イタボヤ科の1種

Botryllidae sp.1

レア度:いつでも見られる

形態:ブルーベリーのような形をした個虫が平面的に集まり、群体を形成する。群体の大きさは3~5㎝程度。縁辺は扁平な薄いシート上で、細長い白斑が散在する。本科は科名そのまま”ボトリルス科”と呼ばれることもある。群体は摂餌を行う機能的な個虫の他、出芽した娘個虫と孫個虫の3世代が同居するという特徴を持つ。2属から成るが、卵巣と精巣の互いの配置で識別するため、生殖腺が未発達の場合は下位レベルの分類は困難である。

生息域:葛登支では転石の裏側でよく見られる。

生態:

その他:写真個体はイタボヤ Botrylloides violaceus にも見えるが、内部形態が未確認のため本科の1種とした。

2020年9月 大友
2020年9月 大友
2020年8月 青木
2020年11月2日 りった