キワ90形
1960年に2両製造。ローカル線の貨物輸送効率化をもくろみ、有蓋貨車をそのまま気動車化したかのような出で立ちが特徴。しかしながら、当時のDMH17C形エンジンではあまりにも非力過ぎたため、軽量化を徹底。今度はその軽さが仇となり、空車状態では貨車をうまく牽引できず、死重を積まないとうまく牽引できないという有様。
細かな改良や改修は行われたものの、実用化は見送られ、キワ90 2が1969年に房総地区電化工事用のキヤ90形へ改造。残った1も1971年に廃車。キヤ90となった2はヤ390形へ再改造され、内房線・外房線の電化という大役を成し遂げ1981年に廃車となりました。