子どもの権利ネットワーク南北海道は、国際条約である「子どもの権利条約」を道南地域に普及・実施するための諸活動を、会員の主体的な協働によって行うことを目的とする団体です。「子どもの権利条約」の精神に則り、道南地域の子どもたちが平和のなかで「子どもの最善の利益」を享受できるように、教育・子育てをめぐる様々な課題について学習し、その解決にむけて活動を続けています。「北海道こども基本条例」・「函館市子ども条例」が内実豊かに活かされる道南地域を目指しています。
子どもの権利ネットワーク南北海道の概要 設立 2001年5月1 3日
<設立にあたって>
設立以前に10年くらいの長い期間、子どもの問題に関心のある市民が集まり、自分のどものことも含め、日常のことから子どもに関わる間題全般を話し合い、学習し、年に1度100名規模での集会を開いたりしてきました。
そういう活動を続ける中で、私たち大人の子ども観が間われてきました。
第どもの幸せを願いながらも、第どもの本当の思いを捉えきれず、自分の考えた幸せを押しつけてしまっている大人がたくさんいます。その子ども観によって、子どもは多くの場面でストレスを感じて、思わぬ行動を起こす場合も多くあります。大人たちはそのことで子どもから幸せを奪い、子どもの心を傷つけていることに気が付いていません。
そこで、子どもの人格を尊重し、子どもの意見を大切にする「子どもの権利条約」の理念を具現化させることが、子どもの本当の幸せにつながるのではないかと、「子どもの権利ネットワーク南北海道」を立ち上げました。
<目的>
「子どもの権利条約」と理念を私たちの生活や地域に広げ、根付かせること
子どもが
①人間としてありのままの自分でいられること
②自らを勇気づけ、そして主体的に生きる力を培えること
③虐待や体罰などを受けずに人間としての尊厳が守られること
④権利の主体として自分の意見を自山に表明できること
を保障された社会を目指します。
主な活動 *「子どもの権利条約」やその理念を学習する
*「子どもの権利条約」を広く普及する
*ニュースレター「葉っぱの森」年4回発行
函館市地域交流まちづくりセンター(函館市末広町 4 番 19 号)に集まることが多いです
入会を希望する方、一緒に活動していただける方はこちらに連絡ください。
「子どもの権利ネットワーク南北海道」のこれまでの歩み
2001年
*5.13 設立集会 中高生、大学生、大人120名人参加 「子どもの権利ってなんだろう」公開模擬授業
*7.28 学習会 「子どもの権利条約」
*9.27 学習会 「第1回告書を読む」 学習会 「学校に市民社会の風を」
*子どもの権利条約市民・NGO報告書第2回つくる会総会参加(東京)
*しゃべり場を月1回開く
2002年
*5.11 設立1周年の集い
Let’s speak together (一緒に話そうよ) ~世代を越えて~
①中・高生の広場(ティーンズ・スーパーライプ2 0 0 2 )
②子どもの権利ネットワーク南北海道1周年記念講演
「遊びは生きる源」
天野 秀昭氏(羽根木プレーパーク初代プレーリーダー、日本冐険遊び場づくり協会を開設、せたがやホランティア協会職員)
*8.1 「子どもの権利アンケート報告集」(子どもたちは今~南北海道における子ども達の現状と課題)完成
「第2回市民- NGO報告集をつくる会」の基礎報告書となる
*9 . 2 8 学習会「子どもたちは今~南北海道における子ども達の現状と課題」
*しゃべり場を月1回開く
2003年
*6.2 第3回総会・学習交流会
「くらしの中から子どもの権利を考える」
話題提供 ①目と耳と心を働かせることは自立への第一歩 山崎 勇氏(小学校教論)
②自分でやろうとする気持ちを大切に 竹村 久子氏(保育土)
③親子関係から子どもの権利を考える 高柳 滋美氏(フリー スペーススタッフ)
*11.24 「子どもの今を語る集い」 100名参加
虐待防止協会、アカシア会、YWCA.CAPなどいろいろな団体、個人による実行委員会 で取り組む
分科会 ① 子どもが主人公の学校づくりをどうすすめるのか
➁不登校、ひきこもりは何を問いかけているのか
③脅しや罰によらない子育てで教育を考えよう
④子育ての悩み、不安を語り合おう
*しゃべり場を開く
2004年
*6.20 第4回総会
講演会 「国連は日本政府に何を勧告したか?」 ~子どもの権利条約の実践を求めて~
福田 雅章氏 (DCI日本支部代表 山梨学院大学法学部教授)
*11.2 8 「子どもの今を語る集い」
テーマ「子どもと大人との関わり」
提言 ①学校における子どもと大人の関係 武田 和男氏(高校教論)
②地域における子どもと大人の関係 加藤 みのり氏
③家庭における子どもと大人の関係 野崎 和子氏(親業訓練協会インストラクー
④子どもの権利条約にみる子どもと大人の関係 高柳 滋治氏(小児科医)
2005年
*5 . 1 5 ビデオ鑑賞とトークのつどい
~夜回り先生から学ぶもの~ 水谷先生の実践
