第55回光学四学会関西支部連合講演会

医療・健康・ヘルスケアと光
2022年12月7日(水)13:00〜17:00 オンライン開催




更新情報

講演会の趣旨

これまで光学関連学会の関西支部合同で年一回の連合講演会が開催され,今年で55回目を数えます.本講演会は,幅広い分野の講師の方々にご講演頂いて見識を広めることを目的にしております.参加者は専門分野の知識を深めると共に,他分野の最新の研究技術について学ぶことができます.今回は,医療・健康・ヘルスケアと光というテーマで,第一線でご活躍されている方々をお招きしてご講演いただきます.

講演プログラム

13:00〜13:05

開会挨拶

13:05〜13:55

睡眠と体内時計からみた健康・ヘルスケアと光・色温度

樋口重和  九州大学 大学院 芸術工学研究院 教授

朝の光は体内時計を整え,夜の光はそれを乱す要因になるが,光の影響の受け方には個人差もある.例えば,子どもは大人よりも夜の光の影響を受けやすい.夜に働く人も光の影響を受けやすく,遺伝子や光の波長によっても影響は異なる.様々な研究を紹介しながら光環境と健康について考えたい.(日本色彩学会より)


14:00〜14:50

人にとっての光とは? 〜生体機能から考えるwell-beingのための照明の一考察

小林薫平 氏 Seoul Semiconductor Co., Ltd Executive Vice President

LED照明の特徴である蛍光体発光による人工的なスペクトルが自然光(太陽光)と大きく異なることに起因する生体機能への影響が欧米を中心に注目され,視覚のメカニズムとともに研究調査が進んでいる.Human Centric Lightingのこれまでの流れ, 今後の方向性について,興味深い論文と研究動向を踏まえて紹介する.(照明学会より)


15:05〜15:55

ラマン分光法の医学への展開 〜医学に新しい価値観を創造する〜

南川丈夫  徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 准教授

ラマン分光法は,光と分子振動の相互作用を介して,従来の医学的方法では得られないような生体内の分子情報を得られる手法として注目されている.本講演では,ラマン分光法の応用例を紹介しつつ,医学にどのような新しい価値観をもたらすかについて概説する.(日本光学会より)


16:00〜16:50

光誘導加速システムが拓く次世代医工計測とヘルスケア

飯田琢也  大阪公立大学 大学院理学研究科/LAC-SYS研究所 教授/所長

生体サンプルの光濃縮と生化学反応の加速の機構解明に関する基礎研究および,迅速・高感度なバイオ分析を可能とする「光誘導加速システム(LAC-SYS)」の研究開発を推進している.本講演ではLAC-SYSを用いたハイスループット検査法と,がん,認知症,感染症などの超早期診断に向けた取組について議論したい.(日本光学会より)

16:50〜17:00

閉会挨拶

参 加 費

主催・協賛学会員/2,000円 会員外/2,500円  学生/無料

参加申込

申込フォームよりお申込みください.フォームがご利用になれない場合は,氏名,所属,連絡先,所属学会および「光学四学会講演会の申込み」とご明記の上,下記のお問い合わせ先E-mailでお申し込みください.

申込締切:2022 12 2日(金) (申し込み受付は終了しました)


協賛学会

電気学会関西支部 電子情報通信学会関西支部 映像情報メディア学会関西支部 レーザー学会 応用物理学会関西支部 日本画像学会関西委員会 画像電子学会 日本赤外線学会 日本照明工業会

予稿集
参加者の方は,メールでお知らせしたリンクより予稿集をダウンロード願います

お問合せ先
株式会社東レリサーチセンター 村木直樹

E-mail/naoki.muraki.z3@trc.toray (※@を半角文字に要変更)