チカ

Hypomesus japonicus (Brevoort, 1856)

レア度:たまに見られる

形態:流線型の体を持ち、よく泳ぎまわる。体の背面は普通褐色味を帯び、腹面は銀色。口は小さい。ワカサギ H. nipponensis とよく似るが、チカは背鰭の基部が腹鰭の基部よりわずかに前にあり、ワカサギは逆に腹鰭の基部の方が前にあることで識別できる。キュウリウオ Osmerus dentex は口が顕著に大きく、眼の後端くらいまでに達する。体長は20㎝程度まで成長し、寿命は4年ほど。

生息域:東北地方以北に分布する。

生態:ワカサギは氷上の穴釣りで有名なように淡水域に入るものがあるが、本種は一生を沿岸域で過ごす。

その他:食用になり、以前はワカサギと区別されずに流通していた。ワカサギ釣りは、函館周辺だと大沼か蓴菜沼 が鉄板。ワカサギ以外にもトゲウオの仲間もよく(外道として)釣れるため楽しい。

2015年7月 りった
2015年7月 りった
2015年10月@臼尻 大友