世界観
空からの光の届かない海底。コアから放たれる薄ぼんやりとした青い光を受けながら海底人たち8名は集団生活を送っていた。緩慢で永遠にも思える穏やかな日常を送る彼らだが、アビスの見た奇妙な夢を皮切りに日常は少しずつ崩れ始める。
用語
海底人(カイテイジン)
海底で生活する生命。アビスたちの種族名。人間と見た目は似通っているが体内や性質は一部異なる。
消化器官…胃で行き止まりとなっている。海底人はコアから出された食事を食べると、胃によって栄養素のみが抽出され、残りかすはゲル状へと変化する(この際色は透明になる)。残りかすのみとなったらそれらを嘔吐する。吐き出す際、ゲルはドロップへ変化する。それらのドロップはコアに返す決まりとなっている。
眼球…右目の視力は人間と同程度存在する。左目の視力は皆無で用途、構造ともに異なる。左目の奥には超音波を発生させる第二の声帯があり、左目はイルカでいう「メロン体」にあたる音響器官の役割を果たしている。海底人が暮らす深海では光はほぼ皆無なため、日常生活では左目と超音波を使い距離や大きさを測っている。右目はコアの青い光を見るためだけに存在すると言われている。
体液…体液は、涙と血のみ存在する。しかしその二つも人間とは性質が異なる。体内を流れる際は血の色は人間と同じ赤色をしているが、体外に出て海水に触れるとドロップへ変化する。涙も同様。
ドロップ
Drop
海底人から吐き戻される半固体状の物体。また海底人の体液が変化したもの。これらは弱弾性で淡く青に発光する。力を加えなければ球状で安定する。複数のドロップを重ね合わせると結合し一つのドロップとなる。コアへの帰巣性を持ち合わせており、ひとりでにコアの方向へ動く。ドロップの大きさによってその速さは異なり、小さければ速く、大きければ鈍くなる。
プレテンド
Pretend
海底人が暮らす寮棟、食事棟、生活棟の総称。
コア
Core
プレテンド中央部に位置する球状の生命体。地面に半分は埋まっており、外からは半球状に見える。淡く青色に発光している。日に三度の食事を放出する他、海底人にとって必要な物品を都度放出する。
登場人物
身長目安
プレテンド内施設概要