ミジンツツガイ

Caecum glabella (A. Adams, 1868)

レア度:たまに見られる

形態:筒状の貝殻をもつ巻貝の仲間で、非常に小さい(<3㎜)。幼生はらせん状の貝殻をもつ。貝殻は半透明の淡黄色だが、褐色に汚れて?いることが多い。軟体部は巻貝そのものであり、蓋ももっている。

生息域:北海道南部以南の西太平洋に分布し、潮間帯の岩礁に生息する。葛登支では石灰藻群落からたくさんみつかる。

生態:プランクトン発生。着底後、巻きを放棄して伸びるようになり、螺旋部分はのちに脱落する (Habe 1953)。そしておそらくだが、殻の伸長と脱落は繰り返される。

2020年12月 山上
2020年12月 山上
2019年6月 山上いっぱいいる
2020年12月 山上成幼さまざま
2020年12月 山上若者
2019年6月 山上
2019年6月 山上蓋をあけて出てくる
2019年6月 山上でてきた!
2021年3月 山上新しい殻ができつつある状態?
2021年3月 大友
2021年3月 大友背中に乗っているのは貝形虫の1種

引用文献:

  1. Habe, T. 1953. Studies on the eggs and larvae of the Japanese gastropods (4). Publications of the Seto Marine Biological Laboratory, 3: 161–167.