道 場 紹 介

中条剣友会は平成8(1996年)年6月に地元出身の故・田中昭男先生の呼びかけにより発足しました。

当時のきっかけは、田中先生が中条や葛和田方面からわざわざ熊谷剣道教室まで通う、親子に会ってからでした。

もっと近くにあれば、まだまだ剣道をやりたい子供たちはたくさんいる事を感じ取ったのです。

発足当時は子供が1人増え2人増えと順調に会員が増える中、指導者が田中昭男先生と井桁先生のお二人の状態が続いておりました。

先生も順調に会員が増えることは大歓迎で、自然ご指導、稽古にも熱が入ります。そんな中で、会員の父兄の数人の方も成人会員として剣道を始めました。

 始めはまったくの素人でしたが、先生の熱心なご指導のなかですぐに、先生のお手伝いができるまでになり、田中先生と会員となった大人達が熱心に指導することで会員らの稽古に対する意気込み、熱意がさらに上がっていきました。(左の写真2枚は発足当時ごろ)

現在では、この時、田中先生に育てられた2人の先生の他に熊谷剣道連盟所属の諸先生方もいらしていただき、ご指導していただいております。

中条という地はもともと剣道の盛んな地域でした。これは鎌倉、江戸、明治期までの剣の達人をみてもわかります。まず中条流を編み出した中条出羽守判官頼平(源頼朝八男の四代の子)、また念流の達人である小曽根の山田忠三郎、さらに上中条中宿の起倒流達人山田真六、今井の納見織市等、剣聖の域に達した剣豪を輩出した里なのです。以来 武を尊ぶ中条気風がつちかわれてきたのでしょう。

こういった歴史的背景のなかで中条剣友会は生まれ育っております。





写真:令和4年(2022年)10月現在