スジイリクリムシクチキレ

Styloptygma taeniatum A. Adams, 1863

レア度:めったに見ない

形態:殻高7㎜。巻きは高く、貝殻表面に目立った彫刻はない。淡黄色の地に、2本の褐色帯をめぐらすのが特徴。

生息域:北海道忍路湾・房総半島以南~インドネシアに分布し、潮間帯~水深30mの岩礁に生息する。葛登支では稀産種で、2019年8月に転石下から生貝1個体が見つかったほか、砂中から死殻1個体が発見されているにすぎない。

生態:同科他種と同じく、寄生性であると考えられるが、宿主は明らかになっていない (早瀬・木村 2020)。

2019年8月 山上

引用文献:

  1. 早瀬善正・木村昭一. 2020. 佐久島(三河湾)の潮間帯貝類相. ちりぼたん, 50: 33–79.