政治思想コース

春学期通常勉強会

  • 活動日時:毎週水曜日 18:30〜(5月8日から)
  • コース幹事:古谷(政治経済学部)
  • レベル:入門〜
  • 場所:学生会館E706(攻究会部室)
  • 使用文献:ルソー『人間不平等起源論』『社会契約論』

コース概要

政治思想コースでは毎回、政治思想についての古典文献を輪読しています。では、「政治思想(political thought)」とはどのような意味を示すのか、「政治哲学(political philosophy)」「政治理論(political theory)」とはどのように違うのかというなどの問いについて論じなければなりませんが、ここでは紙幅の関係上、詳述は避けます。ただ、"政治という人間にとって原初的な営みに関する思索の集積"として「政治思想」を理解してください。

コースの進め方

基本的には、レジュメによって文献の概要を把握していきます。レジュメの作成は輪番制で、毎回1~3名の担当者が勉強会当日までにレジュメを作成し、当日にはそれをもとに勉強会を行います。勉強会の時間は2~3時間程を予定しています。

基本的に文献は途中だろうと半期でリセットするので、原則としては学期末に次の講読文献を選定する作業を行います。これは新入生も参加できるので、大学やサークルで学んだことを活かして自分の興味ある文献を推薦することが可能です。積極的な参加を期待しています。

使用文献

春学期の活動では、ルソーの主著『人間不平等起原論』『社会契約論』が扱われます。ルソーは西洋政治思想史において重要な地位を占める思想家でありながら、同時にその思想の解釈は多岐にわたっています。また、たとえば私有財産の扱いについて『人間不平等起原論』と『社会契約論』では主張が異なっているなど、一見すると思想に一貫性のないように思われます。しかし、ルソーの思想の影響力ははかり知れず、現代においてもその意義は失われていません。その点については、4月に行なわれる新歓勉強会で触れる予定です。

新歓合宿(4月30日~5月2日)では宇野重規『西洋政治思想史』を扱います。

参考までに近年扱った文献を以下に列挙する。


  • ハンナ・アーレント『人間の条件』『革命について』
  • マックス・ウェーバー『職業としての政治』『社会主義』
  • シモーヌ・ヴェイユ『自由と社会的抑圧』
  • カント『啓蒙とは何か』(副読論文としてフーコー「啓蒙とは何か」)
  • カント『人倫の形而上学の基礎づけ』
  • カール・シュミット『政治的なものの概念』・『パルチザンの理論』
  • 田中純『政治の美学』(副読書としてカール・シュミット『レヴィアタン』)
  • マキアヴェッリ『君主論』
  • 丸山真男『日本の思想』
  • モンテスキュー『法の精神』
  • ルソー『社会契約論』
  • ロック『統治二論』
  • レーニン『帝国主義』
  • アダム・スミス『道徳感情論』
  • ヘーゲル『精神現象学』
  • アリストテレス『ニコマコス倫理学』
  • アリストテレス『政治学』
  • セプルベダ『第二のデモクラシー』
  • トクヴィル『アメリカのデモクラシー』
  • ホッブズ『リヴァイアサン』
  • スタイナー『権利論』


その他、二次文献・概説書なども副読書として扱った。