当会少年部卒業生を中心とした指導部が、少年部への指導を行っています。指導内容は、日々の稽古により剣道の技術と体力の向上を行い、各種大会の好成績のみが目的とならないように指導しています。さらに稽古以外の面でも、挨拶・お礼・返事などの礼儀作法を身に付け、道場内だけではなく、学校生活などでも活かすことができるエチケットやマナーを育むことを目的とし、宇和島剣道会の合言葉である「文武両道」を目指すことのできる指導を心がけています。

　令和６年度より、宇和島剣道会は愛媛県中学校体育連盟に地域クラブ活動として、総体・新人大会への参加が認められることとなりました。 これにより、中学校に剣道部がなく、これまで剣道を始める機会がなかった生徒にも、新たな活動の場となりました。小学校で剣道を経験し、さらに継続・発展させたい生徒や、剣道に興味を持ち挑戦したい生徒など、多くの中学生が活動できる環境を目指しています。剣道会への入会は敷居が高く感じられるかも知れませんが、気軽にのびのびと剣道に取り組める環境を整えていきます。

　成年部の稽古は、成年会員一人ひとりの進取精神と、相対するお互いが尊重しあう気持ちで稽古を行っています。かっこいい言葉を並べておりますが、帰宅後に気持ちよく晩酌できるよう、稽古内容と稽古強度は参加する会員の自主性に任せた稽古になっています。余暇である剣道を充実させ、仕事にも好影響を与える成年部ならではの「文武両道」を心掛けています。