ムシャギンポ

Alectrias benjamini Jordan & Snyder, 1902

レア度:たまに見られる?

形態:頭部の背面には、吻近くから始まるとさか状の隆起(皮弁)があり、この隆起の後部と背鰭はつながらない。体色は成魚ではほとんどが茶褐色で、背面に白~肌色の色帯がある。幼魚は潮間帯よりも下部の岩礁域に多い気がするが、全体に鮮やかなオレンジ色になる。近縁なキタムシャギンポ A. alectrolophus によく似るが、ムシャギンポは体が太めであること、全長は体高の7倍以下であること、背鰭棘条は55~59本(キタムシャギンポは59~66本)であることなどで識別可能。また、キタムシャギンポは親潮の影響が強い道東やオホーツク海に多く、ムシャギンポは東北や新潟まで見られるという、分布域の違いもある。

生息域:岩礁潮間帯や内湾の、岩の陰や海藻の周辺で見られる。日本海では新潟県以北、太平洋では宮城県以北に分布する。

生態:

その他:

2015年7月 りった
2020年7月@積丹 大友
2016年8月7日 りった
2021年5月 とみよしかっちょいいモヒカン
2021年4月29日 りった
2022年5月 深澤 転石中から採集した幼魚
2022年5月 深澤 カズナギ幼魚 (右) とあまり変わらない大きさ
2023年2月 深澤上の写真の幼魚の9か月後 7cmくらい?
2023年2月 深澤 8月ごろから見かけなかったが、葛登支水槽内で生き延びていた
2023年2月 深澤正面顔