社会の分断・対立が生じていると言われています。ソーシャルメディアを覗けば誹謗中傷・罵詈雑言の嵐で、〈対話〉など全くなされていないようであることが分かります。オフラインの場においても、授業で黙り込む学生、国民の声に耳を傾けない政治家、それに対して暴力で応えるテロリズムなど、〈対話〉の喪失は至る所に見られます。語り合うことによって真実に向かおうとすること、あるいは互いの妥協点を探り、合意に達そうとすることが〈対話〉であるとするならば、それを可能にする条件とは一体何なのでしょうか?
査読論文
岩田和也・清水裕士(2025). メタ規範の多元的無知に関する検討:ソーシャルメディアにおける罰強度の適切性に関する過大推測 社会心理学研究, 41(1).
Kazuya Iwata・Hiroshi Shimizu (in press).Do Chinese Individuals Prefer Interdependence? Preference-Expectation Reversal in China The Japanese Journal of Social Psychology.