建設業で仕事を広げていく上で、建設業許可は必要不可欠な要素のひとつです。
ただ「許可が必要なのは大きな会社だけ」と思っている方も少なくありません。
この記事では、広島で建設業を営む方に向けて、建設業許可を取るメリットや取得の流れ、注意点について分かりやすく解説します。
建設業許可は、500万円以上の工事を請け負う場合に必要とされる許可です。
しかし実際には、許可を持っているだけで信用度が高まり、元請けや取引先からの信頼を得やすくなるという大きなメリットもあります。
建設業許可を取得すると、公共工事に入札できるようになったり、大手ゼネコンからの下請け依頼を受けやすくなったりします。
また金融機関からの評価も上がり、融資や資金調達がしやすくなる点も見逃せません。
許可取得に必要な条件として、経営業務の管理責任者や専任技術者の配置、一定の財産的要件があります。
これらを満たしていない場合でも、外部の技術者との契約や役員変更によって対応できるケースもあります。
よくある誤解として「個人事業主は取れない」「従業員がいないと申請できない」といったものがあります。
実際には個人事業主でも条件を満たせば許可取得は可能であり、専任技術者を置けば従業員が少なくても問題ありません。
申請の流れは、必要書類の準備、県への提出、審査を経て許可証が交付されるという手順です。
広島県の場合、審査にはおおむね30日から45日程度かかります。
書類に不備があるとさらに時間が延びるため、事前準備が重要です。
建設業許可は取得後の維持管理も大切です。
決算報告や更新手続きが必要で、これを怠ると許可が失効するリスクがあります。
継続的な管理体制を整えておくことが安定した経営につながります。
行政書士に依頼すると、書類作成や要件確認はもちろん、許可取得後の更新や決算報告もサポートしてもらえます。
これにより経営者は工事や営業に専念できるため、時間と労力を大きく節約できます。
建設業許可は、単なる「許可証」ではなく、事業拡大や信頼獲得のための強力な武器になります。
条件を満たせるか不安な方や、許可取得後の管理まで任せたい方は、専門家に相談しながら進めるのが安心です。
元警察官行政書士として、広島で建設業許可に関する申請や維持管理のサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。
国の許可屋さん・西岡行政書士事務所
広島県広島市中区大手町4-6-22
TEL 090-8068-8527