シロウミウシ

Chromodoris orientalis Rudman, 1983

レア度:たまに見られる

形態:全長4㎝程度のウミウシ。その名の通り白を基調としているが、似たようなウミウシがいるので要注意(ウスイロウミウシなど)。本種は背面に黒い斑点とオレンジの縁取りがあり、触角とおしりの二次鰓は鮮やかなオレンジ色である。

生息域:沖縄を除く日本各地、香港、台湾に分布し、潮間帯の岩礁に生息する。葛登支では主に夏から秋に観察される。

生態:消化管から、クロイソカイメンまたはナミイソカイメンのものと思われる骨片が見つかっている (渡辺ほか 2009)。産卵期は初夏 (平瀬・馬場 1947)。

2018年9月 山上泳いで逃げられた
2015年8月 りった
2020年8月@寿都 木戸
2020年9月 大友
2020年10月 りった
2020年10月 りった
2021年 吉田
2022年12月 深澤 交尾中

引用文献:

  1. 平瀬信太郎・馬場菊太郎. 1947. シロウミウシ. In: 改訂増補 日本動物図鑑. 北隆館, 東京. p.1071.

  2. 渡辺麻実・大和田正人・金沢謙一. 2009. 相模湾に生息するウミウシ類 (ドーリス目) の食性. Science journal of Kanagawa University, 20: 85–88.