憧れの藁葺き屋根の家に泊まる。

日本の原風景の古民家で江戸時代にタイムスリップ

当宿は、埼玉県秩父にある、とても珍しい藁葺き屋根の古民家になっております。茅葺屋根には、色々な材料がありますが、当宿は、皆さんも知っている小麦を使って葺いてある屋根になります。

小麦を使って葺くのは、とても難しい技術となり、この屋根を葺く職人さんがいなくなってしまったので、茅葺屋根の美しい姿を保つため、私が、独学で覚え(約10年くらい)は、かかってしまいましたが、今では、丸太足場・下地作り・屋根の葺き替えは、すべて自分で作業を行っております。

この技術を習得した時に屋根を見た時に、なんだか家全体が、輝いて見えたので、ここに住んでいた祖先が喜んでいるように思えました。次の年には、屋根の上に、3日間、白サギがとまっていたり、ツバメがたくさん屋根にはりついていたり、いろいろな現象が起きたので、自分でもびっくりしました。

是非、こちらに来た時に、美しい茅葺屋根の姿を見て、楽しまれてください。

お部屋は、江戸時代を思わせるような雰囲気になっており、全部で5部屋あります。2階の天井には、黒光りした梁もご覧になれます。

この家は、元々、庄屋さんの家で、江戸時代から続いておりますので、家にいると不思議な力があり、宿に泊まった子供たち等は、とても喜び、まるで子供の神様がいるような感じに見えております。

是非、皆様でよい思い出を作ってください。。


茅葺屋根の下地

茅葺屋根にある小麦を取り除くと、こんな感じになっております。横には、孟宗竹が、上まで、6本くらい入っていたのですが、それでは弱いと思ったので、丸太に切り替えておきました。縦のラインは、真竹といって、強い竹になるので、30cmおきに並べております。

あとは、上から、孟宗竹を割り、均等に並べてから縄で締めております。




小麦を並べていく作業

こうやって小麦を並べていくのですが、屋根の端の部分が定規の役割になっているので、まずは、端の部分をきっちりと作成してから、平らな部分に小麦を綺麗に並べていきます。この端の部分を覚えるのにかなり苦労したのを覚えております。




屋根を葺いている作業

屋根を葺いている作業は、こんな感じで上までいきます。雨の流れを考えながら、綺麗に並べていきます。ある程度、小麦を並べたら、細い竹を使って縄で締め付けていきます。



特殊なハサミでカットして仕上げる

小麦を並べるのが終わったら、ブーメランのようなハサミを使って、屋根の上から丁寧にカットしていきます。カットが終わったら、木のコテを使って角度を調整しながら叩いて、綺麗に仕上げていきます。屋根の勾配が45度になっているので、それにあうように仕上げます。

埼玉県秩父市荒川上田野1743-1               TEL:0494-54-0963