・放射線のダメージや酸化ストレスについて研究しています。 たとえば、脳への放射線照射は頭蓋癌の効果的な治療法ですが、放射線は腫瘍周囲のニューロンに損傷を与える可能性があります。

・ 私たちは抑制性神経伝達の維持に寄与する K+-Cl- トランスポーターである KCC2 に着目し、放射線照射後に惹起されるKCC2の発現低下を防ぐことで、認知機能障害が抑えられることを明らかにしました   (K Igarashi et al., BBRC 2022)。

2. 精神的イライラの神経機構とそれを軽減する薬理学的手法の解析

・ARM(Aggression Response Meter)は、金属棒に対するマウスの咬み行動を測定し、精神的刺激を評価する装置です(口岩、口岩 2014、2016)。

・私たちは漢方薬である加味逍遥散がマウスの噛みつき行動を効果的に軽減し、背側縫線核におけるTph1、Tph2、Esr2 mRNAを増加させていることを明らかにしました(K Igarashi et al., Brain Res. 2021)。

3. 薬物探索行動を軽減する薬理学的手法の解析

・ゼブラフィッシュの条件付け場所選好性試験を用いて薬物探索行動を調べています。(まだ準備中)