1 日目
松岡 園子 先生
統合失調症を患う母との2人暮らしを語る活動、執筆活動を行っている。学生時代に母との分離、自身も社会的養護を経験されている。社会的養護に至るまでには、地域、児相、家児相、施設を含めた様々な領域の援助職者も関わるところですが、その渦中にある当事者家族の思いや考えも、もちろんそれぞれの家族で様々です。そんな私たち援助職者が日々直面しているシーンで、松岡先生は実際に、その時どのように考え、行動したのか。当事者となった松岡先生目線からの、現在の児童福祉・社会的養護を考えてみたいと思います。
2日目
杉山 春 先生(ルポライター)
雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 これまで、子育てや親子問題、児童虐待などをテーマに取材・執筆をしている。全国で起こった様々な死亡事例についても、報道では熱の覚めてしまったその後の語られない当事者の思いや背景について、丁寧に見続けている。私たちの現場でも起こった現象にのみ着目してしまうことがあるが、杉山先生の丁寧な取材を通して、その文脈についても触れていきたいと思います。著書に、『ルポ虐待』、『児童虐待から考える』など多数。