*6.19 第5回総会
映画と交流の集い 人権啓発ビデオ「私たちの人権宣言~転校生はおばあちゃん! ?」
(財)人権教育啓発推進センター「人権に関するシネストーリー}最優秀賞(2002年度)
※原作「私たちの人権宣言」の著者は、「子どもの権利ネットワーク南北海道」の事務局長森越 智子氏です。
*9.28 学習会「川崎での子どもの権利条例の成立経過と現状について」 石渡 進氏(元小学校教諭)
*11.27 「子どもの今と未来を語る集い」(名称を改める)
~みつめよう つながろう つくろう未来~
パネリスト(各団体から)
①宮地 辿彦氏(北海道子どもの虐待防止協会道南支部)
②宮崎 聖子氏(チャイルドラインはこだて)
③古川 満寿子氏(NPO法人ウイメンズネット函館)
④菊池 祐子氏(フリースペース自由高原)
⑤泉 佳代了氏(函館子ども劇場)
⑥絵面 和子氏(函館人権擁護委員連合会)
2006年
*2.18 学習会「親業から見えるもの」 野崎 和子氏(親業訓練協会インストラクター)
*4.21 体験学習会 「NATURAS」 赤石 哲明氏
*6.17 第6回総会
設立5周年記念講演
「子どもの声が社会に生かされるために」 横湯 園子氏(中央大学教授、臨床心理士)
*7.26 学習会「意見表明権にみる子どもの権利条約の精神」 高柳 滋治氏(小児科医)
*10.5 学習会「子どもはまちづくりのパートナー」
~奈井江町「子どもの権利に関する条例」の実践を通して 岩口 茂氏(奈井江町教育委員会 教育次長)
2007年
*2.11 「子どもの今と未来を語る集い」~子どもが笑顔でいるために~
なくしたい いじめ
そだてたい 自律・自立
つくりたい 大人と子どものいい関係
パネリスト
①「今、見直すべき子ども観とは」宮地 迪彦氏(北海道虐待防協会道南支部)
➁「ひとりひとりの子どもが輝くために」壇上 美緒子氏(小学校教論)
➂「子どものサインを見逃さないために」畠山 益枝氏(養誕教諭)
*5.27 劇団銅鑼 「Big brother」公演実行委員会
函館保司会連合会 青少年の自立をささえる道南の会、人権擁護委員の方々など子どもや文化に関わる団体、個人4 4名で結成
(公演まで5回の実行委員会を開く)
*6.23 第7回総会
*9.7 講演会「居場所を求めるこどもたち」~子どもの心に寄り添うこと~
①高橋 一正氏(自立援助ホー-ム「ふくろうの家」ホーム長)
②小住 義吉氏 (函館保護司会連合会務局長・保護司)
*10.9 劇団銅鑼「Big brother」公演
~信じ合える人に出会った時、人は変わることができる~
あなたの友達が、子どもが、近所の子が すれ違った子が信号を出しているかもしれない。さて、あなたは信号に気づだろうか。
そして「Big brother」になれるだろうか・・・。 (500名人場 チケット販売数 8 8 0枚)
2008年
*1.16 函館市福祉部「子ども未来室」との懇談会 未来室3名 ネットワーク9名
*6.28 第8回総会
*10.4 子どもフェスティバル2 0 0 8
~子どもの元気は遊びから、大人の元気は子どもから~ 2 8 0名参加 鍛神小学校に サポートの大人 50名
*11.29 「子どもの権利条例制定までの動きと現状」学習会 講師 DCI札幌支部 谷 光氏
2009年
*2.4 学習会「札幌市どもの権利条例」
*2・18 学習会「札幌市子どもの権利条例」
*4.1 学習会「貧困による子どもの影響」 「保育制度はどう変わるのか」
*6.20 第9回総会
記念講演「青少年の自立支援にかかわって」 自立支援ホーム「ふくろうの家」ホーム長 高橋 一正氏
*8.30 NPOまつり参加
・願いの木(学校、友だち、家庭)に子どもの願いを書き入れてもらい、子どもの考えを知る
・ネットのパンフレットを紹介、配布 ・コーヒーの販売(60杯)
*10.4 子どもフェスティバル2 0 0 9
~子どもの元気は遊びから、大人の元気は子どもから~ 300名参加 鍛神小学校にて サポートの大人 5 0名
一口カンパ 500円に取り組む ( 5 4名)
*11.1 はこだて了-どものための集い
講演とシンポジウム
テーマ「今、子どもたちは何を求めているのか ~私たち大人にできること~
講師 札幌市子どもの権利救済委員・弁護士 薄木 宏一氏
シンポジスト
自立援助ホーム「ふくろうの家」ホーム長 高橋 一正氏
学童保育ラルゴ指導員 長屋 きぬ子氏
参加者 100名強
2010年
*3.20 「子どもの貧困」を考える函館フォーラム
「この国の質困と子どもたちの未来) 山野 良一氏(子どもの最貧国・日本)著者)
参加者 100名
*6.26 設立10周年記念 第一回講演会
テーマ 「子どもの権利条約から 子どもの権利条例制定へ ~理念の共有から実行への課題」
北海道教育大学函館校教授 大阪 治氏
*10.31 第4回「はこだて子どものための集い」
子どもフェスティバル ダンボール自由遊び 200名参加
