全校児童に聞いた、「鳥飼北小学校のじまん」ベスト5は、
1位「運動場」(広くて、遊具がたくさんある)
2位「体育館」(エアコンがついていて、快適に運動ができる)
3位「PTAまつり」(飲食できたり、先生たちがバンド演奏をしてくれたりして楽しい)
4位「オリジナルの大会がある」(逆B-1グランプリ、J1グランプリなど)
5位「キタッピ」(鳥飼北小のオリジナルキャラクター)
この他にも、「校歌」「給食がおいしい」「先生たちが優しい」「サッカーの本田圭佑さんの母校」などの意見がありました。
この中で4位の「オリジナルの大会」について紹介します。
まず「逆B-1グランプリ」。「B」は「ババ抜き」のことで、「逆」なので、最後にジョーカーを持っていけていた人が勝ちになります。各クラスの予選を勝ち抜いた代表12名と先生の代表4名で本選を行います。本選は各クラスとZoomでつなぎ、各教室では生中継を見ながら応援します。
次に「J1グランプリ」。「J」はじゃんけんのことです。学校で一番じゃんけんが強い人を決める大会です。2020年に始まったこの大会、これまでは個人戦で行っていましたが、今年度1月に実施予定の大会は、各クラス3名の代表で戦う団体戦で行う予定です。
この2つは児童会主催の大会ですが、体育委員会主催の「北リンピック」や全校で自主学習に取り組む「天下一自学大会」など、たくさんのオリジナルの大会を行っています。
鳥飼北小学校は、このような取り組みを通して、頭と心と体をきたえ、一人ひとりがいきいきと輝く学校をめざしています。
岩国市立周北小学校は全校児童5名の極小規模校です。1,2年生は在籍せず、3,4年生と5,6年生の二クラスしかありません。校区は錦帯橋で知られる岩国市の西の端に位置していて、学校の周りは山に囲まれています。近所には有名な日本酒の酒蔵や建築家の隈研吾さんがデザインした久杉橋があり、休日には遠くからここを訪れる人もいます。
「周北小のじまん」を子ども達に聞くと、まず、校区内に日本一のササユリの群生地やオオサンショウウオの生息地があるなど、自然豊かな地域であることを挙げてくれました。また、地域のブドウ農園や花卉農家の協力で行うブドウの収穫体験やフラワーアレンジメントづくりなど、地域とかかわりの深い活動をおこなっていること、先生達や地域の方も参加して毎週おこなうフリートークを挙げてくれた児童もいました。
「山の中の小さな学校」ですが、限られた人数の中で、少しでも広がりのあるものの見方や考え方を身に付けることができるようにと学習活動や体験活動を工夫しています。そうした活動を通して、地域の方に愛され、地域を誇りに思う子ども達が育っていることが周北小学校の一番の自慢です。ぜひ全国の「北」小のみなさんと交流したいと願っています。