ご挨拶

薬師山覺正院金剛勝寺は檀家制度をいっさい設けておりません。

当山が本尊とする不動明王のご霊徳と阿弥陀仏の光明無量・大慈悲

そして宗祖弘法大師空海の教えにあづかり、

人々に開運と心の癒しをもたらすことを意図しております。

真言宗のすばらしさは、

古くからの宗教だからだけではありません。

弘法大師の教えである、「共利群生」（きょうりぐんじょう）

すなはち、

生きとし生けるものは共に学び共に助け合うことが大切であり、

この教えを実践することで人の心は豊かになるという教えです。

それは真言密教福祉の理念を学び

人に寄り添う心の成果をめざす宗教にほかなりません。

自分を照らす光は自分のなかにあります。

人は自分の心を満たすことができて、

はじめて他の人を思うことができるものです。

薬師山覺正院金剛勝寺は千二百年以上にわたり続いてきた

真言密教の継承とともに

令和の時代にふさわしい仏教のありかたを求めて

活動していきたいと思っております。

最後に、薬師山覺正院金剛勝寺はご縁を慶び、

般若心経とともに多くの皆様と地域社会に愛される寺院をめざし

精進していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌

　薬師山覺正院金剛勝寺　住職