粗鬆症を防ぐことが出来ます。
食物繊維は、便秘の予防をはじめとする整腸効果だけでなく、血糖値上昇の抑制、血液中コレステロール濃度の低下など、多くの生理機能が明らかになっています。これらは糖尿病の予防など、生活習慣病の予防にも繋がります。
しかし、現在ではほとんどの日本人に不足している栄養素なので、積極的に摂取することが望ましいです。
さらに野菜は低脂肪・低エネルギーでありながらかさが多いので、満腹感を与えてくれます。そのため、ダイエットにも効果的です。おいしく、健康的に痩せるには野菜を食べることが重要です。
いかがでしたか? 今回は野菜の必要量や健康への効果、また、手軽に野菜を摂る方法を紹介させていただきました!
野菜には私たちが生活する上で必要な栄養素が豊富に含まれています。
病気に負けない身体を作るためには野菜に含まれているビタミンやミネラル、食物繊維が重要であることは理解して頂けたでしょうか?これらはすべて、野菜にたくさん含まれています。
これをきっかけに日々の食生活を見直して、より健康的な生活を歩んでください!