*11.28 設立1 0周年記念第2回講演会
テーマ すべての子どもに輝く笑顔を! 今 なぜ子どもの権利条例が必要なのか
子どもの権利条約第3回国連勧告をどう受け止めるのか ~子どもの生きづらさのなかで~
講師 東京大学名誉教授 堀尾 輝久氏
2011年
*10.30 第5回「はこだて子どものための集い」
子どもフェスティバル ダンボール自由遊び 200名参加
2013年 はこだて子ども白書の刊行に携わりました。
2025年
子どもの権利ネットワーク南北海道の活動紹介
5月24日 総会開催
5月30日 函館市長と函館市子ども未来部へ
函館市女性センター・東川児童館に関する要望書を提出しました
6月24日 函館市からの要望書への回答がありました
7月26日 会員で児童文学作家の森越智子さんが函館YWCA主催のイベントで講演しました
10月 4日 子どもの権利ネットワーク南北海道学習会開催しました
北海道子どもセンター運営委員長の谷光さんに講演していただきました
10月26日 2025みんなで子どもトークに実行委員会団体として参加しました
12月22日 札幌高裁にて係争中の大間原発建設差し止め訴訟において会員の武田茂東子さんが
子どもの権利条約の視点から建設反対の意見陳述をされました。
全国の自治体ですすむ、自衛隊への若者名簿の提供は、プライバシー権を侵害しており、日本国憲法および子どもの権利条約に反しています!
子どもの権利ネットワーク南北海道では、除外申請方法を知ってもらうためにパンフレットを作成しました。
PDF版ファイルのダウンロードはこちらをクリック
学習会のご案内
子どもと教育・文化・道民の会主催の「子どもの権利を考えるつどいpart④」のご案内をさせていただきます。以下は主催者からのよびかけ文です。
「昨年4月、子どもの権利条約の精神に基づく「北海道こども基本条例」が制定されました。
子どもたちの最善の利益のために、私たち大人が子どもたちと一緒になって、条例が活かされるようにしていきたいと思います。
今回のつどいは、小・高校の先生から「子どもの権利を子どもたちと一緒に学び考えとりくんでいる様子を報告」していただき、参加者で「グループ交流」したいと企画しました。
学校関係者だけではなく、子どもとかかわる方にご参加いただき、学校の内と外から交流できればと思いますので、ぜひご参加ください。」
(オンライン参加もできます。案内チラシのQRコードから申し込みください。)
PDF版のファイルのダウンロードはこちらをクリック
子どもはいかなる時も守られるべきである
イスラエル政府は2月28日、自国に対する脅威を除去することを目的に、イランに対して先制攻撃を実施したことを発表しました。直後、トランプ米大統領も自身のSNSを通じて、米国もイランに対して大規模な軍事作戦を開始したことを明らかにしました。この攻撃によりイランでは多大な被害が生じています。多数の犠牲者の中には、南部ミナブにあるシャジャレ・タイエベ女子小学校で授業中に攻撃を受けて命を落とした168人の女の子が含まれます。報告によれば、死者のほとんどは7歳から12歳の子どもでした。さらに、イラン国内5カ所の他の学校でも12人の子どもが亡くなっています。子どもと学校は国際人道法によって守られており、学校は安全な場所でなければなりません。
これらの攻撃は国連憲章や国際法を踏みにじる蛮行で、子どもが人間として持つ基本的人権を保障する子どもの権利条約に反します。子どもの権利条約には4つの権利、4つの原則が掲げられていることが知られていますが、とりわけ4つの権利の一つである生きる権利: すべての子どもの命が守られる権利と、4つの原則の一つである生命、生存及び発達に対する権利: 子どもの命が守られ、心身ともに健やかに成長できるよう、医療や教育、生活支援などを受ける権利を非道にも踏みにじっています。「子どもはいかなる時のも守られるべき」存在なのです。戦争の被害はいつの世も子どもたちに及びます。子どもたちのいのちと安全のためにすべての戦闘行為をなくすこと。平和に生きる権利(平和的生存権)を実現することは、人類に課せられた重い責任です。
日本国憲法前文には、平和に生きる権利(平和的生存権)が示されており、日本国憲法9条の戦争放棄や戦力不保持の規定も、この権利を保障するためのものと考えられています。 子どもの権利を考える上での大前提ともいえる平和的生存権を、憲法前文に即して子どもにもわかるように説明したのが左の「子どもにつたえる日本国憲法」です。
日本国憲法 前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、 その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷 従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ 。
子どもの権利関連資料