2021年
12月4日(土)16:00開場 / 17:00開演
12月5日(日)14:00開場 / 15:00開演
宜野座村文化センター
がらまんホール
演劇・ダンス・アニメーション・クラシック生演奏で贈る総合舞台芸術
第1次世界大戦の苦々しい体験から、芸術の原点に戻ろうとする動き、戦争を回避しようとする芸術運動、つまり「ダダイズム」「ダダ」「ダダ主義」が生まれた。フランシス・プーランク(1899-1963)の音楽に乗せて、ダダイズムの舞台が繰り広げられたスイスのカフェ・ヴォルテールでの芸術革命の様子を描く。ダダパフォーマンスを楽しみながら戦争と芸術を振り返る「きっかけ」としたい。
フランシス・プーランク(1899-1963)は「6人組Les Six」と呼ばれるフランスの作曲家、またシュルレアリスム超現実主義者との関係も密で、互いに刺激を与え合った。プーランク作品は歌曲・室内楽・宗教曲・合唱曲など幅広い。転機は幼なじみ親友レイモンドの急死。かつてフランス・スペインでの同性愛者は焼身罪で重く罰せられた。女声合唱「Litanies à la Vierge Noire de Rocamadourロカマドゥールの黒い聖母への聯祷(れんとう)」は、巡礼の地ロカマドゥールでキリスト教改宗者となったその日に作曲された。同性愛・信仰・芸術について見つめる「きっかけ」としたい
詩人・作家・ピアニスト・画家など様々な顔を持つスペインの芸術家フェデリコ・ガルシア・ロルカは、シュルレアリスム超現実主義の芸術家サルヴァドール・ダリや、映画監督ルイ・ブニュエルらと親しく、互いの影響は大きい。ロルカのアンダルシア・グラナダへの想いは強く、彼の作品からは土地の匂いさえ漂う。同性愛者ロルカは厳しい偏見社会の中で悪人に扱われ、当時のスペイン内戦のファシズム体制下で、彼の本の一部は排除され、非人間的な銃殺処刑でこの世を去ってしまった。フランシス・プーランクは「3つのロルカの詩による歌曲集」、「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」を書き、ロルカに捧げている。
出演者
098-983-2613
garamanhall@gmail.com